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2024年12月

2024年12月31日 (火)

2024年を振り返って

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今年の乗り鉄を振り返ると、最大のイベントは3月の北陸新幹線敦賀延伸で各駅の凝ったデザインには驚かされました。並行在来線として同時開業したIRいしかわ鉄道、ハピラインふくいも新幹線延伸と同時にすぐ乗車しました。また北大阪急行の箕面萱野延伸もすぐに乗りました。今年の新線は4路線で、それぞれ開業後すぐに乗車し全線完乗者の記録を越年せず保持できたので一安心です。

車庫線や貨物線の乗車も積極的に行い、日帰りも含めた全国各地への旅行は26回にも及びました。その中でマイベスト3は北九州モノレール企救丘車両基地線、阪神武庫川連絡線、大阪モノレール引き上げ線の順で、特に北九州モノレールは走行距離が長く十分堪能できました。都合が合わず参加できなかったイベントも数多くあり、それらの再開催を期待しています。

また御船印、御翔印、マンホールカードの収集も始め、収集の範囲が海、空、地面と広がりました。いずれも無料か低額の支出でフトコロにやさしく、また保管スペースを取らないのもありがたいです。

一方で当ブログによくコメントを寄せてくれていた会社の同期のミスターAN氏が年初に他界し、鉄道や旅について語り合える友を失った寂しい1年でもありました。天国でこのブログを読んでいる彼のためにもこれからも欠かさずブログを続けていきたいと思っています。

そのようにいろいろなことがあった1年でしたが、皆様に支えられてブログを継続することができました。来年も相変わらずディープな内容になると思いますが引き続きご覧いただければ幸いです。それでは皆様良いお年をお迎えください。

2024年12月30日 (月)

大人の休日倶楽部パススペシャル普通車用の旅(苫小牧西港まで)

深川駅6番線発の列車の乗車を終えて、これから苫小牧西港へ向かう。深川発19時19分のカムイ44号で札幌に20時25分に着き、20時36分発の苫小牧行き普通列車に乗り換える。

車中でモバイルバッテリーでスマホに充電しようとすると、ケーブルの断線でスマホに充電できなくなっていることに気づいた。昨夜もケーブルの接触が悪くなんとかだましだまし充電できたのだが、どうやら完全に使えなくなったようだ。充電残量は15パーセントくらいになっていて、とりあえず電源をオフにしバッテリーの消耗を防いでおく。苫小牧に着いたらコンビニでケーブルを買わないといけない。調べてみると苫小牧駅はいちばん近いコンビニが駅から5分も離れており意地悪なものだ。

しかも駅を出るとまだ11月だというのに雪が降っている。降りしきる雪のなかジャケットのフードを頭にかぶってコンビニまで歩いてなんとかケーブルを調達できた。

駅に戻り3分ほどするとフェリーターミナル行きのバスがやって来たからきわどいタイミングだ。このバスは札幌始発でほぼ満席の状態でやってきた。深夜便のフェリーに接続する割りには大勢の人が乗っているものだ。

車内でケーブルを接続すると無事通電することが確認できたのでほっとした。

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バスは10分ほどでフェリーターミナルに到着した。下車しようとすると運賃の支払いがスムーズにいかない客が多くなかなか降りられない。札幌からの連絡バス込み代でフェリーを予約すると割安に利用できるのだが、多くの人が割引画面の提示で手こずっていた。運転手がその都度シルバーフェリーの最初の画面に戻って操作しなおすよう指示していたがかなり混乱していた。

2024年12月29日 (日)

大人の休日倶楽部パススペシャル普通車用の旅(深川駅6番線)

江別駅4番線発の列車を体感した後、次の目的地は再び深川駅となる。留萌本線は基本的に3番線から発車するが1日1本18時10分発だけが6番線から発車する。その列車に乗車するため札幌発17時ちょうどのカムイ31号で深川に向かった。3分遅れの18時08分に到着したが、車内放送で遅れに関する案内はなかった。乗り換え時間が3分しかなくなり、跨線橋を駆け上がり6番線に急いだ。なぜこの列車だけ6番線を使用するのかは現地に来てわかった。本来留萌線が発着する3番線に当駅でカムイに抜かれる旭川行きの普通列車が停車していたからである。

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このような案内板も出ていた(写真は日中に撮影したもの)。6番線の反対側は線路が撤去されていたが、おそらくかつては深名線が発着していたのだろう。私が深名線に乗ったのは1986年3月だから、もう40年近く前のことになる。国鉄分割民営化を1年後に控えて、それまでに国鉄全線完乗を果たそうと最後の追い込みに励んでいた時期だった。

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その時はキハ22だったと思われるが、現在は単行のキハ54が使用されている。客は10人程度だったが、廃線予定の区間にしては意外と乗客は多い。

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夜なので撮影が難しく、私のからだも映りこんでいるのはご容赦いただきたい。分岐を繰り返して本線に合流した。1日1本だけの貴重な体験ができた。

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2024年12月28日 (土)

大人の休日倶楽部パススペシャル普通車用の旅(江別駅4番線)

