2024年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

『ミスターKの乗り鉄日記』の過去の記事はここから調べられます

無料ブログはココログ

« 2024年8月 | トップページ | 2024年10月 »

2024年9月

2024年9月30日 (月)

関西貨物線ツアー(のぞみ442号)

17時01分、安治川口貨物ターミナル駅を発車。西九条駅を通過して、福島の先でトンネルに入り、車内灯を消灯し真っ暗な状態でうめきた新駅を通過する。担当者はサプライズと言っていたが、びっくりするほどのサプライズというわけではない。

19_20240818100001

17時19分、新大阪駅1番線に到着しツアーは解散となった。最後の撮影をしようとすると参加者で先頭車付近は大混雑だ。

乗り鉄仲間と別れ、17時51分発ののぞみ442号に乗車する。こののぞみは新大阪始発なので、南海トラフ巨大地震注意情報の影響を受けずに定刻に出発できると思っていたが、全体的なダイヤ乱れの影響で2分遅れでの発車となった。

今回も帰りはグリーン車に乗車した。お盆休み期間中で普通車だとかなりの混雑が予想されるがグリーン車は終始5割弱の乗車で隣の席が空いた状態で利用できた。

20_20240818100001

新大阪駅で買った京都のベーカリー志津屋の京かるねで軽い夕食とする。オニオンの苦さがおいしいハムサンドだ。

今回の旅では初日は一円電車やロープウェイなど珍しい乗り物に乗れ、2日目は普段乗れない貨物線や側線に入れ大収穫だった。今後も関西での貨物線ツアーが計画されているらしいから、それにもぜひとも参加したい。

2024年9月29日 (日)

関西貨物線ツアー(安治川口貨物ターミナル駅)

15_20240818095901

西九条駅を通過して、安治川口駅の手前から分岐して16時ちょうど安治川口貨物ターミナル駅着発1番線に着いた。我々の列車の到着を歓迎して構内に歓迎メロディーが流れた。

16_20240818095901

着発線荷役方式(E&S)が採用されており、コンテナのスピーディーな積み下ろしが可能である。今日訪れた貨物駅はどこもこの方式だった。

17_20240818095901

ここから東京貨物ターミナルに向けて佐川急便専用のスーパーレールカーゴが運行されており、奥に待機しているのが見えた。スーパーレールカーゴは最高運転速度時速130km、東京・大阪間の表定速度は時速91kmとなって、かつての電車特急こだまよりも速い速度で走行している。速達性が命なので途中で輸送障害が発生した場合にトラックへの積み替えを行なう拠点が複数用意されているとのこと。

18_20240818095901

またコンテナを歯抜けの状態で運転すると空力上悪影響となるのでダミーのコンテナが用意されている。トップリフター下にあるコンテナがそれ。

Ajikawaguti

2024年9月28日 (土)

関西貨物線ツアー(吹田貨物ターミナル駅下り)

 京都貨物ターミナル駅を14時37分に発車し、特急はるかが通るルートで東海道線を下って行く。

10_20240818095701

14時50分、山崎駅側線に入線。ここで14分間停車する。山崎駅は京都府と大阪府の府境にある駅で、前から5両目までは大阪府、後ろ1両が京都府に停車しているとのこと。ホームには府境を示す標柱も立っている。

Yamazaki

ここは天下分け目の戦いが行われた天王山に近く、東海道線、東海道新幹線、阪急京都線、名神高速道路などが狭いエリアに集結し、昔も今も地理的な要衝であることを感じさせる。 

11_20240818095701

山崎駅を出発し15時21分、再び吹田貨物ターミナル駅に到着した。今度は本線寄りの下り着発1番線に停車する。特急はるかが通るルートだが1本だけ右に分岐し停車した。

Kudarisuita

ここで後続のはるかの通過待ちを行う。

12_20240818095801

その後新大阪駅3番線を通過し、うめきた地下駅を経由し、福島駅手前で地上に出た。

13_20240818095801

西九条駅ではホームのない線を通過して桜島線に入った。

14_20240818095801

この区間は10年前にハリーポッタートレインで乗ったことがある。

Nisikujo

走行ルートは上記の通り。

2024年9月27日 (金)

関西貨物線ツアー(京都貨物ターミナル駅)

吹田貨物ターミナルを出発し東海道線を上り13時24分京都駅32番線に停車した。ここで再び進行方向が変わる。隣りの31番線には13時25分発の特急きのさきが停車しているが、新幹線の接続待ちで10分遅れで出発した。南海トラフ地震注意情報による東海道新幹線の減速運転は各所に影響を及ぼしている。

