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JR九州スタンプラリー

2008年12月17日 (水)

JR九州スタンプラリー20 長崎

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佐世保駅のスタンプを捺し、佐世保バーガーを食べた後、島原鉄道に乗りに来た。この線は20年ほど前に乗りに来たが、先端部の島原外港~加津佐間が廃線の予定であるので、せっかく近くを通りかかったのでよってみた。諫早駅発13時54分の列車で、終点の加津佐まで向かう。車両は1両編成の黄色いディーゼルカーで、諫早発車時点では、座席がほぼいっぱいになる乗車率だ。
 
 吾妻駅から有明海沿いを行く。左手には諫早湾干拓事業の巨大な水門が見えている。島原駅前後で下車客が多く、車内は閑散としてきた。

雲仙普賢岳の火砕流で、線路が破壊された島原外港~深江間は線路が高架に切り替えられえいた。

 16時24分、終点加津佐着。諫早から2時間30分もかかった。加津佐駅は無人駅で写真のとおり、寒々としている。

 加津佐からはバスで諫早駅に戻り、長崎本線で長崎駅着19時23分。改札脇にあるスタンプを捺し、これで20駅完了。5日間に渡る鉄道の旅は終了した。改めてスタンプ帳を見ると、短い期間とはいえ、九州各地いろいろなところを回ってきたのだとの思いを新たにした。スタンプとあわせてJR化されてから乗っていなかった線も全て乗ることができ、これも自分としては意義あるものだった。

 翌日は、長崎市内の散策をしてみた。長崎市はご存知の通り、坂の町であるが、高齢者の移動を容易にする交通システムがあるのだ。ご覧のとおり、斜面に鉄柱が立ち、そこを電話ボックスのような物体がモノレールのように進んでいくのである。二人乗りだが、誰でも乗れるわけではなく、地元の一定の条件を満たした人しか乗れないようだ。したがって私は見るだけだ。

 この奇妙な乗り物を見物した後、めがね橋近くにあるレストラン「きっちんせいじ」にやってきた。長崎市電の先頭部をカットしたものが店の入り口になっている。店のドアも市電のドアを利用していた。ただし、これは手動で開ける仕組みになっていた。
  店内は鉄道関係の写真や模型などが飾られ、座席は市電のいすがそのまま使用され、網棚、つり革などもそのままだ。

 料理は、長崎名物トルコライスが食べられる。トルコライスとは、スパゲティ、ドライカレー、とんかつ、サラダなどが一つの皿に盛られ、大人のお子様ランチのような料理だ。私はこうしたご当地グルメの類が大好きだ。昨日の佐世保バーガーもそうだし、以前根室で食べたエスカロップや横手の焼きそばなど、鉄道の旅行を楽しくしてくれる。

 これで、JR九州スタンプラリーの巻は終了とします。

2008年12月16日 (火)

JR九州スタンプラリー20 中津、唐津、佐世保

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臼杵でスタンプを捺した後、次の目的地は中津になる。大分までは普通列車で向かい、大分からは特急ソニック48号に乗り、中津着19時00分。あたりは暗く、駅舎の様子はよく分からないが、ここは福沢諭吉の出生地として知られる。駅構内にも福沢先生の胸像が飾られている。スタンプの図柄も当然福沢諭吉だ。

 わずか35分の滞在で今夜の宿泊地佐賀に向かう。中津から博多まではソニック50号で約1時間半。20時58分博多着。わずか4分の待ち合わせで、かもめ47号に乗り換える。ところが到着が3分遅れたので、ホームを走って乗り換える。佐賀には40分ほどで到着。駅前のホテルに宿泊。
 
 翌日は朝6時36分の唐津線で唐津駅まで向かう。途中朝もやが結構激しい。唐津駅は筑肥線の電化に伴い、高架化された駅だが、もう電化から20年以上経つ。スタンプを捺すために改札を出ようとすると、駅長自らが改札に立ち、乗客に挨拶をしている。スタンプの図柄は地元のお祭りの「唐津くんち」。

 次の目的地は佐世保だ。唐津発8時24分の筑肥線の列車でまず伊万里まで向かう。伊万里着9時11分。この駅からは国鉄から民営化された松浦鉄道に乗る。伊万里駅はJRと松浦鉄道の駅が道路を隔てて離れている。おそらく国鉄時代は同じ位置にあったと思われる。松浦鉄道の駅は新しく建て直されていた。

