山形・岩手レア線乗り歩き(かみのやま温泉まで)
東京駅をあわただしく出発し、車内を見学することもままならない状態のなか、大宮でも大勢乗ってきて車内は満席になった。E8系は最高時速300kmでの運転が可能だが、この列車は臨時列車のスジなので最高で275km程度までしか出さないようだ。乗り心地はE5系よりもソフトに感じた。
福島に到着しやまびこを分離し、単独走行となる。分割作業中に後続のはやぶさが本線を通過していった。
スロープを降りて地平になると景色も手を伸ばせば届くような位置になり在来線特急に変身した。車内は8割程度の乗車を維持している。この列車の20分前にも定期のつばさが運転されているから利用率は高い。
板谷峠も難なく越えて米沢に到着。ここで3分の1くらいの客が降りた。高畠、赤湯とだんだんに降りていき、私はかみのやま温泉で下車した。
駅前の観光案内所でマンホールカードを手に入れるためだ。かかしがデザインされている。上山市では毎年9月に「かみのやま温泉全国かかし祭り」が開催され、全国各地からユニークなかかしが数百体も集まるらしい。
次に乗る列車まで少し時間があったので駅前を散策して見つけたそば屋に入る。上山産のそば粉を使用した手打ちのそばで歯ごたえもしっかりあり、おいしいそばだった。大根の絞り汁も付いていてこれをつゆに投入すると、少し辛口の蕎麦つゆがさらに辛味を増しておいしくなった。たまたま立ち寄った店だったが当たりの店だった。
蕎麦を食べた後、かみのやま温泉駅13時01分発の普通列車に乗車し、山形駅に到着。山形駅5番線ホームには人気リゾート列車Satonoが停車していた。こういうリゾート列車とは縁のない旅をしているが、いつかこういう列車でのんびりと旅やグルメを楽しみたいものだ。
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