8_20240818095501

京都駅を13時39分に発車し、嵯峨野線から京都鉄道博物館前を走行し、京都貨物ターミナル駅着発7番線に停車した。 

9_20240818095501

貨物駅の右手奥には東海道線と山陰線を結ぶ短絡線が見えている。この短絡線は梅小路京都西駅建設に伴い廃止されたが、線路は残っているようだ。私は今から20年以上前にホリデー快速号でこの短絡線に乗ったことがある。

京都貨物ターミナル駅では約1時間車内で待機となる。ちょうどツアーの中間地点となるため、窓側と通路側の席の入れ替えが行われ私は窓側になった。また京都貨物ターミナル駅長が車内にあいさつに現れてくれた。

 発車を待つ間に列車の停止を求める緊急発報信号を受信した。この先のルートで人身事故があるとツアー打ち切りも想定されるので心配だったが、嵯峨嵐山駅での線路内人立ち入りとのことでツアー列車の運行には支障がないことが分かり一同安堵した。

停車時間中に287系搭載の車内メロディー「サンダーチャイム」が披露された。普通こういうメロディーは何種類か搭載されているのが普通だが、287系は1種類だけだった。

Kyoto

2024年9月26日 (木)

関西貨物線ツアー(吹田貨物ターミナル駅上り)

5_20240818095401

神戸貨物ターミナル駅で進行方向が変わり、12時17分に発車した。本線を上り尼崎の先で本線から左に分岐し北方貨物線に入る。北方貨物線には今までに3回入ったことがある。

 新幹線新大阪駅高架下で網干総合車両所宮原支所の脇を抜ける。サロンカーなにわやサンダーバードが留置されていた。ここには大阪方から入れる線があり、そこに入るツアーも企画してほしい旨ツアー終了後のアンケートで記しておいた。

6_20240818095401

新大阪駅脇のホームのない線を通過し、12時55分吹田貨物ターミナル駅西到着本線に停車した。

7_20240818095401

画像では見えないが貨物ターミナル内には鉄道神社があり鉄道の安全運行を見守ってくれている。

Nobotrisuita

走行ルートはご覧の通りでいちばん左端の線を走行した。

2024年9月25日 (水)

関西貨物線ツアー(神戸貨物ターミナル駅)

担当者のあいさつがひと通り終わる頃に列車はまず11時38分西宮駅側線に入り、新快速を待避する。ここには以前入ったことがある。

3_20240818095301

続いて11時52分摩耶駅の側線に入る。ここは東灘信号場と呼ばれ、かつてはここから神戸臨港線が分岐していた。その後貨物機能が廃止され2016年に摩耶駅が開業した。

Maya

摩耶駅を発車し、兵庫駅を通過すると方向別複線から線路別複線になり、内側線を渡り越して山側に移動する。新長田で左に鉄人28号を見て、長尾車掌からこれから神戸貨物ターミナルに入線する旨放送がある。その際3回ポイントを渡るので揺れに注意するよう注意があった。配線を熟知していないとこのアナウンスはできない。

4_20240818095301

右に2回、左に1回転線し、12時07分、着発2番線に停車した。ちょうどお盆休みの期間中なので貨物ターミナル内は動きがない。逆にそのため今回のツアー列車が運行できたようで、来年の正月休みの時にも貨物線ツアーをやりたいとクラブツーリズム担当者から話しがあり、今後に期待したい。

Kobe

赤線が入庫時、緑線が出庫時のルート。ここまでの列車番号は9563Mで、ここから9564Mとなる。

2024年9月24日 (火)

関西貨物線ツアー(関西貨物線ツアー出発)

1_20240818095301

大阪梅田駅から新大阪駅に移動し10時15分頃ツアーの受付を済ます。再集合が11時とのことで時間があり、しかもかなり暑くなってきたので駅内のマクドナルドで時間調整する。

再集合時間になり集合場所に戻るといつもの面々が集結していた。このツアーはやはり見逃せないイベントだ。

参加者一同で10番線に移動する。ホームには11時07分発のこうのとり7号が発車時刻を過ぎても待機していた。南海トラフ地震の注意情報で減速運転をしている東海道新幹線の接続待ちをしているようだ。結局こうのとりは10分遅れで発車し、我々のツアー列車は11時21分の発車直前にやってきた。

6両編成の287系で車内はほぼ満席だ。参加者は280名とのこと。新大阪を出るとクラブツーリズム担当者からのあいさつに続き、JR西日本の車掌からもあいさつがあった。