 伊万里発9時44分の松浦鉄道の列車で有田まで向かう。1両編成のレールバスだ。有田着10時10分。ここでJRに乗換、早岐着10時39分。佐世保はあと13分ほど。米兵らしい男の人も乗っていて、基地の町佐世保へ向かう列車らしい。

 佐世保駅の手前では「ジャパネットたかた」の本社とおぼしき建物があった。この会社は佐世保発祥の会社なのだ。

 佐世保着10時54分。久しぶりに来た佐世保駅はすっかり建て替えられていて、3面6線のりっぱな高架駅に生まれ変わっていた。この駅のスタンプは佐世保バーガーだ。佐世保は日本のハンバーガー発祥の地なのだ。

 ちょうどお昼時なので私も佐世保バーガーを食べに行く。駅から15分くらい歩いた「Big Man」という店に向かう。この店が発祥の地らしい。事前にインターネットで調べておいた。ハンバーガーは、レタスや目玉焼き、ベーコンなどもたっぷり入っていて、大きな紙でくるまれて出てきた。まわりの紙から取り出して食べると、ハンバーガーが崩れ落ちそうになるので、モスバーガーを食べるような要領で、袋から少しだけ出しながら食べる。1個でおなかがいっぱいになる大型ハンバーガーだった。

2008年12月15日 (月)

JR九州スタンプラリー20 臼杵

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昨日、鹿児島中央駅近くのホテルに宿泊した私の今日の第一の目的地は、日南線の志布志である。日南線はスタンプラリーとは直接関係ないが、今までも述べてきたとおり、今回JR九州の全線完乗も達成するつもりなので、志布志に向かうわけである。
 
 鹿児島中央駅前のバスターミナルから、まず鴨池港に向かう。朝7時30分頃、駅前のターミナルに来たが、この駅前のバスターミナルの賑わいに頼もしさを感じた。ひっきりなしにバスがやってきて、どのバスも結構込んでいる。駅前の市電も同様だ。同じ県庁所在地で、今(2007年2月現在)私が住んでいる前橋市は、自動車大国でこれほどのバスの活躍を見ることはない。昨日の指宿枕崎線も込んでいたが、この地では公共交通機関を大事にしようという住民の意識が息づいているのかもしれない。

 私が乗り込んだバスも座席は全部埋まり、立っている人も多い。皆、ICカード式のバスカードを利用している。これも関東地方では見ることがない(同じく2月現在)。県庁前を通り、千葉ロッテマリーンズがキャンプを張っているホテルの前を通り、8時20分鴨池港に着いた。ここから、大隈半島の垂水港までフェリーが出ている。

 8時50分出航。今日もよく晴れていて、左手には桜島がよく見える。波もなく、快適な航海で9時25分、垂水港着。ここから、志布志まではバスにのる。かつては、国鉄の大隈線という線があり、日豊本線の国分からここ垂水を経由して志布志までを結んでいたが、昭和62年に廃止されたのである。

 志布志行きのバスは、フェリーの乗り場前に既に停まっていた。運営の主体は先ほどのフェリーと同じ大隈交通ネットワークという会社。したがって、先ほどのフェリー乗り場でも通しのきっぷを売っていた。バスは路線バスにもかかわらず、観光バスのような片側2人がけのシートだった。フェリーからの乗り継ぎ客が大半で、ビジネス風の人が多い。

 定刻9時40分出発。バスはしばらく錦江湾に沿って走るが、古江から内陸に入る。急な斜面を登り、錦江湾のきれいな眺めに別れを告げる。ところで、このバスは国鉄の大隈線が廃止されたことにより、運行を開始した代行バスであり、基本的に沿線の利用者はそれほど多くないはずであるが、どのバス停でもほとんど必ず乗り降りがある。地元に根付いているということでは非常に喜ばしいことなのだが、乗り降りする人はお年寄りが大半で、皆乗降に非常に時間がかかっていて、時刻が遅れがちである。インターネットで調べてきたバス停の通過時刻と比べて10分前後遅れている。志布志での乗り継ぎ時間は18分あるのだが、バス停と駅は3分くらい離れており、心配だ。志布志発の列車を1本遅らすと、次の列車は2時間も後になり、その後の予定が目茶目茶になってしまうのだ。
途中の鹿屋のバス停では7分ほど時間調整するので、なんとか取り戻せるかと思っていたら、乗客の一人が他の乗客の忘れ物を運転士に届けたりしたので、運転士が営業所にそれをもって行き、結局ここでも10分遅れで出発した。

