北陸鉄道と炭鉱電車の旅(北陸鉄道廃線跡)
車庫線体験や除雪車撮影会が終わり、私の目的は達せられたが、この後ガイド付きで廃線巡りと市内散策が予定されている。
北陸鉄道は現在は鶴来が終点だが、かつては白山下まで線路が延びていた。私は1984年11月に白山下まで乗車したが、その翌月、橋梁老朽化により加賀一の宮・白山下間が休止となり、その後復旧することなく1987年に廃止扱いとなった。加速時に車内灯が減光してしまうとても心細い車両に乗車したのをよく覚えている。今回散策するのは2007年に廃止された鶴来・加賀一の宮間のうち鶴来駅に近い部分である。
まず駅から10分ほど歩き、農業用水にかかる橋梁跡に来た。白山からの伏流水を源流とし水量豊富な農業用水である。
廃線跡にはレールや架線柱がそのまま残っている。廃線跡に観光用のトロッコを走らせようとする動きもあったらしいが実現には至っていない。
さらに進み、中鶴来駅跡に来た。ホームの土台が今も残っている。病院に隣接しているから現役時代は地元の人に重宝されていたに違いない。
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