2_20240818095301

車掌は3名乗務していて、そのうち1名は長尾さんという名物車掌で、ツアーの開催告知にも顔写真入りで紹介されていた。ていねいなアナウンスと経験に裏打ちされた正確な情報をお持ちで、この方の名前で集客できる実力の持ち主のようだ。貨物列車の車掌経験もあるとのことで国鉄時代から勤務されているのだろう。トワイライトエクスプレスの最終列車にも乗務されたとのことでJR西日本の中でも一目置かれる存在だろう。後ほどその最終列車の再現アナウンスもしてくれたが、味わいのある落ち着いたアナウンスが魅力だ。

2024年9月23日 (月)

関西貨物線ツアー(阪急プライベース)

 35_20240814085601

京都河原町2号線発の列車の乗り終えて再び京都河原町駅に戻ってきた。ここから8時35分発の準特急大阪梅田行きに乗車する。準特急はかつては京王にもあった種別だが今は阪急のみとなっている。阪急では7月から特急、準特急の一部編成にプライベースと呼ばれる有料の特別車両を連結していて、これから乗る列車にもプライベースが連結されている。車両の中央部にドアが設けられ、客室がその両側に広がっている。かつてのJR九州の特急ハイパーサルーン783系と同様の構造だ。

36_20240814085601

車内は1人掛けと2人掛けの席が並んでいる。濃いグリーンのモケットが阪急らしい。シートはどっしりとして重厚感がある。37_20240814085601

シートには大きなヘッドレストがあり、二人掛けのシートの間にはさらにパーテーションが設置され、プライベート感が増している。プライベースはプライベートとスペースを掛け合わせた造語だ。

39_20240814085701

シートテーブルはひじ掛け部分に収納されているタイプで、広げても半分に折った状態でも使用できる。車内の装備はシンプルだが質実剛健さが感じられる。

プライベースにはアテンダントが乗車している。乗車には予約サイトであらかじめ500円の指定券を予約しておく必要があるが、予約せず車内でアテンダントから購入している人も多い。まだすべての編成にプライベースが連結されているわけではないので、来た編成に連結されていれば利用しようとする人も多いのだろう。アテンダントはタブレット端末を持っていて無札の客が乗ってくると空席を確認し、すぐに客を誘導していた。

基本的には充実した設備だが実際の走り出してみると気になる点もある。窓割りと座席の位置が不適切で、要は目の前に幅広な窓枠があって、窓外がシームレスに眺められないのだ。観光客の利用も多い車両だから、これはかなりのマイナスポイントだ。

38_20240814085601

途中駅から乗って来る客も多く、最大7割程度の乗車になり人気のあることがよく分かった。終点の梅田駅はプライベースの広告のオンパレードで阪急の力の入れようが分かる。ホームで写真を撮っている人も多かった。

2024年9月22日 (日)

関西貨物線ツアー(京都河原町駅2号線)

29_20240814084701

ホテルを7時前に出て京阪淀屋橋駅に向かう。朝から日差しが強く、ビルの日陰を探しながら歩いていく。途中岩谷産業の直営ショップがあり、自販機もカセットボンベ柄だった。

31_20240814084701

淀屋橋発7時12分の特急に乗車。中間に2階建て車両を1両連結している。淀屋橋発の時点では2階席は3人しか乗っていない。

30_20240814084701

京橋駅には以前アンスリーという売店があり、そこで販売されているフランクフルトがおいしくて人気だったが、数年前にその売店が廃止になってしまった。フランクフルトも食べられなくなってしまったと思っていたら、別の売店ができていて、フランクフルトが販売されていることを示す看板がでていた。今日は下車しないが時間があるとき降りてまた食べてみたいものだ。

32_20240814085101

京阪の祇園四条駅で下車し、鴨川を渡って阪急京都河原町に向かう。この駅には切り欠き式のホームがあり、1日数本だけこの2号線ホームから発着する。このホームは最長7両編成までしか入線できないので入れる運用が限られている。

33_20240814085101

2号線のホームの端から梅田方を眺めたもの。

34_20240814085101

8時16分発の準急に乗車。最後部の車両に乗車し、2号線を端から端まで乗車し、次の烏丸で下車した。

2024年9月21日 (土)

関西貨物線ツアー(東横イン)

姫路セントラルパークを出て姫路駅に戻りレンタカーを返却した。今日の走行距離は168kmだった。

25_20240814084301 

姫路からは18時10分発の新快速で大阪に向かう。今日は乗り歩きに忙しくお昼を取っていなかったのでホームの駅そばを食べることにした。ホーム上に気動車急行デザインの建物があり、ここで駅そばが食べられる。

