2025年5月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

『ミスターKの乗り鉄日記』の過去の記事はここから調べられます

無料ブログはココログ

怪しい鉄道

2025年4月12日 (土)

北陸鉄道と炭鉱電車の旅(ステーションゼロ)

中島信号場を体験して、各駅に停車しながら大牟田駅に到着した。大牟田は炭鉱の町で、かつては市内と三池港を結ぶ三井三池炭鉱の専用鉄道が運行されていた。しかし炭鉱の閉山に伴い廃止され、一部残っていた三井化学の専用鉄道も2020年5月には廃止となった。しかし炭鉱鉄道の車両を残す取り組みも行われ、今日はそういった車両を見て回る予定である。炭鉱鉄道は電気機関車で運行されていたが、当地では電気機関車のことを炭鉱電車と親しみを込めて呼んでいた。それと3月31日までの予定で炭鉱電車スタンプラリーが開催されていて、4か所でスタンプを押すと缶バッジがもらえるのでそれも楽しんできたい。

まずは大牟田駅にある観光案内所でスタンプ用紙を手に入れ、ここで一つ目のスタンプを押す。その後西鉄大牟田駅でレンタサイクルを借りる。レンタサイクルは意外と人気で、私が借りたのが最後の1台だった。これが借りられないと今日のスケジュールが成り立たないから助かった。

まず向かったのは動態保存している炭鉱電車に乗れるステーションゼロである。ここは地元の運送業者白石ホールディングスが昨年オープンした施設で、炭鉱電車の保存や資料展示に取り組んでいる。

大牟田駅から約15分、11時少し前にステーションゼロに到着した。この日は3月だというのに夏日に達する暑さで上着を脱いで自転車を走らせた。大牟田の街は車道も広いが歩道も広く、歩道を自転車で走っても全く問題なかった。受付を済ませ、入場料金500円と炭鉱電車の料金500円を支払う。受付でスタンプラリーのスタンプも押しておく。

34_20250329135401

受付を済ませるとちょうど試運転を行なっている時間帯だった。踏切もあり本格的である。架線が張られておらず後部に連結されたディーゼルカーで走行する仕組みである。

36_20250329135401

炭鉱電車に乗った誘導員の手旗信号でディーゼルカーを進行させる。

37_20250329135401

炭鉱電車の乗車は11時から始まる。私がこの日いちばん最初の乗客となった。

38_20250329135401 

乗客は炭鉱電車の運転席に乗せてもらえ、発車するときには床下のペダルを踏んで汽笛を鳴らすよう指示され、汽笛とともにスタートした。走行する距離は20メートル程度だが、それでも普段乗れない鉄道に乗ったことになるので私としては大満足である。1回の料金で2往復してくれた。私の乗車が終わると相次いで2組の家族が乗車した。

39_20250329135401 

炭鉱電車は2両あり、もう1両は静態保存で動かないが車両内部は見学できるようになっていた。このような歴史的価値のある車両を1民間企業が保有し、一般に公開してくれているのは非常にありがたい話だ。

2025年1月13日 (月)

よみうりランド「わんぱく鉄道オリヴァー」

11_20250112120801 

よみうりランドにある遊覧鉄道「わんぱく鉄道オリヴァー」に乗りました。遊園地の鉄道は私の乗りつぶしの対象ではないのですが、乗り鉄仲間のIさんから1月13日で廃止になると教えられ、せっかくなので乗ってきました。

13_20250112120901 

蒸気機関車風の車両を先頭に客車が4両ほどつながっています。

12_20250112120901 

線路はクネクネと曲がっています。1周はおそらく200mあるかないかで、ゆっくり走って3分ほどの乗車です。

14_20250112120901 

同じく園内にある大観覧車も1月13日で廃止になるのであわせて乗りました。園内が一望できます。左が古い観覧車、右が新しい観覧車です。新しい観覧車ができたので老兵はお役御免というところでしょう。

2024年9月17日 (火)

関西貨物線ツアー(一円電車)

姫路駅前でレンタカーを借りて、今日最初の目的地一円電車に乗れる明延まで向かう。明延鉱山ではかつて鉱石輸送の貨物列車が運行されていたが、それと合わせて旅客運行が非公式に行われていた。その際乗車料金を1円徴収したのでその名前がある。その一円電車の運行も1985年で終了した。しかしその一円電車を懐かしむ人は多く、地元の明延しぜん学校などの手により復活運転が行われるようになった。私も2013年に乗りに来た。その時の記事はコチラ。その当時は半円形の線路を往復運転していたのだが、その後線路を延長し環状運転を始めたので再び乗りに来ることにしたのだ。

5_20240814080701

姫路駅から約2時間、渋滞もなく明延の町に到着。一円電車運行中ののぼりも立っている。受付で料金300円を払う。どちらから来ましたかと話しかけられる。前にも来たが環状になったのでまた来たというとたいへん感謝された。

