ロマンスカーEXEαで巡る小田急線謎の線路ツアー(経堂車庫)
小田急トラベルから「〚夏休み特別企画第3弾〛~今年はロマンスカー・EXEαで巡ります~営業列車が入らない小田急線“謎の線路”」と題するツアーが発売された。経堂駅を出発し、経堂車両基地、唐木田車両基地、喜多見車両基地を経て、本厚木駅引き上げ線に入り、海老名駅で解散するルートで、私に取って最大の魅力はまだ入ったことのない本厚木駅引き上げ線である。開催を知ってすぐ予約し無事参加できることになった。
開催日は7月28日で経堂駅7時15分集合となっている。小田急トラベルは集合から出発までかなり待たされるので私は集合時刻ギリギリに行ったが、この日も出発は8時17分で1時間も待たされた。このあたりはどうにかならないかといつも思う。乗り鉄仲間と今後の情報交換を行ないながら時間を過ごしたが、それでも時間を持て余した。
8時14分、4番ホームに小田原方から回送でEXEα10両編成が入線してきた。私は9号車を指定されている。参加者が列車に乗り込むとすぐに経堂車庫に入線した。ここには2本留置できるようになっていて山側に入線した。発車があわただしかったので、この車庫で担当者のあいさつなどが行われた。本日は喜多見乗務所の鉄分濃い担当者により運営されているとのこと。あいさつと並行して本日入線する車庫の配線図と行路表が配られた。配線図は番線まで表示されていてとてもうれしい。以前は車庫に入るだけで満足していたが、最近は何番線に入るかということも気になるようになってきた。行路表は発着時刻や発着番線が表示されていて、本日の運転士が使用しているもののコピーなのでこれもまたうれしい。
配線図ではホームのない通過線も含めて番号が割り振られていて、先ほどの経堂駅4番ホームは5番線となっていて、いま停車している山側の留置線は7番線となっている。夜間留置が行われる関係で乗務員宿泊所もある。かつては工場も併設される拠点の駅だったが、高架複々線化により、工場機能は大野車両基地に移転した。工場跡地の一部はマンションや商業施設に転用されたようだ。ただ今日の乗務員は若い人たちなので、経堂工場があった時代を知る人はいないらしい。ここからいったん新宿方に出発し豪徳寺駅9番線で本線上で折り返し、下り急行線を走行する運用もまれにあるとのこと。
そんな鉄分濃い話を聞きながら、8時44分経堂車庫7番線からから再び経堂駅5番線(4番ホーム)に戻った。ここから上り複々線を横断し下り急行線に転線する。そのため3つのポイントを通過するが、それぞれ分岐器の開きが異なり、その制限速度も異なる。まず60キロ制限のある14番分岐器を通過し、続いて45キロ制限のある12分岐器を通過し、最後に35キロ制限の10番分岐器を通過した。この分岐器と制限速度の関係は運転士試験の必出ポイントとのこと。
最後のポイントを渡ると上り線側で2本の列車が停止信号で待機していた。いずれも経堂駅に8時50分に到着する列車で、我々の列車が渡り線を横断するのを待たされていた。
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