雄別炭礦鉄道は1923年1月の開業で今年が100周年です。それを記念して地元郵便局で小型印が登場しています。雄別炭礦鉄道は釧路と雄別炭山の間44.1kmを結び、雄別炭山で産出される石炭輸送を担うとともに旅客営業も行っていました。こちらはイオンモール釧路内郵便局で使用されている小型印で図柄はかつて活躍していたC56形蒸気機関車1001号です。C56形機関車は大半が国鉄に納入され、私鉄向けに製造されたのはこの1台だけのようです。
以前雄別炭礦鉄道関連の遺構を巡った時の記事はこちらです。http://mktabi.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/post-40cf.html
相老で1日乗車券などを購入し、9時05分の間藤行きに乗車。ハイキングに行く中高年のグループが多く、単行のディーゼルカーはほぼ満席の状態だ。ただふたつ目の大間々で1両増結されたのでひとりでワンボックスを占領できた。
大間々からはアテンダントが乗車してきて、わたらせ渓谷鉄道グッズの販売を始めた。こういう場合、通路をゆっくり歩きながら声かけのあった客のところで立ち止まって販売するのが普通だが、この販売員は全ての客の前でグッズの入ったカゴをその人の座席の前や横に直接置いて品定めをさせている。ちょっと強引な感じだが鉄印の販売も行なっていて、渋沢栄一の限定鉄印があったのでこの人から購入した。鉄印の車内販売は珍しい。渋沢栄一は足尾銅山の運営にも関与していたらしい。
神戸(ごうど)駅に到着すると、そのアテンダントは下車していったが、代わりにお弁当やカレーパンを販売する業者が乗ってきた。この駅には清流レストランが併設されていて、その店の人らしい。神戸での停車時間は4分でその間で販売してすぐ下車していった。駅での停車時間を利用してホーム上でのお弁当販売はときどきあるが、車内に直接乗り込んで来ての販売は珍しい。
神戸を出ると草木ダム建設に伴い付け替えられたトンネルを進み、10時21分通洞に着いた。
広電宮島口の様子を5分ほどであわただしく見学し、JR宮島口駅発13時42分の山陽本線で14時04分に岩国に着いた。岩国からは14時25分発の錦川鉄道に乗車する。1両編成で客は私を含め7人しか乗っていない。車内で運転士から錦川鉄道の1日フリーきっぷ2,000円を購入する。今日の行程だと1日フリーきっぷを買うより個別に運賃を支払ったほうが安いのだが、1日フリーきっぷだと記念のポストカード類のおまけが付いたり、きっぷ自体も記念になるので、フリーきっぷを購入した。
岩国を出て最初の停車駅で、かつてフルムーンパスのポスターにもなった西岩国で早くも下車客が出たものの、次の川西と清流新岩国では乗ってくる客がいて15人くらいの乗車になった。
錦川鉄道はほとんど錦川に沿って走る。最初は広々とした川沿いをいくが、だんだんに谷が険しくなる。宮脇俊三さんの時刻表2万キロでも「錦川の谷は中国地方の川にしては珍しく深い。両岸の山は鋭い傾斜で河原に落ち込んでいて、流れに洗われるところは山水画のような岸峰が立っている」と表現している。川の水は透き通っていてとてもきれいだ。鉄道の車窓から見える川の水の美しさは最高だ。ただ時刻表2万キロにあったような山水画のような岩峰は見えなかった。宮脇さんが訪れてから50年くらい経つので無理もないかもしれない。
こちらは南桑・根笠駅間にある臨時駅の清流見晴らし駅。ホームから外に出るための出口がなくこの駅には鉄道以外では行けない。臨時列車に乗ることによってだけホームに下車できる完全な秘境駅だ。話題作りのため錦川鉄道が設置した純粋秘境駅なのだ。運転席後方で写真を撮っていたところ、運転士がわざわざ徐行してくれて「写真撮れましたか」と声をかけてくれた。
15時34分、終点の錦町駅に到着。
ここで鉄印をゲットする。私の他に母親と高校生くらいの息子で収集している2人連れがいて、その母親としばし鉄印談義となる。ここに来るまでに若桜鉄道や智頭急行などを収集し、新岩国乗り換えで錦町にきたようだ。こういうペアの場合息子のほうが熱心で母親は付き添いなのが一般的だが、この親子は母親のほうが熱心だった。
現在神奈川県内の献血ルームで献血すると小田急のクリアファイルがもらえます。神奈川県の献血ルームでは今までも時々鉄道グッズがもらえるキャンペーンが行われています。
https://www.bs.jrc.or.jp/ktks/kanagawa/2023/02/post-347.html
クリアファイルは2種類あり、私は車両は8000形、3000形、2000形が出ているものにしました。献血間隔とキャンペーン期間の関係で2種類ともゲットすることがができないのは残念ですが、趣味と社会貢献を兼ねて協力してきました。
告知によれば今後も小田急とコラボのキャンペーンを検討しているとのことで楽しみです。
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