26_20240814084301

姫路のえきそばはラーメンのような黄色い麺が特徴で和風出汁がおいしい。昭和24年から続く店で、姫路に来たらここで食べずにはいられない。

新快速上りは意外と空いていて結局大阪まで隣の席は空席だった。こんなに空いている新快速は久しぶりだ。

28_20240814084301

今夜の宿は地下鉄本町駅から徒歩10分弱にある東横イン大阪船場2である。最近は東横インも宿泊料金が高くなり、ここで9,125円という値段である。ここはどちらかというとビジネス街ではあるものの梅田や心斎橋、難波にも近いので観光客にも利便性は高い。

27_20240814084301

こちらは翌日の朝食の様子。大阪のホテルなのでご当地メニューとしてたこ焼きがあった。

2024年9月20日 (金)

関西貨物線ツアー(姫路セントラルパークスカイサファリ)

19_20240814083601

サファリパークの見学を終えてスカイサファリにやってきた。スカイサファリはサファリパーク内を運行しているゴンドラで、園内の野生の国とふれあいの国間約300mを結んでいるが、遊園地の遊戯施設の一つではなく、国土交通省の認可を受けた一人前の索道なのである。先ほど乗った書写山のロープウェイと同じ仲間である。サファリパークのホームページには乗り方の案内があり、山上からウォーキングサファリと呼ばれるルートを歩きながら下って動物を見学して、山麓にある野生の国からスカイサファリに乗って山上のふれあいの国に至るルートが示されていた。上り専用の運用で下りは身体の不自由な方しか利用できない記述だった。私としてはできれば上りも下りも乗りたいのだが・・・

実際山上のふれあいの国乗り場に来てみると特に下り利用の制限はなく誰でも自由に乗ることができた。料金は入園料に込みになっているので無料である。

20_20240814083601

ゴンドラ内に座席はなく立って乗る。冷房もなく、その代わりにうちわが備えてあった。窓ガラスは古いのかそれともそういう仕様なのか、曇っていて眺めは悪く、満足いく写真は撮れない。

22_20240814083601

ゴンドラは3両連結で運行される珍しい形態で私は中間車に乗った。実際にゴンドラ自体が連結されているのではなく、3両が等間隔で運行されているので一見連結しているように見えるものだった。

21_20240814083601

仲良し3人組といった感じでユーモラスだ。

24_20240814083901

スカイサファリの乗車を終えて、車で3分ほど走り遊園地に来た。一つの入場券でこちらにも入れる。ジェットコースターなどのアトラクションがあり、午後4時で炎天下の厳しい中にもかかわらず、家族連れでにぎわっている。私がここに来たのはレッツゴーというミニ機関車に乗車するためである。遊園地の鉄道は正規の輸送機関ではなく、私の乗りつぶしの対象ではないが、せっかくここまで来たので乗っておきたい。

23_20240814083901

ところが乗り場まで来てみると設備の点検のため運休の表示が出ており、機関車はコース上に留め置かれていた。せっかくここまで来たのに乗れないのは残念だ。もし将来遊園地のミニ鉄道まで完乗することになったらまた乗りに来なくてはならないから大変だ。 残念な思いで姫路セントラルパークを後にした。

2024年9月19日 (木)

関西貨物線ツアー(姫路セントラルパークサファリ)

書写山ロープウェイ乗車を終えて次に向かったのが姫路セントラルパークだ。遊園地とサファリパークのある姫路市郊外の人気アトラクション施設だ。そのうちサファリパークには園内で運行されるロープウェイがある。国土交通省の認可を受けている正規の索道だから乗っておきたい。サファリパークなので車で園内を移動しないといけないから今日はレンタカー利用だから都合が良い。 入園料はサファリパークと遊園地共通で一人4,400円と結構なお値段だ。

14_20240814082601

サファリパークの入り口は2重の扉になっている。第1の扉が開くとまず車を中に進めて第1の扉を閉めて、続いて第2の扉が開くという手順になっている。こうすることにより動物が外に出ないようにしている。まず最初はチーターのコーナー。遠くに何頭か見えたが土の色と一体化していてはっきりとは見えない。園内の動物をスマホから音声で紹介してくれるサービスがあり、最初のうちは見ている動物と一致していたが、そのうち合わなくなってきていつのまにか終了していた。

15_20240814082601

続いてライオンのコーナーに入る。動物の種類が変わる毎に扉が設けてあり、けんかしないようになっている。真夏の午後3時頃なので動物といえどもこたえるようでライオンは木陰で休んでいた。サファリパークというと野獣が園内を我が物顔に歩き回ったり、車に近づいていたずらをしたりする様子などを想像するがそういうことは全くなく、どの動物も皆おとなしく横たわっていた。 

16_20240814082601

肉食動物のコーナーが終わると続いて草食動物のコーナーになった。どの動物も群れを作って大勢で生息していた。

18_20240814082601

暑さのせいか動物は基本的に木陰に隠れている。

17_20240814082601

最後はラクダのコーナー。全く身動きせず直立不動だった。園内を約30分かけて進みサファリパークは終了となった。

2024年9月18日 (水)