2_20240814080701

車両は前と同じで、くろがね号と表示されている。頭を低くして車内に乗り込む。中で立つことはできない低さだ。発車時にガツーンと衝撃が来て、それからゴロゴロと進む。

3_20240814080701

芝生の広場の外周をゆっくり進む。歩きより少し速い程度だ。1周は200mくらいだろうか。半時計周りに周回する。台車は2軸のボギー台車なので本格的だ。1回の乗車で2周してくれるのはうれしい。

4_20240814080701

乗車を終えて円形軌道の中に入る。芝生がよく手入れされている。途中には立山砂防軌道の車両も留置されていた。

6_20240814080701

乗車は何回乗っても1日300円なのでもう一度乗ってみた。冷房はないが窓から入る風が心地よい。今回も2周したので合計4周し大満足だった。乗車希望者の客足は絶えない。こんな山奥のイベントなのに盛況だ。

7_20240814080701

子ども用の手回し式トロッコも設置されていた。

8_20240814080701

一円電車の乗り場の向かいの明延振興館には電気機関車としろがね号が展示さていた。

2024年6月15日 (土)

明智平ロープウェイ

Img_0721

中禅寺湖近くの明智平ロープウェイに乗ってきました。運行開始から90年も経つ歴史があるロープウェイです。東武グループの運行なのでスペーシアXの塗装になっています。

Img_0699

明智平と山上駅を結ぶ3線交走式のロープウェイで、距離0.3km、高低差86m、所要時間3分です。

Img_0704

山頂駅に到着すると展望台があり、中禅寺湖と華厳の滝が見えます。今年は中禅寺湖の水位が低く、滝の見ごたえは今ひとつでしたが、それでも雄大な眺めが展開しています。

Img_0687

明智平駅の近くに東武日光鋼索鉄道線(ケーブルカー)の駅跡がありました。明智平と麓の馬返駅を結んでいたケーブルカーでしたが、いろは坂が上り下り別ルートになり車での利便性が向上したことなどにより1970年に廃止されました。距離1.2km、高低差420m、361‰の急勾配でした。

2024年6月13日 (木)

界鬼怒川スロープカー

Img_0658

栃木県の鬼怒川温泉に行ってきました。泊まったのは星野リゾートの界鬼怒川というホテルです。ホテルのエントランスからフロントまで急坂なのでスロープカーが設置されていて宿泊者が無料で乗れます。

Img_0775

乗車時間が短いので座席はありません。詰めて乗れば6人くらいは乗車可能です。

Img_0661

ホテルの担当者は同乗せず、自分でボタンを押すと自動で運転が始まります。スピードは極めてゆっくりで歩きより遅い感じです。

Img_0663

線路脇には作業用の通路が設置されています。地形に応じて勾配が変わり、水平区間もあります。

Img_0760

木立の中をゆっくりと上って行きます。

Img_0759

最後はかなりの急勾配になりましたが、それをものともせず力強く上って行きます。

Img_0785

所要時間は2分ほどでフロント前に到着しました。宿泊者だけが体験できる貴重な乗り物でした。24時間いつでも利用できるとのことでした。

2024年6月11日 (火)

西日本レア鉄道乗り歩き(マインロードトロッコ)

45_20240506094001

キハ3や鉱山電車の乗車を終えて、マインロードトロッコの乗り場にやってきた。尾小屋鉱山の坑道は徒歩で見学できるのだが、その通路に線路を敷いてバッテリーカーが走れるようにしたのがマインロードトロッコだ。

車両はバッテリー車を先頭に客車1両、鉱石車1両で1便あたり5人程度しか乗れない。後部の鉱石車は鉱石を積む車両なので座席がないので人気がない。我々は早く乗りたいので鉱石車に乗せてもらった。

46_20240506094001

係員に「ご安全に」と声をかけてもらいながら坑道に入っていく。

42_20240506094001

バネもない台車なので乗り心地はすこぶる悪い。坑道のところどころには鉱石の採掘の様子などを示す展示がある。坑道の天井は鋼材で覆われているが時折り水滴が落ちてくる。

43_20240506094001

120mほど走ると終点に着き、ここですぐ折り返す。

44_20240506094001

往復約3分で入り口に戻ってきて、マインロードトロッコの乗車は終了した。

2024年6月10日 (月)

西日本レア鉄道乗り歩き(尾小屋ポッポ汽車展示館鉱山電車)

38_20240506092901

キハ3の乗車を終えて次は鉱山電車に乗る。鉱山電車は前回きた時にはなかったので今回が初乗車になる。しかも通常は園内を半周するだけだが、年に2回だけ周回運転を行うことになっていて、ちょうど今日がその日に当たっている。担当者が普段はつながっていないレールを所定の位置に組み込んでいた。

