第20回伊豆急全線ウォーク(伊豆稲取→今井浜海岸)
伊豆稲取から今井浜海岸までも一部区間が東浦路ルートとなっている。距離は9.3km、コースレベルCの難関区間である。駅で小休止してからスタートしようと思っていたが、あいにくベンチは全てふさがっていたので、休憩もそこそこに歩き始めた。
最初は稲取漁港近くを進むコースで平坦なところなので先ほど来の足の痛みを感じることもなかった。しかしその後稲取小学校脇からの急坂になるとなぜか足に力が入らなくなり前に進めなくなった。小学校の塀にもたれかかるようにして体を休め、しばらくじっとして体力の回復を待って歩き始めた。ただでさえ急坂のこの区間なので上るスピードはかなり遅い。ときどき休憩を取りながら、それでも30分ほど時間をかけてなんとか山神社付近まで上ってきた。
この先は下り坂になるのでそうすれば少しは楽に歩けるだろう。山神社先のベンチで水分と栄養分を補給し15分ほど休んだ後、再スタートした。ここからは下り坂だから少しは楽になるはずなのに逆に膝への負担が増してどうにも進めなくなった。せっかくここまで来たのだから歩き通したいという気持ちと、我慢してもこの先歩き切れるだろうかという不安が交錯する。山登りでは引き返す勇気というものが求められるが、まさにその言葉が脳裏をよぎる。しばらく熟慮したもののやはり歩き通せる自信はなく稲取駅に引き返す決断をした。タクシーを呼びたい気分だが、ここはタクシーアプリの利用圏外だった。
稲取駅に戻る道は下り坂なので足を踏ん張ると膝が痛みに襲われる。後ろ向きで下るといくらか楽なので、そうやって20分ほど歩いて稲取駅に戻ってきた。今まで伊豆急全線ウォークで途中でリタイアすることなどなかったが、年齢を重ねて自分でも気がつかないうちに足腰が弱くなってきているのだろう。下り坂で膝を痛めるのは体重が増えたことも要因かもしれない。日頃から足腰を鍛えないといけないのだろう。今までは全ルートを3回で歩いたが、今後は4回に分けて1回あたりの負担軽減をはかる必要もあるだろう。
稲取からは不本意ながら14時54分発の踊り子60号に乗って家路に着いた。駅での乗り換え時も相変わらず足に痛みがあり、難渋しながら家に帰り着いた。
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