関西貨物線ツアー(書写山ロープウェイ)

一円電車を乗り終えて次に向かったのが、姫路市郊外にある書写山ロープウェイである。明延を出てから1時間半ほどで到着した。書写山とは珍しい名前だがウィキペディアによると「仏説において書写山は釈迦如来による霊鷲山の一握の土で作られたと伝えられ、「書寫山」の字が当てられたのはその山がまさに霊鷲山を「書き写した」ように似ることによるといわれる」とのことで、神々しい山のようだ。

9_20240814081801 

山麓駅は書写駅となっており、そこから13時45分発の便に乗車。客は20名ほどで真夏のいちばん暑い時間帯なのにかなり盛況だ。冷房はついていないが所用時間は4分なので我慢する。窓の上部が開けてあるので、そこからの風を入れるが、隙間が狭いので涼しさは感じられない。

10_20240814081801 

天気は晴れているが、湿度が高いせいか視界は意外と開けず、淡路島が辛うじて眺められる程度だ。

11_20240814081801 

山頂駅は西国33霊場の27番札所圓教寺の入り口になっている。御朱印巡りをする人もいるのだろう。お寺があるところは山頂駅からさらに歩きだと25分くらいかかり、有料のバスもあるが、信心深くない私は山頂駅で折り返した。

12_20240814081801 

せっかく交走式ロープウェイなので行きと別の線に乗りたい。1便遅らせ山頂駅発14時15分の便に乗車した。

13_20240814081801

乗降時にステップが下りてきて搬器との隙間を埋めるよう配慮されていた。こういう設備は他では見たことがない。

2024年9月17日 (火)

関西貨物線ツアー(一円電車)

姫路駅前でレンタカーを借りて、今日最初の目的地一円電車に乗れる明延まで向かう。明延鉱山ではかつて鉱石輸送の貨物列車が運行されていたが、それと合わせて旅客運行が非公式に行われていた。その際乗車料金を1円徴収したのでその名前がある。その一円電車の運行も1985年で終了した。しかしその一円電車を懐かしむ人は多く、地元の明延しぜん学校などの手により復活運転が行われるようになった。私も2013年に乗りに来た。その時の記事はコチラ。その当時は半円形の線路を往復運転していたのだが、その後線路を延長し環状運転を始めたので再び乗りに来ることにしたのだ。

5_20240814080701

姫路駅から約2時間、渋滞もなく明延の町に到着。一円電車運行中ののぼりも立っている。受付で料金300円を払う。どちらから来ましたかと話しかけられる。前にも来たが環状になったのでまた来たというとたいへん感謝された。

2_20240814080701

車両は前と同じで、くろがね号と表示されている。頭を低くして車内に乗り込む。中で立つことはできない低さだ。発車時にガツーンと衝撃が来て、それからゴロゴロと進む。

3_20240814080701

芝生の広場の外周をゆっくり進む。歩きより少し速い程度だ。1周は200mくらいだろうか。半時計周りに周回する。台車は2軸のボギー台車なので本格的だ。1回の乗車で2周してくれるのはうれしい。

4_20240814080701

乗車を終えて円形軌道の中に入る。芝生がよく手入れされている。途中には立山砂防軌道の車両も留置されていた。

6_20240814080701

乗車は何回乗っても1日300円なのでもう一度乗ってみた。冷房はないが窓から入る風が心地よい。今回も2周したので合計4周し大満足だった。乗車希望者の客足は絶えない。こんな山奥のイベントなのに盛況だ。

7_20240814080701

子ども用の手回し式トロッコも設置されていた。

8_20240814080701

一円電車の乗り場の向かいの明延振興館には電気機関車としろがね号が展示さていた。

2024年9月16日 (月)

関西貨物線ツアー(姫路まで)

1_20240814075601 

クラブツーリズムから「ついに関西エリアに初登場! 関西貨物線ツアー日帰りの旅」と題するツアーが発売された。クラブツーリズムは関東では貨物線ツアーを頻繁に開催しているが、関西エリアでは今まで貨物線ツアーを催行したことがなかった。それが今回、神戸貨物ターミナル、吹田貨物ターミナル、京都貨物ターミナル、安治川口貨物ターミナルに入線するツアーを発売した。となるとこれに乗らない手はない。申し込み開始日当日に予約を行い、無事参加できることになった。開催日は8月12日月曜日、山の日で休日にあたっている。お盆休み前の繁忙期でよく貨物線ツアーが催行できたと思うが、逆に経済活動が停滞する時期なので、貨物線に臨時列車を運行しやすいのかもしれない。