 この先のバス停でも、ほとんどのバス停で老人たちの乗り降りがあり、しかも出入り口が前に1箇所しかないから、降りる人が降りてから、乗る人が乗るのでますます時間がかかる。両替に手間取ったり、運転士に難しい質問をする人などもいて、遅れはますます広がっていく。お年寄りの乗り降りを手伝ってあげたい気持ちになってきた。地図とバスの時刻表をいらいらしながら眺めていたが、結局志布志のバス停には11時42分に着いた。12分遅れだ。志布志駅まで小走りに進み、志布志線の発車5分前に駅に着いた。ほっと胸をなでおろす。

 11時50分発の列車で、南宮崎に向かう。2両編成の列車は、ほとんどがらがらで出発。広島東洋カープがキャンプをしている油津を過ぎ、城下町で有名な飫肥を通り、鬼の洗濯板と呼ばれる海岸を右手に見て、14時12分南宮崎着。

 昼食をまだとっていなかったので、この駅で「しいたけ弁当」という駅弁を購入。14時27分発のにちりんシーガイア18号に乗る。かつてはつばめタイプの車両で運転されていたが、今はハイパーサルーンで冷遇されている。
 
 駅弁を食べながら、日豊本線を北上する。しいたけ弁当といっても、しいたけメインの弁当ではなく、とりそぼろ弁当にしいたけが4切れほどのっている弁当だ。

 延岡着15時31分。ここでかなりの下車客があり、乗車率は25%ほどになる。ここから佐伯までの区間は宗太郎越えという大分県との県境を越える山深い地域を行く。九州の線区の中でも私がもっとも好きな区間だ。最近の特急は、10分か15分も走るとすぐ停車して、乗っていてもなんとなく落ち着かないのだが、この区間は1時間も無停車で走るので特急らしくこれまた良い。

 スタンプラリーの駅臼杵には17時02分着。これが今日最初のスタンプの駅で、随分遅い時間になった。臼杵は石仏で知られ、駅前にもそのミニチュア版がある。スタンプも石仏そのものだった。

2008年12月14日 (日)

JR九州スタンプラリー20 指宿、新水俣

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いさぶろう・しんぺいに乗り終えたあと、人吉始発13時05分発の九州横断特急で八代に向かう。この九州横断特急にも、スタンプラリー用のスタンプが設置されているが、昨日、熊本駅に停車中に既に押印しているので今日は捺さない。この列車は、日本三大急流のひとつ球磨川に沿って走るが、車窓から見る限りは特に急流とも感じられない。先ほど日本三大車窓を眺めたから、今日は三大づいている。

 新八代着14時11分。この駅は、九州新幹線と在来線の乗換駅で、特急「リレーつばめ号」は新幹線ホームの隣に横付けされるが、その他の列車は離れているホームに到着する。乗換時間が4分しかないので走って乗り換える。

 九州新幹線は、現在末端部の新八代~鹿児島中央間の運行で、早く全線完成を期待する。そのときには新大阪から直通列車が走るようだ。車内は木目調の日本風で、JR九州らしい。車内アナウンス時にかかるメロディーは、向谷実氏の作曲だ。本来、次のスタンプは、地理的順序に従って新水俣なのだが、その次の指宿枕崎線の列車ダイヤの関係もあり、新水俣はパスする。JR九州のフリーきっぷを持っているので、どう乗っても料金は変わらない。

 15時02分鹿児島中央駅着。次の指宿枕崎線は、15時37分なので少し時間がある。駅に近いホテルを予約しているので、先にチェックインして荷物を置いて身軽になった。

 指宿枕崎線の列車は、受験帰りらしい中学生などで混雑していた。宮脇俊三さんも「最長片道きっぷの旅」で最も混雑していた列車が指宿枕崎線の列車だったと書いていたが、偶然の一致だが私の今回の旅行でもこの列車が一番混んでいた。

 列車は錦江湾に沿って走る。このあたりは、台風の直撃を受けることが多いのか、沿線に屋根付きのお墓がよく見られる。こういうものは今まで見たことがない。ご先祖さまを守ろうとする信仰が強い地域かもしれない。また最近見かけないものをこの車中で見かけた。最近の高校生は、普通スポーツバッグやリュックサックで通学しているが、この地域の女子高校生は昔ながらの皮の学生かばんを使っている。こういうかばんを見るのは何年ぶりだろう。

