久留里線廃止
久留里線の末端区間久留里・上総亀山間9.6kmの廃線が決まりました。利用者が少なく、100円の収入をあげるのに13,580円の経費がかかるJR東日本管内でもっとも採算が悪い戦区です。かつて日本一の赤字線と言われた北海道の美幸線ですら収支係数が5,000円台だったと記憶していますから、その不採算ぶりは相当なものです。それが首都圏にあるというからさらに驚きです。
最近ローカル線に乗ると特に学生の利用がかなり減っているのを感じます。昔はどんなローカル線でも高校生はそれなりに乗っていたものですが、少子化の影響は大きいようです。
今回の廃線をきっかけに他の線区でも同様の動きが出そうです。鉄道の特性が発揮できるところとそうでないところがあるのでやむを得ないとは思いますが、のんびりとローカル線を旅することができなくなっていくのは寂しいのがあります。
画像は2012年に撮影した上総亀山駅とキハ38です。久留里線でタブレットが廃止になる直前に来ました。
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