美唄やきとりを堪能した後、美唄14時50分発のライラックに乗車し岩見沢で普通列車に乗り換えて江別に到着した。江別駅は2面4線の函館本線の中間駅だが、4番線は行き止まり式になっていて当駅発着の列車のみが使用している。かつてここから王子製紙専用線が延びていたことに由来する。4番線の使用は1時間に1本程度なので難易度は高くはないがやはり乗っておきたい。この情報も北海道在住の乗り鉄仲間Kさんからの情報で、こういう情報は地元の人に教えてもらわないとわからない。なお江別を始発終着とする列車が全て4番線発着となるわけではないので注意が必要だ。私は江別発16時14分発の小樽行きに乗車した。

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4番線のホームは狭い。

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まず下り線に合流し、踏切を渡る。

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踏切を渡った先にシーサスクロッシングがあり、

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それを渡って上り線に合流した。

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走行ルートはご覧のとおりになる。

2024年12月27日 (金)

大人の休日倶楽部パススペシャル普通車用の旅(美唄やきとり)

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深川駅発13時19分発のライラックに乗車し美唄に向かう。この列車は自由席は2両しかなく私は辛うじて座れたが立っている人もいた。13時49分美唄着。駅から5分ほど歩いたところにある美唄やきとりの店「たつみ」にやってきた。昨日夜食事をしたKさんからすすめられた美唄やきとりの名店である。美唄やきとりは鶏のモツを使ったやきとりで、かつて炭鉱町だった美唄の労働者に愛されたソウルフードで農水省のホームページにも紹介されている。

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美唄やきとり、そば、鶏めしの定食セットを注文。定食には焼き鳥が2本付いていてまず最初に焼き鳥が出てきた。少し固めで弾力のある歯ごたえだ。ビールとともに食べればもっとおいしかっただろう。このやきとりを電話注文して受け取りに来ている人も多く、電話のやりとりを聞いていると1時間待ちと言っていたから、その人気は相当なものだ。

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そばと鶏めしもボリュームがあり、これだけで満腹になるが、やきとりに味をしめて2本追加で注文した。私はやきとりをそのまま食べたが、Kさんによればそばに投入して食べるのがツウとのこと。

2024年12月26日 (木)

大人の休日倶楽部パススペシャル普通車用の旅(深川駅渡り線)

白石駅渡り線を走破し、次の目的は深川駅にある函館本線から留萌本線への渡り線乗車だ。

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まず札幌発10時ちょうどのライラック11号に乗車し、旭川に11時25分に到着した。

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旭川駅裏手には遊歩道などが設置され、公園風のたたずまいになっている。大都市の駅でこんなに自然環境に恵まれているところはないだろう。北海道ならではだ。

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駅構内の観光案内所で旭川市のマンホールカードを手に入れた。旭山動物園のホッキョクグマがデザインされている。 

旭川からは12時04分発の石狩沼田行きに乗車する。この列車は深川駅の手前で本線を横断し3番線に入るので乗っておきたい列車である。深川駅が近づくと運転台後ろで待機し分岐の様子を眺める。この日は見習い運転士が指導役に指示をされながら運転していた。分岐器通過速度の注意やブレーキをかけるタイミングなどかなり細かい点の指導を行っていた。

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その指導役の指示のもと忠実に速度を守りながら、深川の手前でまず本線下り線を横断し、

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さらに分岐して留萌本線用の3番線に入った。ここを通るのはこの列車だけだから貴重である。

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渡り線は乗り終えたが、留萌本線は2年後の廃止が決定しているので、この先も乗っておきたい。留萌本線はかつては増毛まで路線を延ばしていたが、2016年に留萌・増毛間が、2023年には石狩沼田・留萌間がそれぞれ廃止された。私はそれぞれの廃線直前に乗りに行った。このように末端区間から少しずつ廃止されると何度も乗りにくる必要があり楽ではない。

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終点の石狩沼田には12時46分に到着した。この駅に降りるのは初めてである。駅周辺はそこそこ建物があり、かつては札幌と直通していた時代もあったことを感じさせる風格が感じさせた。

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駅舎内には廃線区間の駅名標が残されていた。石狩沼田では10分の折り返しで13時11分に深川に戻った。

2024年12月25日 (水)

大人の休日倶楽部パススペシャル普通車用の旅(白石駅渡り線)

札幌駅11番線発の列車を乗り終えて白石駅にやってきた。次に乗る列車まで30分ほどあったのでいったん改札を出てみた。

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レンガ造り風の新しい駅舎だ。ここ白石では1884年に鈴木煉瓦製造所が創業し、その煉瓦が北海道庁赤レンガ庁舎や道内各地で使用されたらしい。鈴木煉瓦製造所の創業の地ということで、駅の建て替えにあたりレンガ造り風の駅舎がデザインされたようだ。

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駅構内壁面には手宮と幌内、幾春別間を結んでいた北海道最古の鉄道路線図が描かれていた。

駅舎の見学を終えて乗車したのが白石発9時26分のほしみ行きである。この列車は千歳線からやってきた札幌方面行きだが、白石駅の先でポイントを渡って函館本線に転線する。この電車の後続に特急とかち2号が迫っておりダイヤに余裕のある函館本線に列車を逃すことでとかちに追いつかれずに走行できる。この情報は地元Kさんから教えていただいたものである。他にも同様の列車が何本かある。


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駅を出るとすぐに左に分岐し、千歳線から函館本線へと渡った。

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白石駅の渡り線はシーサスクロッシングになっているが、函館本線から千歳線に転線する列車はないようだ。

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2024年12月24日 (火)