 指宿着16時47分。この駅で列車は9分停車する。この間にスタンプが押印できる。列車を乗り換えないでスタンプを捺せるのはありがたい。図柄は砂風呂。

 次のスタンプは新水俣なのだが、JR九州の全線完乗も目指しているので、枕崎まで行く。次の山川で4分の乗り継ぎで、枕崎行きに乗り換える。JRで最南端の駅西大山をすぎると、開聞岳が左手の車窓を占領する。
 終点枕崎には、18時09分着。この駅に来るのは25年ぶりだ。当時は鹿児島交通の枕崎駅を借用していたが、その鹿児島交通も私が乗った直後台風の直撃を受けてそのまま廃線になってしまった。25年ぶりも枕崎駅ではあるが、当時と駅の場所が移転してしまい、駅前広場が工事中で、大きなスーパーマーケットなどもできていて当時の面影はない。

 8分の折り返しで鹿児島中央駅に戻る。山川で乗換、鹿児島中央駅には20時48分着。21時17分発のつばめ70号で新水俣着21時50分。図柄はクマエビ漁のうたせ船。22時02分発のつばめ63号で22時34分鹿児島中央駅に戻る。

2008年12月13日 (土)

JR九州スタンプラリー20 いさぶろう・しんぺい

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JR九州の観光列車「はやとの風」は吉松駅で終点になる。次のスタンプの目標は同じく観光列車の「いさぶろう・しんぺい」だ。ここ吉松駅から人吉駅まで運行されている。下り列車は「いさぶろう」で、上り列車が「しんぺい」を名乗る。上り、下りで列車の愛称が異なる珍しい例だ。「いさぶろう・しんぺい」とは明治42年にこの肥薩線が開業した当時の通信大臣だった山県伊三郎と鉄道院総裁の後藤新平にちなんで名づけられている。実在した人物が列車名になるのも非常に珍しい。アメリカの空母に「ジョージ・ワシントン」や「ロナルド・レーガン」というのがあるが、列車では珍しい。

 吉松11時40分、定刻に発車。ワインレッドのおしゃれな車体。車両は2両編成で木目調の落ち着いた車内。ボックス席主体で、座席は基本的に全車指定であるが、地元の人の便宜のために7席だけ自由席が設けられている。そう、この列車は特急ではなく、普通列車として運行されているのだ。それでも観光列車であるので、女性の乗務員も乗務しており、見どころでいろいろなアナウンスをしてくれる。東京では考えられないサービスの列車だ。

 今日はよく晴れているのだが、2月としては湿度が高いようで、視界は意外ときかないが、それでも遠く山々が連なる車窓は心が和む。ちょうどお昼時なので、皆お弁当を開き、車窓を眺めている。私も今朝隼人での乗換待ちの時、駅近くのコンビニで買ったお弁当を開きながら、ビールも飲む。鉄道旅行の魅力の一つは、昼からお酒が飲めることだ。車の旅ではこうはいかない。

 最初の停車駅は、真幸(まさき)。この列車は各駅で数分止まり、その間乗客は写真を撮ったり、ホームを散策できるようになっている。私もさっそく降りてみる。ホームには観光地でよく見かける「幸福の鐘」なるものがあり、鳴らすと幸せになると言われているとのこと。私は、いい年をしてみっともないので、周りで写真だけ撮っていたら、女性乗務員が近づいてきて、「写真をお撮りしますよ」と声をかけられる。仕方なく、鐘を鳴らしている写真を撮ってもらった(その画像は省略)。またこの駅では、地元の婦人会の人が、農産物など地場のみやげ物をホーム上で売っていた。それから駅構内の石が、龍安寺の石庭のように掃き清められているなど、いろいろ特徴が多い。真幸駅を出発すると、スイッチバックがあり、高度を稼いで行く。地元の婦人会の人が列車にむかって手を振ってくれる。

 次の矢岳では駅構内の人吉市SL展示館を見学できるよう時間が設けられている。ここでも先ほどの乗務員が近づいてきて、写真を撮ってくれる。私のように一人で全国を旅行していると、自分の写った写真はほとんどないのだが、今回は例外になりそうだ。

 矢岳駅を発車すると、この線のハイライト、ループ線に入る。このループ線から人吉盆地を見下ろす車窓が、日本3大車窓の一つだ。今日は先ほども述べたが、晴れてはいるが湿度が高く、意外と視界はきかないが、それでも雄大な景色が眺められる。線路脇にはループ線の表示もあり、これから到着する大畑駅付近の線路も下に見えている。
 