大阪日帰りも可能だが、関西地区には明延鉱山の一円電車、書写山ロープウェイ、姫路セントラルパークスカイサファリなど乗っておきたい乗り物があるので、1泊2日でこれらにも乗っておきたい。ということで8月11日、12日の2日を利用して関西方面に行って来ることにした。

まず新横浜始発6時ちょうどのひかり533号からスタートする。最初は予約が取れなかったが空きが出てE席が取れた。新横浜発車時点では1両に10人くらいしか乗っていないのに、運悪く私の隣りには先客がいる。ガラガラの車両で見知らぬ男性と隣同士にすわるのは落ち着かない。おそらく隣の人もそうだろう。

小田原でのぞみを待避し、三島までは順調に走行した。ここから先は南海トラフ地震の巨大地震注意が出ており、三河安城まで最高速度を押さえて運行することになっている。スマホアプリで速度を計測すると時速225km程度で走行しているようだ。普段より60kmも遅い速度だから沿線の景気の見え方が違う。車内のアナウンスでは名古屋以遠の到着が10分ほど遅れる見込みであることを伝えている。

静岡でほぼ満席になる。三河安城で減速運転が解除され、その後は回復運転を図りながら運転する。最高速度が60kmも違うから、流れる景色、騒音、振動ともそれまでとは段違いだ。特にカーブでの横Gを強く感じ体が横に持っていかれ、テーブルに置いたスマホは外側にスライドしていく。

新大阪で半分くらい客が入れ替わったが、同じくらい乗ってきてほぼ満席の状態がキープされる。新大阪からはJR西日本の区間になり、到着時刻等はホームページかアプリで確認してほしいと言っている。定刻運転ならともかく遅れが発生している状況でこの対応はいただけない。最終的に姫路には10分遅れで到着した。

2024年9月15日 (日)

上田電鉄別所線開業100周年の旅(撮影会)

29_20240810121901

車庫内で停車した後タラップが取り付けられ、一行は下車した。ここで今まで乗ってきた東急1000系の撮影会が開催される。東急当時の元町・中華街、雪が谷大塚、多摩川、五反田などの行き先も表示できるので撮り鉄には気合が入る内容だ。

30_20240810121901

1000系の撮影会が終わると続いて建屋内に移動し東急5200系車両の撮影となる。すでに電装は解除され自走できず職員が数人がかりで押して移動させてきた。動力部分は動作しないが架線から集電し前照灯を点けることは可能のようだ。

31_20240810121901

2編成横並びの状態。5200系は「渋谷・桜木町」と「急行」のヘッドマークを付けている。

32_20240810121901

日吉行きの行き先票も用意されていた。行き先票は状態がいいので後から作ったものかもしれないが、往時を偲べるいい演出だ。

34_20240810121901

撮影会は1時間以上に及び、撮り鉄の人は時間を目いっぱいに利用して最後の最後まで撮影に余念がなかった。

撮影会が終わり、20時20分、下之郷駅から出発する。行きは車庫まで乗り入れたが帰りは駅のホームからの乗車となった。乗車した車両は先ほど乗ってきたものではなく、楕円形の窓が特徴のマルマドリーム号だった。かつて走っていた5250形電車の特徴だった丸い窓を再現した車両で昭和レトロの雰囲気を醸し出している。

20時50分、上田駅に戻り、ツアーは解散となった。上田駅発21時29分のあさま632号に乗り換える。指定席を取っていたがガラガラだった。今回は開始時間が遅いツアーだったが、開始から終了まで4時間ほどで拘束時間も長くなく効率的なツアーだった。

これで「上田電鉄別所線開通100周年の旅」を終わります。

2024年9月14日 (土)

上田電鉄別所線開業100周年の旅(下之郷車両基地入線)

25_20240810121101

別所温泉駅を18時39分に折り返し、18時51分下之郷駅に到着した。ここからいよいよ本日のメインの目的、下之郷車庫に入線する。車庫は本線の隣りにある。いったん上田方に進み、本線上で折り返す。

26_20240810121101

本線から右に分岐していく。

27_20240810121101

車庫は2線あり、そのうちの左側の線を進んで行く。

28_20240810121101

車庫内の建屋の手前で停車した。本線から分岐して、ここまでの距離は100m弱と推定され、きわめて短い距離ではある。しかし普段は乗れない線に乗ることができ大満足だ。

2024年9月13日 (金)

上田電鉄別所線開業100周年の旅(上田発)

21_20240810115901

ツアー列車は2両編成で17時40分に入線してきた。ツアー特製のヘッドマーク付きだ。先頭車両の種別幕には「急行」の表示がされていた。車両は元東急の1000系で当時使われていた行き先や種別も表示できるようだ。