大人の休日倶楽部パススペシャル普通車用の旅(札幌駅11番線)

北海道医療大学前で折り返し桑園で8時34分発の岩見沢行きに乗り換える。

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札幌駅11番線は基本的に学園都市線の列車が発着するので当駅で折り返しとなるが、1日1本だけ11番ホームに到着し、そのまま先に進んでいく列車がある。それが札幌着8時38分で43分に発車していく岩見沢行き141Mだ。

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札幌駅11番線は北海道新幹線工事に伴い新設されたホームで線路やまくらぎも新しい。

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11番線でいったん停車した後、そのまま先に進んで本線に合流した。1日1本だけの運用なのでサビ落としのための列車だろう。

2024年12月23日 (月)

大人の休日倶楽部パススペシャル普通車用の旅(札幌駅10番線)

 

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野幌駅前のホテルに宿泊した翌朝は5時38分発の札幌行きに乗車した。この列車は札幌駅10番線に入線する。札幌駅はご覧のような配線で苗穂方面からの列車が10番線に入るためには駅手前の渡り線を左端から右端までほぼ横断するような形で入線する必要がある。このような入線の仕方をするのは列車密度が低い早朝時間帯のこの列車1本だけである。苗穂を出ると最初から徐行運転で、一つ一つのポイントを確かめるようにゆっくりと渡っていく。まだ日の出前で写真撮影はできなかったが、その感触は実感できた。

次の目的まで少し時間があるので学園都市線で北海道医療大学前まで往復してみた。かつて桑園から石狩沼田まで結んでいた札沼線もだんだんに距離を短くし、2020年に今の区間まで縮小した。コロナの非常事態宣言中に廃止が前倒しになったので廃線前に乗りに行くことができなかった。

一方残存した区間は電化されて頻繁に列車が運行されている。札幌6時19分発の列車に乗車。6両編成の最後部に連結されていたUシート車両に乗車した。この線では一般席扱いなので無料で利用でき、少し得をした気分になる。土曜日の早朝下りなので客はほとんどいない。最初は複線電化高架区間を進み、それが地平に降り、単線になる。沿線の住宅地の広がりに応じて輸送力が変化しているのがよくわかる。

ところでJR北海道の車内自動放送では「非常ボタンの位置を確認し、緊急事態の場合、非常ボタンを押して乗務員に知らせる」ことを促すアナウンスがよく流れる。単に非常ボタンを押すことを求めるアナウンスは他の鉄道会社でも聞くが、ボタンの位置まで確認することを求める放送は他では聞かない。

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終点の北海道医療大学前には7時10分に到着。自動改札のみの無人駅だがICカード専用で紙の乗車券用の投入口がない。どうやって改札を出ていいのか分からないし、無人駅なので聞く人もいない。よく見るとゲートを閉鎖するバーがないのでそのまま通ってみたら警報音も何も鳴らなかった。

2024年12月22日 (日)

大人の休日倶楽部パススペシャル普通車用の旅(札幌の夜)

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小樽での収集を済ませて17時30分発の快速エアポートで札幌駅に18時08分に到着した。これから札幌在住の乗り鉄仲間Kさんと飲み会が予定されている。

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駅で待ち合わせて札幌駅北口にある個室居酒屋「ひゃくや」という店に向かう。この店はサッポロクラシックの樽生が飲める店で、私の好みを知っているKさんが押さえてくれた店だ。

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まずはサッポロクラシックで乾杯。中生が230円といううれしい安さだ。

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札幌名物ラーメンサラダと北海道産カマンベールチーズフライ。

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鮭の冷凍刺身ルイベ。

Kさんは国鉄時代をよく知るオールドファンで、1985年に貨物線の手宮線廃止の際に運行された手宮・幌内間の臨時列車に乗った強者だ。運行を知らせるチラシは国鉄北海道総局発行の昔懐かしいガリ版刷りで、写真を見せてもらうとキハ58などを連ねた7両編成の長大列車だった。それをアルバムに大切に保存されていた。また国鉄最終日に乗車した湧網線車内では宮脇俊三さんを見かけ、たまたま持っていた氏の著作にサインをしてもらったといううらやましい経験の持ち主であった。以前からの私のブログの読者で、初めてお会いしたとき会話内容から私が「ミスターKの乗り鉄旅日記」のブロガーであることを看破した洞察力に優れた方でもある。

楽しいひとときはあっという間に過ぎ、ふたりでサッポロクラシックを飲みまくったが、その割りには飲食代は安く、ひとりあたり3,000円ちょっとだった。

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その晩は札幌駅から20分ほど乗った野幌駅前にあるホテルリボーン野幌に泊まった。翌日の旅程を勘案し、たまたまこのホテルを選んだのだが、建物も新しく料金も手頃で正解のホテルだった。駅が見えるトレインビューホテルでもあった。

2024年12月21日 (土)

大人の休日倶楽部パススペシャル普通車用の旅(小樽)

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小樽駅に16時26分に到着。すでに秋の日は暮れている。まず小樽市のマンホールカードを手に入れに行く。配布場所は駅から15分ほど歩いた小樽市水道局で、配布時間は17時までとなっており、ギリギリだが間に合いそうだ。今までは観光協会のようなところでもらうことが多かったが、今回は普通の事務所のようなところなので少々緊張する。小樽運河とそこに灯るガス灯をイメージしたもので、小樽らしいデザインになっている。