 次の大畑駅は無人駅ではあるが、駅舎内には全国からの旅行者が貼っていった名刺が壁一面を埋め尽くしている。乗務員のアナウンスではこの駅に名刺を貼ると「出世すると言われている」とのこと。私も自分の名刺を貼ってきた。



 

2008年12月12日 (金)

JR九州スタンプラリー20 日向市、霧島神宮、はやとの風

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   二日市駅を後にして、博多駅と向かう。博多からは夜行の宮崎空港行き「ドリームにちりん」で一夜を明かす。かつて、九州島内の夜行列車は、門司港駅を始発とし、鹿児島本線周りの西鹿児島行き急行「かいもん」、日豊本線周りの西鹿児島行き急行「日南」、早岐経由長崎行き普通列車「ながさき」の3本があったが、今はこの「ドリームにちりん」のみだ。かつての列車は、寝台車も連結していたのだが、いまはハイパーサルーン型の特急座席車という味気ない編成。

 22時51分定刻発車。今日は日曜日ということもあって客は少なく、博多発車時点で乗車率は、30%程度か。

 小倉で進行方向が変わるので、座席を反転させる。小倉では結構乗車があり、50%程度に改善。ただし、行橋、中津とたちまち下車してゆき、結局20%程度の乗車率になる。

 日付が変わって大分駅1時34分着。ここで3時30分まで停車する。1時間56分も停車する。おそらく日本の鉄道の中で最長停車時間の列車だろう。列車の性能がアップしたが、夜行列車の場合目的地にあまりはやく着きすぎても困るので時間調整しているわけだ。

 日向市着5時41分。今日最初のスタンプは、この駅から始まる。日向市駅は真新しい高架駅に生まれ変わっていた。完成は2ヶ月ほど前の2006年12月だ。ただし、2月の6時前のこと、まだ夜も明けておらず、駅舎もよく見えないのは残念だ。スタンプは改札の係員に申し出て出してもらう形態。図柄は、地元の「ひょっとこ祭り」にちなんだユーモラスなもの。

 次の目的地は、霧島神宮駅。日向市駅発6時04分発の普通列車で宮崎駅に向かう。この駅はしばらく前から高架駅になっている。宮崎駅で駅構内のベーカリーショップで朝食にサンドイッチを仕入れる。

 7時29分発「きりしま3号」鹿児島中央行きに乗車。乗車率は自由席で50%程度。出張に出かけるビジネスマン風の人が多い。霧島神宮着8時46分。霧島神宮駅は、その名の通り、霧島神宮への玄関口であるが、駅舎も神宮を模しているのか、柱、梁が赤く塗られ、入り口が鳥居になっていた。スタンプの図柄も当然霧島神宮だ。

 霧島神宮駅9時02分発の普通列車で隼人に向かう。隼人からは特急「はやとの風」に乗りかえる。この列車は、JR九州の観光列車で、2両編成のディーゼルカーで黒い車体が自慢だ。内部は木目調で、明るい印象を与えている。スタンプはこの車内のカウンターに設置されている。図柄は、桜島をバックに走るこの列車だ。車内アナウンスは、女性のアテンダントが担当。

 この列車は、肥薩線の吉松まで行くが、この線の途中駅、嘉例川(かれいがわ)は、明治36年の開業当時の駅舎が今も現役で、日本最古参の駅として知られる。

2008年12月11日 (木)

JR九州スタンプラリー20 九州横断特急、三角駅、二日市駅

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6.九州横断特急、三角駅、二日市駅
 熊本駅では、17時34分に到着する九州横断特急8号のデッキに設置してあるスタンプを狙う。熊本駅の停車時間が2分あるので、わざわざ乗車しなくてもスタンプを捺すことができるだろう。定刻に2両編成で到着。先頭車両の運転席脇に設置してあり、難なくゲット。それにしても九州横断特急というネーミングは普通名詞のようで親しみがもてない。確かに人吉から別府まで九州を横断するように走るから、その名の通りなのだが、もっと気の利いた名前が付けられないのか。

 次の目的地は、三角線の終点三角駅だ。かつての豊肥本線を走っていた急行「火の山」は、三角駅まで直通で乗り入れていた。今は豊肥本線から三角線へ乗り入れる列車はない。熊本駅18時02分の普通列車で三角に向かう。すでに日が暮れており、窓外はよく見えない。18時50分終点三角着。折り返し時間が5分しかないので、スタンプを捺せるか不安だったが、改札係員に申し出ると奥から持ってきてくれた。図柄は天草五橋。