22_20240810115901

18時05分に上田駅を発車。すぐに千曲川鉄橋を渡る。この鉄橋は2019年の台風による水害で崩落し上田・城下間が不通となったが、復旧工事により翌年には運転が再開された。千曲川の水量はわずかで、ここが増水して鉄橋を押し流すほどになったとは想像がつかない。2019年の水害時には北陸新幹線の長野車両基地も水没し、新幹線車両の多数が廃車になった。

23_20240810115901

担当者のあいさつが終わると、続いてハーモニカ駅長の登場となった。上田電鉄では貸切電車の運行時などにハーモニカ駅長が同乗し、車内でハーモニカの演奏をしてくれる。その始まりは2006年のことで、上田電鉄の活性化のため何かできることはないかと知恵を絞った中で、当時の上田駅長の発案で、電車内でハーモニカを演奏してみんなで歌を歌ってはどうかということになり始まったものらしい。

今のハーモニカ駅長は3代目の方で、実際の駅長ではないが、父親が上田電鉄の運転士、母親が西丸子駅で切符の委託販売をしていた方で、西丸子駅の職員宿舎で生まれたとのこと。

演奏してくれた曲目は鉄道唱歌、汽車、汽車ぽっぽ、線路は続くよどこまでもなどで、夕暮れ時の車内に響くハーモニカのメロディーはノスタルジックで、子どもの頃が自然と想い起こされる。小学校の頃は音楽の授業でハーモニカを吹いたことも懐かしい思い出だ。あれ以来ハーモニカを吹いたことはない。今回のような鉄道ファン中心の列車ではなく一般の観光客が乗っている時は鉄道モノ以外に千曲川、青い山脈なども演奏するとのこと。

24_20240810120201

ハーモニカメロディーの楽しい車中を過ごしながら、18時35分終点の別所温泉駅に到着した。

2024年9月12日 (木)

上田電鉄別所線開業100周年の旅(初めに)

ローソントラベルから「上田電鉄別所線全線開通100周年記念企画!トワイライトトレイン号で行く!下之郷車両基地ナイト撮影会(人数限定)」というツアーが発売された。撮影会場となっている下之郷車両基地に乗り入れる臨時列車が運転されるので車庫線マニアには見逃せない。ナイト撮影会とあるように夜行われるので入庫の様子がはっきりとは見えないかもしれないが、これに乗らない手はない。無事予約できたので日帰りで上田まで往復してきた。

19_20240810114801

ナイト撮影会なので集合は上田駅17時35分と遅い。私が今まで参加した乗り鉄系イベントでいちばん遅いだろう。この日は日中に私用があったので逆に遅い時間のスタートで好都合だった。大宮発16時17分のあさま619号でスタートする。長野まで各駅に停車する鈍足新幹線だが、それでも大宮から70分で到着するから新幹線の威力は大きい。車内は半分程度の乗車で、夏休み中なので家族連れが多い。

20_20240810114801

17時28分、上田駅着。新幹線ホームから集合場所である上田電鉄の上田駅改札前に向かう。券売機の隣りには居酒屋がある珍しい構造の駅だった。参加者は30名程度で知った顔も数名いた。

2024年9月11日 (水)

旧新橋停車場鉄道博物館収蔵展

Img_7411

旧新橋停車場鉄道歴史展示室で開催されている企画展「鉄道博物館収蔵展」を見学してきました。北斗星トマムスキー号、瀬戸号のヘッドマークや古い車両銘板などとともに、青春18きっぷのポスターやチラシ、現物のきっぷなどがあり、私はこちらの方に惹かれました。青春18きっぷのポスターは下灘駅のものが4枚もあり旅情をそそります。きっぷは初代ののびのびきっぷのものではありませんでしたが、マルス券ではなく印刷された紙のきっぷで、これを見るだけで学生時代の旅を思い出しました。

2024年9月10日 (火)

ロマンスカーEXEαで巡る小田急線謎の線路ツアー(本厚木駅引き上げ線)

9_20240810104501

相模大野駅3番線を12時38分に出発し、再び本線を下り、12時53分に本厚木駅2番ホームに到着した。隣りの1番ホームには12時51分に到着した当駅止まりの各停が停車している。本厚木駅は日中10分間隔で当駅止まりの各停があるので、臨時列車が引き上げ線に入る余裕がないのでどうするのだろうと思っていたら、12時51分の各停を引き上げ線に取り込まず、伊勢原まで回送した後折り返して本厚木始発に充当するテクニックを使った。定期列車の運用を変更してまで我々の列車を引き上げ線に入れてくれた訳で関係者の努力に感謝したい。