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事務所の入り口には現物も展示されていた。

続いて向かったのが小樽運河クルーズの御船印収集だ。水道局からは20分ほどかかった。

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日も暮れ、気温もかなり低くなってきたが、それでも運河周辺は観光客が大勢散策していた。

2024年12月20日 (金)

大人の休日倶楽部パススペシャル普通車用の旅(倶知安駅ホーム移設)

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倶知安には15時02分に到着。ここには北海道新幹線の駅ができるので、その工事が始まっていた。その工事の関係でホームの位置が変更になっていた。以前は駅舎に近接する形でホームがあったが、現在のホームは駅舎から50mほど離れた場所に移設されていた。今から3年ほど前にこの形になっていたようだが、乗り鉄仲間のKさんに教えられるまで知らなかった。

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ホームは1面2線で、1番線は行き止まり式、2番線が本線になっている。

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15時16分発に小樽行きに乗り換え、後部運転台から去り行く線路を眺める。

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画像では見えないが奥にはかつて使用されていた転車台も残っていた。駅構内での線路移設なので新線感は乏しいが、バラストやまくらぎが新しくなっており、やはり乗らずにはいられない。

ホームに隣接し、車両基地も新設されている。山線は北海道新幹線開業により廃線となる可能性が高いが、その工事のために線路移設や施設新設などを行っていて少々もったいない気持ちがする。

2024年12月19日 (木)

大人の休日倶楽部パススペシャル普通車用の旅(函館本線山線倶知安まで)

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かにめしの駅弁を食べ終えて、長万部発13時29分発の倶知安行きに乗車する。

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DECMOと呼ばれるH100形ディーゼルカーの単行だ。車号がH100-1とあるからトップナンバー車両だ。DECMOはディーゼルエンジンで発電しその電力で発電機を回す新型車両で、これにより国鉄型キハ40は淘汰される予定だ。車内のレイアウトは今朝乗った五能線のGV-E400とほとんど同じで、通路をはさんで片側が4人ボックス席、もう片側が2人ボックス席、車端部がロングシートで、車イスでも利用可能なトイレが設置されている。

駅裏では北海道新幹線の駅舎建築工事が始まっており完成が待ち遠しいが、工事中の羊蹄トンネル内で岩塊が見つかり掘削が停止しているというニュースが最近あったのは気がかりだ。

約15名ほどの客を乗せて長万部を発車。すでに紅葉が終わった山中を上っていく。途中駅での乗り降りはほとんどない。ニセコで外国人観光客が乗って来るかと思ったが、まだスキーシーズンには早いのでそういう客はいなかった。一方駅構内にはSLが静態保存され、見た感じは状態が良かった。転車台も残されていた。

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比羅夫駅到着前のアナウンスでは、比羅夫地区には公共交通機関がないので倶知安まで行って、そこからバスやタクシーを利用するよう放送されていた。公共交通機関がない駅は比羅夫以外にいくらでもあるのに、こういう放送をするのは何か事情があるのだろうか。比羅夫駅には駅舎を利用した旅館がある。

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羊蹄山を眺めながら倶知安に15時02分に到着した。

2024年12月18日 (水)

大人の休日倶楽部パススペシャル普通車用の旅(長万部まで)

新青森に9時39分に到着し、9時51分発のはやぶさ1号に乗り換える。これは昨日東京駅から乗ったのと同じ列車だ。はやぶさは基本的に全車指定席だが、盛岡・新函館北斗間は大人の休日倶楽部パスがあれば普通車の空席が利用できる。昨日は空席のほうが多かったので安心していたが、今日は3分の2くらいの席が埋まっていた。私はえきねっとで空席状況を確認しておいたので、途中から他の客が乗ってこない席に座れた。

奥津軽いまべつを出ると車掌が10時10分頃青函トンネルに入ると放送している。いくつものトンネルを抜けてから本体に入るのでどれが青函トンネルか分からないことが多い。ただトンネルの入り口の様子が他のトンネルと違うので、窓の外をよく眺めていれば判断は付く。青函トンネルに入ると窓の外が曇ってきた。これも目安になるだろう。

新函館北斗に10時53分に着いて特急北斗9号に乗り換える。車内は満席で、しかも私の前の席の人がリクライニングをフルに倒しているので非常に圧迫感がある。これならばグリーン車用にしておけば良かったと後悔する。

森を出て3kmほど進んだ鷲ノ木踏切では1週間ほど前に貨物列車の脱線事故があったばかりで、復旧が遅れたら今回の旅が取りやめになるところだった。その踏切ではこの日も報道関係者が撮影をしていた。

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駒ヶ岳や内浦湾を眺めながら進み、長万部には12時14分に到着した。

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ちょうどお昼の時間なので駅近くにある駅弁販売店かなやで駅弁を購入する。

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イートインスペースがあり、特急の座席が設置されている。200系新幹線の座席だろうか。このスペースは「自由席」と名付けられており、数人の客がここで食事中だった。山線を走行している蒸気機関車の映像が流れていて、それを眺めながら旅気分でかにめしを食べた。

2024年12月17日 (火)

大人の休日倶楽部パススペシャル普通車用の旅(津軽鉄道)