 熊本駅に戻り、20時24分のリレーつばめ62号で二日市駅に向かう。二日市駅着21時37分。この駅は、駅自体は都市近郊のどこにでもある普通の駅なのだが、実は、ノーベル平和賞を受賞した佐藤栄作元内閣総理大臣が、若かりし頃駅長を勤めていた駅なのだ。佐藤元首相は、戦前の鉄道省のキャリア官僚で、現場修行の一環で25歳のときこの駅の駅長を4ヶ月ほど務めていた。その後、佐藤氏は運輸事務次官まで上り詰め、政界へ転身したのだ。駅構内には、記念碑もある。
 

2008年12月10日 (水)

JR九州スタンプラリー20 あそ1962、阿蘇駅

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5.あそ1962、阿蘇駅

 由布院駅でスタンプを捺したあと、11時41分発の列車でまず大分に向かう。2両編成の真っ赤なディーゼルカーでワンマン運転だ。由布院を発車したときはがら空きだったが、駅ごとに乗客が乗り込んできて、大分に着くころにはかなり込んできた、と言っても50%程度の乗車率。

 大分では豊肥本線の豊後竹田行きに乗換、これまた2両編成のワンマンディーゼルカーだった。大分駅で駅弁「ふるさと弁当 大分づくし」を購入、車中で食す。大分県の名産を少しづつ盛り込んだ弁当で、鶏肉のから揚げ、しいたけ、玉子焼きなどに、小ぶりなおにぎりが3つ。竹篭に入っており、見た目もきれいだ。

 豊後竹田駅では宮地行きに乗換。今度は1両編成のワンマンディーゼルカーで客は私を含めて6人しかいない。ホームには「荒城の月」の音楽がかかっている。

 九州の駅で最も標高が高い波野駅を過ぎると、長いトンネルに入り、それを抜けると阿蘇の雄大な景色が眼下に広がる。15時28分宮地着。

 次のスタンプは観光列車「あそ1962」だ。これは豊肥本線の熊本駅と宮地駅とを結ぶ列車で、おととしまではSLで運行されていたのだが、機関車に欠陥がみつかり、昨年からディーゼルカーをリニューアルして運行している。なぜ1962なのかというと、車両が1962年製造だからなのである。私と同じ年なので、親近感がわく。私が生まれた頃から走りづめで、今も現役とは頭が下がる思いだ。

 車両は黒塗りの2両編成で、非常にシックな趣き。内部は3分の1ほどのスペースがカウンター風の設備で、残りがボックスシートの座席。茶系統の装飾でウッディ感覚あふれる車内だ。カウンタースペースには自転車も持ち込んで固定できる設備もある。阿蘇の自然を自転車で満喫して、行き帰りにこの列車を利用してもらおうという魂胆らしいが、本日はそのような客はおらず、まったくのフリースペースとなっていた。

 スタンプはそのカウンターの一角にある。スタンプの図柄は、この列車そのものだった。カウンターにはこの列車の案内パンフレットもおいてあったので記念にもらってきた。発車前にスタンプを済ませ、定刻15時37分発車。約6分で阿蘇だ。この駅では列車行き違いで9分止まる。この時間を利用して、この駅のスタンプを捺す。私と同じようなねらいの客が3人ほどいた。スタンプの図柄は阿蘇山と阿蘇の高原風景だ。ついでに駅舎も眺める。駅名をローマ字表記した看板が正面にあり、三角屋根のコンパクトな駅舎だ。

 左手に阿蘇山を眺めながら、カルデラの中を行く。途中駅立野では、駅進入前にスイッチバックがあり、逆行しながらホームに入る。

 2両編成の短い列車であるが、車掌のほかに客室乗務員も乗っていて、車内販売も行なっている。車内は暖房が効きすぎるほど効いているので、アイスもなかを購入。終点熊本には17時21分定刻着。

2008年12月 9日 (火)

JR九州スタンプラリー20 ゆふいんの森1号、由布院駅

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2007年2月4日、日曜日。ホテルの無料朝食をいただく。オレンジジュース、バターロール、コーヒーなどが食べ放題。私の鉄道旅行は、朝早く出発することが多く、せっかく無料の朝食がセットされているホテルに泊まりながら、その恩恵によくせないことも多いのだが、このホテルは6時30分から食べられるようになっているのでありがたい。