47_20240506094201

ちゃんと通過できるか試運転を行なっているところ。脱線することなく試運転は完了した。

37_20240506093001

鉱山電車は2編成あり、もう1編成がちょうど留置線から出庫するところだった。同行者が頼み込むと運良くその出庫編成に乗せてもらえることになった。

39_20240506093001

出庫編成はそのまま周回線路を1周してくれた。

40_20240506093001

右奥の線路が先ほど乗車した留置線。

41_20240506093001

乗り場に戻ってきてこれで鉱山電車の乗車も終了となったが、乗り場付近が行き違いができるように複線になっているので、反対編成にも乗車し、全線を完乗した。

2024年6月 9日 (日)

西日本レア鉄道乗り歩き(尾小屋ポッポ汽車展示館キハ3)

33_20240506092201

マインロードトロッコの整理券を無事手に入れたので、トロッコの出発前に鉱山資料館に隣接している尾小屋ポッポ汽車展示館のキハ3の体験乗車を行なっておく。10時から1時間毎の運行になる。キハ3は以前乗ったことがあるので今回乗車する必要はないといえばないのだが、せっかく時間の余裕があるので乗っておく。屋根付きの展示スペースに3両設置されており、左からキハ3、ハフ1、5号機関車で、乗車できるのは左のキハ3だけである。

ところで前回乗った時は左から5号機関車、キハ3、ハフ1という並びで、機関車を左に移動させ、キハは移動させた機関車までの走行だった。今回は並びが変更になっており、前回走行できなかった車止めまで走行できそうだ。前回の記事はコチラ

34_20240506092201

前回はシートが破れているところもあったが、今回は修復されており、色も変更されたようだ。

35_20240506092201

10時になるとともに走行を開始した。距離は20mあるかないかといったところだ。昔の路線バスで見かけたような長いチェンジレバーを操作するマニュアルトランスミッションだ。車止めまで走行すると運転士は長いチェンジレバーを抜き取ってエンド交換した。

36_20240506092201

短い区間であるが2往復してくれて、最後に乗車記念の硬券をいただいた。

2024年6月 4日 (火)

西日本レア鉄道乗り歩き(府民の森モノレール)

帷子ノ辻駅の見学を終えて太秦駅から山陰線に乗って、14時54分に日吉駅に到着した。ここで乗り鉄仲間のTさん達と合流し、4人で車で府民の森に向かった。府民の森は家族連れがキャンプやバーベキュー、昆虫採集などの自然体験などが楽しめる施設なのだが、年1回この時期に新緑祭が開催され、その一環でみかん山モノレールに乗れるのだ。予約制だがTさんが15時30分の便を予約してくれている。

15_20240506083601

ごらんのような広々とした公園で家族連れが休日のひとときを過ごすにはもってこいの場所のようだ。

16_20240506083601

入り口から3分ほど歩いたところに乗り場がある。典型的なみかん山モノレールで4人乗りになっている。人を乗せて走るのは年1回らしいが、その他に山林の点検などで年10回ほど使用しているらしい。ただメンテナンス部品の在庫がなくなり、メーカーからはいつまで使えるか分からないと言われており、来年もこのイベントが開催されるかどうかは不確かだ。

受付で参加料200円を支払う。最近は万単位のイベントも少なくないからあまりの安さに驚いてしまう。ヘルメットを渡されて我々一同は乗車した。

17_20240506083601

みかん山モノレールはディーゼルエンジンを動力とし、動輪の歯車とラック式レールを噛み合わせて斜面を上って行く仕組みになっている。レールは地面から30センチから50センチくらいのところに敷設されていて、こんな華奢なレールで横転しないかと心配になるが、地中深くまで杭が打ち込まれていてしっかり安定している。

18_20240506083601

ガツンと衝撃がきて発車した。私は運転席直後の席だったのでディーゼルエンジンの排気ガスがモロに流れてきて、みかん山モノレールらしい。斜面をグイグイと上っていく。運転手も含めると成人男性5人の乗車なので合計体重はおそらく350kg以上で、それでこの斜面を上って行くのだから相当なパワーだ。勾配はかなり急で仰向けになるような感じで背もたれにからだが押し付けられる。最大斜度は39度で真上に向かって上っているような感覚にとらわれる。樹林の間を上っていき下界があっという間に遠くに見えるようになった。

19_20240506083601

そんな状態が15分ほど続き終点に到着した。走行距離は約400m、標高差100m弱で、終点の先もレールは続いているが、この先はメンテナンスされていないので人を乗せて運行できないとのことで全線完乗できず少々残念だ。

2023年8月24日 (木)

走れ!かぼちゃ電車

Img_4714

新潟県の県庁前駅と燕駅との間36.1kmを結んでいた新潟交通は1999年に廃線となりました。その車両が旧月潟駅で静態保存されていたのですが、9月24日に1日限りで人を乗せて50m走行することになりました。自走はできないようですが、アントに引かせて廃線を動かすようです。車両が緑と黄色の塗り分けなので、かぼちゃ電車の愛称があります。廃線から四半世紀を経て復活するかぼちゃ電車に期待したいです。

詳しくはこちら

より以前の記事一覧