弘前発6時47分の五能線の列車で五所川原まで向かう。車両はGVE400のハイブリッドディーゼルカー2両編成で高校生半分、勤め人半分といった乗客構成である。

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川部で進行方向が変わり、板柳では高校生がたくさん乗ってきた。板柳を出ると急に大雨が降ってきて、7時31分五所川原着。

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JRの駅に隣接する津軽鉄道の津軽五所川原駅に向かい、ここで鉄印を購入。津軽鉄道は東北版の鉄印に最近加盟した。津軽鉄道には自動券売機などなく、いまだに硬券の乗車券を販売していた。

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鉄印を買い求めJRの駅に戻る。待合室には運転台と廃車の座席を活用したボックスシートの座席が設置してあった。

五所川原発8時07分発の列車に乗車。車両は先ほどと同じGV E400で、五能線はこのタイプへの置き換えが完了しているようだ。

川部で青森行きに乗り換える。2両編成で座席はほぼ埋まっていたので先頭車両で前面展望を楽しむ。浪岡駅は2面3線構造で下り待避側ホームに入線した。後続の待避もなくすぐに出発したが、この運用が一般的なのか、それともこの列車限定なのかは分からない。

津軽新城では上り貨物列車と交換。「能登・北陸」というヘッドマークを付けていた。復興支援のヘッドマークだ。

2024年12月16日 (月)

大人の休日倶楽部パススペシャル普通車用の旅(弘前)

津軽海峡フェリーは21時10分青森港に到着した。徒歩で下船する人は人数確認をするので、到着前にエントランスに集まるよう放送があり、確認終了後下船となった。

フェリーターミナルは青森駅や新青森駅からは離れていて、駅までは路線バスかタクシーになる。すでに路線バスは終了し、利用できるのはタクシーのみだ。タクシーはあらかじめ予約しておくとフェリー利用者に限り、目的地まで定額で利用できるようになっている。実際のタクシーのメーターは1,450円だったが、請求された料金は1,200円だった。

青森駅から21時47分発の列車で弘前行きに向かった。今夜の宿は弘前駅前の東横インだ。すでに利用ポイントが貯まっていて無料宿泊が可能だが、この特典はどこの東横インに泊ってもシングル1泊分の料金が無料になる仕組みで、なるべくルームチャージが高いホテルで利用したいから今回は特典を温存しておく。

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こちらは翌朝の無料朝食。開始が6時半でホテルを6時40分に出ないといけないので急いでかきこんで食べた。

2024年12月15日 (日)

大人の休日倶楽部パススペシャル普通車用の旅(津軽海峡フェリー)

摩周丸の見学を終えて、次なる目的は津軽海峡フェリーの御船印収集だ。ここの御船印は乗船しないと入手できない。フェリー乗り場は函館駅からシャトルバスで30分ほど乗ったところにある。函館駅前11番乗り場から16時25分発のバスに乗車。すでに日が暮れた函館市内をベイエリアの金森倉庫などを経由する。結局シャトルバスの客は私ひとりだった。

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これから乗船するのは17時30分発の青森行きブルードルフィンで、青森までの運賃はネット割など利用してスタンダードで2,380円である。正規の運賃が2,860円なので500円くらい安くなっている。

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スタンダードはいわゆる雑魚寝部屋で20くらい区画があるが、私はひとりで一区画を占領できた。出航前に船内を見て回る。2フロアあり、下層階がスタンダート船室のほか、売店、シャワールーム、ゲームコーナーなどがある。上層階はスイートルーム、コンフォートルームなどがある。

出航の様子をデッキから眺めておきたいが、夜間は閉鎖されており出ることができず船内から眺めた。出航とともに売店が開き、御船印を購入。津軽海峡フェリーは乗船しないと買えないので難易度が高い。

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船内はフリースペースも充実している。窓際のテーブル席で函館駅前で買っておいたハセガワストアーのやきとり弁当ダブルで夕食とする。タレのかかったやきとりの下にご飯があり、さらにその下にやきとりが隠れているのでダブルなのだ。お酒のおつまみにも合う。食後は雑魚寝部屋で横になり睡眠を取った。

2024年12月14日 (土)

大人の休日倶楽部パススペシャル普通車用の旅(青函連絡船摩周丸)

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日本最古のコンクリート電柱などの市内散策を終えて函館市青函連絡船記念館摩周丸にやってきた。摩周丸は1965年の就航で、青函トンネルの開業に伴い1988年に運航を終了したが、その後函館港に係留され記念館として往時の活躍の様子を紹介している。青森の八甲田丸と違い車両甲板まで見ることはできなかったが、洞爺丸事故のドキュメント映像などが流れていて見ごたえがあった。

また私の知識不足なのだが、洞爺丸事故というと沈没したのは洞爺丸だけと思いがちだが、実際にはその他に4隻の青函連絡船も遭難した。その事故を引き起こした洞爺丸台風は時速100kmを越える想像を超える猛スピードで日本海を北上したということで、気象衛星もない時代、気象台からのわずかな情報のなか出航の判断をした関係者の苦渋の決断と事故による犠牲者の冥福を偲ばずにはいられなかった。

なお摩周丸内での展示内容のダイジェスト版が函館駅2階のイベントスペースで期間限定で行われているのでこちらを見学していただくことも可能だ。

2024年12月13日 (金)

大人の休日倶楽部パススペシャル普通車用の旅(函館市内散策)