  7時10分、博多駅の有人改札口で、今日から通用開始の「九州特急フリーきっぷ」に改札スタンプを捺してもらう。今日の最初の目的は、まずゆふいんの森1号車内に設置されているスタンプだ。しかし、この列車に始発駅からは乗らない。先述のように今回全スタンプ押印とあわせて、JR九州の未乗線区にも乗ろうと思っているので、まず日田彦山線の豊前川崎~夜明間に乗るのだ。

 博多駅7時30分発の篠栗線でまず新飯塚まで行く。篠栗線は博多駅の新幹線ホームに接するように設置されている9番線から発車する。ホームの放送は自動化されており、私が乗る列車は、ホーム右手側の2両が終点直方まで、左手2両が途中飯塚まで行くと放送している。

 7時24分、定刻に入線してきた。車両は815系で、ステンレス車体、3ドアの転換クロスシートで木製の座席に、体が接する部分だけ黒いクッションが貼られている。

 7時30分発車。日曜の朝にしては乗客が多く、各クロスシートにはひとりかふたりは座っている。次の吉塚から鹿児島本線から分かれる。この篠栗線は以前は非電化でディーゼルカーが走っていたが、電化後ホームのかさ上げが行なわれた。停車駅でホームを見てもその様子が分かる。しかし線路の枕木は木のままで、コンクリート化されていない。

 原町(はるまち)発7時39分。九州では「原」の字を、「はる」と読むことが多い。この原町駅もそうだし、鹿児島本線と筑豊本線の乗換駅原田もそうだ。最近、宮崎県知事になった東国原知事も「原」の字を「はる」と読む。

 篠栗から山の気配になってくる。車窓はローカル線の雰囲気だが、この列車は電車なのでかなりのスピードで突っ走っていく。城戸南蔵院前を過ぎると長いトンネルに入る。篠栗トンネルだ。トンネルを抜けると、九郎原(くろうばる)でこの駅の「原」の字も「はる」だ。

 桂川で筑豊本線に合流。8時20分定刻に新飯塚着。ここで後藤寺線に乗り換え。降りたホームの反対側に後藤寺線の車両が停まっている。1両編成のステンレス車両で、2+1の転換クロスシートでワンマン車両だ。

 8時25分定刻に発車。窓枠の建て付けが悪く、スピードが上がるにつれてガタガタとうるさい。船尾駅の隣接する大きなセメント工場を眺めたりしながら終点田川後藤寺8時46分着。ここで日田彦山線に乗換。

 田川後藤寺発9時18分の列車に乗る。2両編成のディーゼルカーで色は白にブルーのラインが入っているが、国鉄時代から使われている旧式のものだ。二駅目の豊前川崎から夜明までが未乗区間になる。車内はハイカーが多く、彦山駅で下車していって車内は閑散として来た。線路脇にすこしづつ雪が増えてきたなと思うと長いトンネルに入る。釈迦岳の下を抜けるトンネルだ。

 右から久大本線が合流してくると夜明駅着。ゆふいんの森号にはここから二駅先の日田から乗る。日田着10時28分。

 これから乗るゆふいんの森1号は日田駅発10時35分ですぐくる。ホームではすでに20名ほどの客が待っている。終点の由布院まで50分ほどであるが結構乗客が多い。温泉帰りのにぎやかなおばさんの団体が大半である。

 車体をゆっくり揺すりながら、メタリックグリーンの車両がやってきた。4両編成で私の車両は前から2両目、にぎやかなおば様たちも同じ車両だった。自分たちの座席を確認するのに、指定券と座席番号を大声で何度も確認している。

 ゆふいんの森1号は、木目調の車内に、ハットトラック式の荷物棚、フローリングの床というおしゃれな車両で、JR九州の人気列車だ。2月の閑散期にもかかわらず乗車率は70%くらいだ。

 発車してさっそくスタンプを捺しに行く。スタンプの設置されている車両は、私が乗っている車両の後ろの3号車だ。3号車には今では珍しいビュッフェがある車両だ。ビュッフェには3人ほどの客がいて、生ビールを傾け、談笑している。そのビュッフェのカウンターの端にスタンプは設置されていた。ゆれる車内でスペースで狭く、捺しにくいが狙いを定め、慎重に捺す。図柄は、由布岳を背景にしたゆふいんの森号だった。これで3つ目ゲット。