函館駅に13時08分に到着し、まず函館市のマンホールカードを入手しに行く。配布場所は函館市電十字街電停近くにある函館市地域交流まちづくりセンターで、駅前から市電に乗る。函館市電の電車接近放送と車内放送は鉄道タレントの響丈さんの音声になっている。響さんは京王電鉄の駅員、車掌、運転士の経験のある方で現在はフリーで活動されている。低音で落ち着いた声が印象的だ。

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こちらが入手した函館市のマンホールカード。函館と言えばイカで、それがそのままデザインになっている。

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午後1時半を過ぎおなかも空いてきたので、このあたりで函館らしいものを食べておきたい。名物バーガーのラッキーピエロも遠くないところにあるが、私はまだ行ったことのない洋食の店五島軒に行った。

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ここで当店自慢のイギリス風カレーをいただいた。ビーフがたくさん入っている濃厚な味わいのカレーだった。店内は遅いランチを楽しむ奥様方が多かった。

五島軒での食事を終えて腹ごなしを兼ねて函館市内を散策した。

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まず八幡坂。坂道の先に市電と摩周丸が見える人気撮影スポットだ。

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続いてハリストス正教会。

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日本最古のコンクリート電柱。1923年製で100年以上も前のもので今も現役だ。当時は現場で型枠に入れて電柱を造ったので丸型でなく角型になっている。

2024年12月12日 (木)

大人の休日倶楽部パススペシャル普通車用の旅(大沼公園)

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新函館北斗に10時53分に到着。まず駅にある観光案内所で北斗市のマンホールカードを手に入れる。新幹線の図柄入りだが、どう見てもE7系でデザイン担当者のセンスを疑う。

新函館北斗からは11時05分発の特急北斗で大沼公園駅に向かう。北斗は全車指定席だが指定券を予約していない。大人の休日倶楽部パスでは指定席の空席を利用できることになっているからだが、実際にはほとんど満席でやってきた。次の大沼公園までは10分ほどなのでデッキで立っていく。

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大沼公園で下車し、駅から10分ほど歩いたところにある大沼遊船の乗り場に向かう。ここで御船印を購入。

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時間が合えば観光船に乗ろうと思っていたが、次に出る11時40分の便は運休でその次が12時20分とのことで乗船はあきらめ、大沼周辺を散策して駅に戻った。

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大沼公園から函館に向かう。普通列車の函館行きは12時25分なので少し時間がある。ちょうど11時54分発の下り方面の森行きが来たので隣りの赤井川駅まで乗ってみた。車両はキハ40でいつまで乗れるか分からないので貴重な乗車となった。ここで折り返し、12時20分発で函館に向かった。

2024年12月11日 (水)

大人の休日倶楽部パススペシャル普通車用の旅(はやぶさ1号新函館北斗まで)

サンドイッチの朝食を済ませてウトウトするうち仙台に到着した。

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車内放送では「大人の休日倶楽部パスを利用している人はきっぷの取り忘れにご注意ください」と言っていた。パス利用者は旅慣れているはずなのに、こんなアナウンスが流れるとはそういう人が多い証拠なのだろうか。

仙台から先は天候も回復してまぶしいくらいの朝日が車内に差し込んでくる。当初の予約状況に反して仙台からは隣りは空席となった。

盛岡でこまちを分離し、二戸、八戸、七戸十和田とだんだんに客が降りて、新青森では大勢下車したので残った客は1割程度となった。新青森を境にした利用状況の落差は大きい。

新青森からはJR北海道の乗務員になり、アナウンスの声も変わった。

新幹線の秘境駅奥津軽いまべつでは数人の乗り降りがあった。いつかここで下車してみたいものだ。青函トンネルに入り、速度を落として走行し、トンネル内で貨物列車と1本すれ違った。

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地上に出るといよいよ北海道に上陸し、木古内に停車した後、右手遠くに函館山を眺めながら10時53分に新函館北斗に到着した。

2024年12月10日 (火)

大人の休日倶楽部パススペシャル普通車用の旅(はやぶさ1号)

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ということで11月21日、大人の休日俱楽部パススペシャル普通列車用の旅を始めた。第1走者は東京駅6時32分発のはやぶさ1号新函館北斗行きである。大人の休日俱楽部パス期間中で車内は50歳以上の旅行客で混みあっていて、ビジネス客はほとんど見かけない。小雨の降るどんよりとした天候の中、東京駅を定刻に出発。私は窓側A席を予約済みだが、指定席の発売状況を確認すると隣りのB席は仙台までは空席、仙台・盛岡間は埋まっていた。他の席も大宮からはほぼ満席の状態になっている。

ところが大宮を発車してしばらくすると隣りの席に体の大きな外国人が座ってきた。ちゃんと予約してあるというより空いている席を見つけて座ったという感じだ。しかし車掌に問いかけられなかったから、急遽予約した正規の切符を持っている客なのだろう。

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ほぼ満席状態のはやぶさの中で東京駅で買ったサンドイッチで朝食とする。「旅のレストラン日本食堂」のパッケージに入ったサンドイッチで、表記が「サンドウヰッチ」となっていてレトロ感満載だ。

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紙のお手ふきが付いているのもこれまた懐かしい。

2024年12月 9日 (月)

大人の休日倶楽部パススペシャル普通車用の旅(初めに)

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大人の休日倶楽部パスは年3回発売されているが、それとは別に今年もえきねっと限定のスペシャルが発売された。利用期間も従来は2週間程度だったものが11月11日から12月10日まで1ヶ月間と拡大されている。こういう切符が発売されると利用しない手はない。さっそく休暇を調整し、11月21日から24日までの4日間で東北、北海道方面に行く計画を立てた。

主目的は札幌駅、江別駅、深川駅の利用頻度の低い番線の乗車だが、そのほかに鉄印、御船印、マンホールカードの収集なども可能な範囲で行ないたい。

1年前にスペシャル版を利用した時はグリーン車用を購入したが、普通車用の倍近く値段がするのにグリーン車に6回しか乗れずコスパが悪いのと前回ほどは長時間乗車をしないので、今回は普通車用を選択した。5日間利用可能でJR東日本、JR北海道全線の新幹線、特急乗り放題で26,620円なので最高にお得だ。東京・新函館北斗間の片道新幹線代だけで23,000円ほどなので、それだけでほぼ元が取れる。

そういうわけでは11月21日からの4日間で晩秋の東北、北海道乗り鉄旅に行ってくることになった。

2024年12月 8日 (日)

中野駅2番線

中野駅2番線は基本的に当駅折り返しの中央・総武線各駅停車が発着し、5番線は三鷹から来る中央・総武線各駅停車が発着します。

ところが1日1本だけ三鷹方から来て5番線に入らずに2番線に入ったのちに中野方に出ていく列車があります。三鷹発4時35分の千葉行きがそれです。先日この列車に乗車しました。この時間に三鷹に現れるためにわざわざ車で行ってきました。

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2番線に進入するところです。

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赤線が今回乗車した列車で、緑線が通常の列車です。難易度の高い列車ですが、乗ることができて大満足でした。

2024年12月 7日 (土)

久留里線廃止

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久留里線の末端区間久留里・上総亀山間9.6kmの廃線が決まりました。利用者が少なく、100円の収入をあげるのに13,580円の経費がかかるJR東日本管内でもっとも採算が悪い戦区です。かつて日本一の赤字線と言われた北海道の美幸線ですら収支係数が5,000円台だったと記憶していますから、その不採算ぶりは相当なものです。それが首都圏にあるというからさらに驚きです。

最近ローカル線に乗ると特に学生の利用がかなり減っているのを感じます。昔はどんなローカル線でも高校生はそれなりに乗っていたものですが、少子化の影響は大きいようです。

今回の廃線をきっかけに他の線区でも同様の動きが出そうです。鉄道の特性が発揮できるところとそうでないところがあるのでやむを得ないとは思いますが、のんびりとローカル線を旅することができなくなっていくのは寂しいのがあります。

画像は2012年に撮影した上総亀山駅とキハ38です。久留里線でタブレットが廃止になる直前に来ました。

2024年12月 6日 (金)

またひとつ消える鉄道遺産

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JRで往復切符の販売が停止されることが発表されました。青春18きっぷ、フルムーン夫婦グリーンパス、周遊券など昭和の鉄道乗車券が消えゆくなか、それよりも以前から存在する往復切符もなくなるようです。ICカードやネット予約の普及で利用者が減少していることが要因のようです。

私自身も最後に往復乗車券を利用したのがいつか思い出せないほど前になります。かつては片道601km以上となる場合、往復で乗車券を購入したほうが安くなるか否かを勘案しながら最適な乗車券を検討しましたが、ネット予約を利用すると往復割引を利用するよりさらに安く買えたり、そもそも私の場合旅行に変化をつけるため行きと帰りのルートを別にすることが多いので往復乗車券のお世話になることが少ないのです。

往復乗車券が無くなることに驚いているうちに、紙の切符自体が無くなることも近い将来にありうる時代になったのではないでしょうか。寂しくなる思いもありますが、これも時代の流れでしょう。

2024年12月 5日 (木)

山形・岩手レア線乗り歩き(副本線4)

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三戸駅は中線があるが青い森鉄道なので入らなかった。12時29分、北高岩駅中線に到着。ここで折り返しとなる。発車は13時30分なので約1時間ある。運転士はここまで休まず運転してきたので休憩に入るらしく駅舎の中に消えた。

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北高岩駅はホームの北端に新幹線の高架橋がある一方、駅舎自体は古さはあるがシンプルな造りで好感が持てる。駅舎の中では青い森鉄道によるグッズ販売が行われていて、来年のカレンダーを購入した。

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ホームでは折り返し時間を利用して幕回しが行われた。いわて銀河鉄道の車両なのに弘前や蟹田といった駅名まで用意されていた。

13時30分、北高岩駅を発車し、盛岡に戻る。

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金田一温泉駅では約20分停車し後続の普通列車を先に通した。この駅では普段から硬券乗車券を販売しており、ツアー参加者はあらかじめ申し込んでおくことによりイベント列車内に届けてもらうことができた。私も記念に2枚購入した。

帰りも基本的に中線に入りながら進んで行くが二戸と奥中山高原は中線に入らず本線を走行した。駅によっては片側からしか中線に入れないところもあるらしい。

16時02分に盛岡駅に到着しツアーは終了した。いわて銀河鉄道の副本線をほぼ一網打尽にすることができ、コストパフォーマンスは最高だ。

盛岡からは16時17分発の臨時はやぶさで帰途に着いた。今年5月に開設したJREバンクの利用者特典でグリーン車を4割引きで購入できて大変お得だった。グリーン車も含めてほぼ満席だった。