 ハイデッカー車両でゆれが大きいなか、通路を戻り、座席に帰る。このゆふいんの森号は観光列車で、車窓から見える名所で徐行して景色をゆっくり眺めさせてくれる。杉河内駅の先の慈恩の滝もそのひとつで、徐行して滝をゆっくり眺めさせてくれた。アナウンスも女性の客室乗務員が行なう。快適な車内で、50分の乗車時間はあっという間にすぎ、11時26分由布院着。

 4つ目のスタンプはこの由布院駅にある。スタンプはきっぷ売り場に置いてあった。窓口氏に申し出てスタンプを貸してもらい押印。図柄は辻馬車だった。この駅舎は黒板塀に高い吹き抜けがあり、ゆふいんの森号ともども人気がある。

2008年12月 8日 (月)

JR九州スタンプラリー20 西戸崎駅

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3.西戸崎
 下関駅前の大丸百貨店で寿司の昼食。醤油が関東地方と違い濃かった。

 次の目的地は西戸崎。下関駅発13時11分発の行橋行きに乗る。ふたたび関門海峡をくぐり、門司着13時18分。ここで13時32分発筑豊本線経由の博多行きに乗り換える。この列車は折尾駅の手前で鹿児島本線から筑豊本線に移る短絡線を走る。この短絡線は折尾駅前を通るのだが、国鉄時代には駅がなく、JRになってから駅が設けられるようになった。この短絡線上の駅も折尾駅で、一度この駅で下車してみたかったのである。

 折尾着14時04分。ホームは屋根もない簡単なコンクリート式の相対式で跨線橋もない。下り列車から降りた客は前よりに進み、構内の踏み切りをわたって駅舎に向かうようになっている。この駅舎は短絡線専用であるが、駅員もいて、鉄筋コンクリート造2階建てのりっぱなものだった。従来からの折尾駅はここから徒歩1分ほどの離れた場所にある。こちらの折尾駅は、大正5年築の木造2階建ての駅舎でうすいピンク色をして、ちょっとおしゃれだ。門司港駅を簡素にしたような駅である。

 ここから14時15分発の列車で赤間着14時32分。この列車はこの駅から快速になるのだが、次の乗換駅香椎にはやく着きすぎるので、赤間始発14時38分の各駅停車に乗り換え。香椎着15時03分。

 香椎発15時20分の西戸崎行き2両編成のディーゼルカーにのる。この線の沿線は博多への通勤圏になっているので、海の中道駅周辺などには大きなマンションがいくつも建っていた。西戸崎15時42分。スタンプは改札口をでてすぐ右手の小さな台の上にあった。図柄は、この駅の先にある志賀島で出土した金印だった。スタンプ自体は、金ではなく門司港と同様シャチハタだった(あたりまえ)。同じ列車で降りたらしい中年の夫婦もスタンプを捺していた。駅舎はあたらしく建て直されたようで、コンクリートの打ちっぱなしのこざっぱりした平屋建で、改札口の上あたりに半円形のドームがあって明かり採りになっていた。

 きょうのスケジュールはこれで終了。博多駅近くに泊まるので、このまま香椎線で博多に戻ってもよいのだが、この駅の近くから博多湾を横断する船があるのでそれに乗ってみることにしていた。この船は福岡市営の渡船で、志賀島発で大岳、西戸崎を経由して博多港へ向かう。乗り場は駅から徒歩3分のほどのところにある。次の出航は16時18分で少し時間があるが、外の風が強く寒いので待合室で過ごす。待っていると先ほど西戸崎駅で見かけた中年の夫婦もやってきた。同じことを考えるものである。

 時間になると、白い船体にブルーの太いラインが入った2階建てのスマートな船がやってきた。以前富山湾でのった渡船はずんぐりしていたがここのは違う。船内も、中央にサロン風のソファーコーナーがあり、両サイドが普通の座席だった。せっかくだからソファーに座ってみた。座席が少し高くなっていて見晴らしがよくなっていた。客は少なく、全部で20人弱か。約15分で博多港着。ここからバスで博多駅に向かう。

 今夜の宿泊地は、楽天トラベルで予約した博多駅前エスビーホテルで、駅からは徒歩3分ほど。前にも泊まったことがある。料金は税込み5565円とリーズナブル。朝食もつく。

 夜は博多駅地下のラーメン屋でとんこつラーメンとした。今日はわずか2つしかスタンプがゲットできなかったが、明日からは九州特急フリーきっぷを使い、縦横に乗りまくるつもりである。ホテルに戻り、早めの就寝。