これで「山形・岩手レア線乗り歩き」を終わります。

2024年12月 4日 (水)

山形・岩手レア線乗り歩き(副本線3)

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一戸駅下り2番線を11時11分に発車し、続いて二戸駅中線に入る。ここで初めてドア開放が行われ車外に出ることができた。

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新幹線駅側にはおみやげなどを販売している「なにゃーと物産センター」があり、ここでおみやげを買うとともにマンホールカードを手に入れた。デザインはひめぼたるで、毎年7月には約100万匹のひめぼたるが二戸市の折爪岳付近を飛び交うらしい。

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ちょうどお昼時で参加者にお弁当が配られた。なかなかボリュームあるお弁当でおいしかった。お弁当を食べ終え、12時ちょうど二戸駅を発車した。

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12時07分、金田一温泉中線に入る。今までの駅もそうだったがどの駅も中線が長い。かつて在来線特急が運行されていた時代には貨物列車の待避もあったのだろう。ここまでの走行ルートは以下の通りとなる。

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目時駅がいわて銀河鉄道と青い森鉄道の境界駅だが、そこは駅があるだけのところなので乗務員の交代は行われず、引き続きいわて銀河鉄道の社員により運転された。

2024年12月 3日 (火)

山形・岩手レア線乗り歩き(副本線2)

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好摩を出て本線を北上し10時28分岩手川口駅の中線に入った。2面3線の国鉄型配線である。ここでは2分停車した。

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中線に入る駅が近づくとご覧のような感じで参加者が運転席後部に集結する。

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続いて10時36分いわて沼宮内、

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10時49分奥中山高原に停車し、それぞれ中線に入る。いずれも2分停車で設定されている。次々と中線に出入りし大満足だ。

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続いて小鳥谷駅の下り本線に停車する。このツアーは副本線ほぼ走破号となっているが、「ほぼ」の理由がこの小鳥谷駅なのだ。主催者によると盛岡方のポイントが普段使用されておらず、それを整備しないと使えないらしい。一方青森方は早朝に当駅始発の八戸行きが設定されているので走行可能のようだ。

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続いて一戸駅下り2番線に入る。ここは本線の左側にあるホームのない線だった。

2024年12月 2日 (月)

山形・岩手レア線乗り歩き(副本線1)

『ぎんが列車「副本線(ほぼ)走破号」』の集合は盛岡駅8時40分となっていて、集合時刻になると知った顔がだんだんに集まってきた。

いわて銀河鉄道線の改札前の時刻表には発着番線が付記されていて、それによると一部の列車がJRのホームに発着しているようだ。そういう扱いがあることは知らなかった。そうなるとぜひそれにも乗っておきたくなった。ただその線はおそらく国鉄時代には乗ったことのある区間なので優先順位は低い。

参加者は乗り鉄系の人が多いが、地元の利用者と思われる年配の人もいる。一方小さいこどもを連れた家族はいなかった。

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列車は8時50分に入線してきた。定期の営業列車の折り返しを団体用とするもので、前回好摩の車両基地に入ったときもその扱いだった。

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9時05分に0番線を出発。発車とともに今日のダイヤや発着番線が印刷された資料を渡された。これはとても役に立つ資料で、最近はここまでやってくれる事業者も多くなった。

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9時16分、列車はまず滝沢駅の中線に入る。国鉄型の2面3線構造の駅である。ここには前回のツアーで入った。ここでは2分停車ですぐに発車した。

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好摩駅が近づくと上り本線を横断してホームのない上り3番線に入った。ここも前回のツアーで入線した。前回苦労して予定を合わせて乗ったのだが、結局その時の苦労、出費が水の泡となった。こういうことは乗り鉄ツアーあるあるだが、その時は次回開催される保証もなかったから乗っておくしかなかった。逆に前回乗れなかった人は今回その分を取り戻せてラッキーだ。

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好摩駅では約1時間停車した。この間に駅名アナウンスの車内放送を全駅分流してくれた。

2024年12月 1日 (日)

山形・岩手レア線乗り歩き(盛岡まで)

車両センター内での古物販売は1時間半におよび、私は少々退屈したが、他の参加者は熱心に物色していた。16時50分、鉄道古物販売会が終了し、再び列車に乗り込む。私以外の人は皆、購入した大きなグッズを持っていて、私だけ身軽で場違いな感じだ。

行きは719系だったが帰りは701系だ。17時20分山形駅に向けて発車した。すでに日は暮れて写真は撮れない。山形駅ではホームに停車中の17時54分発の新庄行きに、我々の列車を連結させてからの下車となった。普段も出庫車両を増結する運用になっているのだろう。山形駅ではいったん改札を出てから解散となった。

ここから今日の宿泊地盛岡へと向かう。山形発18時02分の仙山線に乗車する。仙台までは約1時間半かかる。すでに日は暮れて窓外を眺めることはできない。E721系4両編成で私は最後部車両の乗ったが客は10人も乗っていない。

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仙台で19時51分発のはやぶさ41号に乗り換える。車内で仙台で買った仙台牛ひとめぼれという駅弁で夕食とする。

盛岡には20時33分に到着し、駅から5分ほど歩いて今夜の宿東横インに着いた。

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