17_20240810113101

引き上げ線は本線より少し高い位置にあり、本線の列車を少し見下ろすような目線である。引き上げ線で15分ほど待機したのち、本厚木駅3番線に入った。

18_20240810113201

本厚木駅を13時16分に発車し、海老名駅に13時20分に到着し、ツアーは終了した。

今回のツアーでは本厚木駅引き上げ線に入れたことがいちばんの収穫だったが、唐木田車庫の奥まで入れたこと、相模大野車庫の検車線に入れたことも収穫大だった。

これで「ロマンスカーEXEαで巡る小田急線謎の線路ツアー」を終わります。

2024年9月 9日 (月)

ロマンスカーEXEαで巡る小田急線謎の線路ツアー(相模大野車庫)

8_20240810104501

新百合ヶ丘駅を11時51分に出発し、町田駅で後続の快速急行を待避し、相模大野駅3番線に停車した。ここはホームのない中線で通過列車が通る線路である。ここから相模大野車庫に入る。相模大野車庫は江ノ島線上り線をはさんで左側が検車線、右側が工場線と呼ばれている。このうち工場線は過去2度入ったことがある。今回はうれしいことに検車線60番線に入ってくれた。検車線は相模大野駅の乗務員詰所にも近く、乗務員としてもここに留置する運用だと歩く距離が少ないのでありがたいと言っていた。

16_20240810112601

検車線での折り返しの間、小田急クイズが行われた。問題はあらかじめ配られていて、その答え合わせとなる。小田急トラベルの担当者が作成したもので全33問あり、各車両基地の収容両数や洗浄線の数、小田急線の最急カーブの場所などなかなか難問だった。相模大野車庫での折り返し時間内に終わらず、車庫を出て相模大野駅3番線に戻るまで続いた。

2024年9月 8日 (日)

ロマンスカーEXEαで巡る小田急線謎の線路ツアー(新百合ヶ丘駅引き上げ線)

成城学園前駅を10時57分に出発し、緩行線を進み、向ヶ丘遊園駅1番ホームで運転停車する。向ヶ丘遊園駅1番線にロマンスカーが停車するのは珍しい。

7_20240810104501

さらに本線を下り、新百合ヶ丘駅3番ホームに停車したのち、新宿方にある引き上げ線8番線に入った。ここも前に入ったことがある。

14_20240810110601

ここで鉄道グッズの抽選会が始まった。座席番号がくじの番号になっていて、当選した席番が放送される。賞品は付箋、クリアファイル、ロマンスカーのパンフレットなどが用意されていた。私はEXEαのクリアファイルが当たった。まずまずの成果だろう。

15_20240810110601

 11時45分、引き上げ線を発車し3番ホームに入ると5番ホームにもころん号が停車していた。もころんは小田急の子育て応援マスコットでかわいらしい表情が人気だ。

2024年9月 7日 (土)

ロマンスカーEXEαで巡る小田急線謎の線路ツアー(喜多見車庫)

6_20240810104501  

唐木田車庫を9時41分に出発し、新百合ヶ丘駅5番ホームを経由し、10時11分成城学園前駅4番ホームに到着した。ここで進行方向を変えて喜多見車庫に入る。赤線は入庫時、緑線は出庫時のルートを示している。喜多見車庫には過去何回か入ったことがある。6番線を経由して26番線に停車した。

11_20240810105601

隣りの線にはすでに定期運用から退いたVSEが2編成停車していた。

12_20240810105601

喜多見車両基地は喜多見ふれあい広場の下にある構造なので暗くて撮影しづらい環境にあるが、VSEは車内灯を点灯させてくれていて写真を撮りやすいように配慮されている。その反対側にはこれから運用に就く東京メトロの車両が待機していたが、我々へのサービスで方向幕が多摩急行と表示されていた。多摩急行は多摩線を走行する種別で、だいぶ前に消滅しているが、デジタル方向幕なので前の種別も残っているようだ。江ノ島線には湘南急行という種別もあったがこれも消滅している。

13_20240810110401

喜多見車庫を10時52分に発車し、今度は成城学園前駅1番ホームに入線した。入出庫線は一見複線だが、それぞれ独立していて単線並列になっている。

2024年9月 6日 (金)

ロマンスカーEXEαで巡る小田急線謎の線路ツアー(唐木田車庫)

経堂車庫を出ると次は唐木田車庫になる。新百合ヶ丘駅の手前で本線から分岐し、多摩線3番ホームを通過する。3番ホームを通過する列車は定期列車ではない。多摩線は踏切がない構造になっているので、新車の試運転は多摩線で行うことが多いとのこと。永山の手前で京王線の線路が近づいて来る。京王の方が最高運転速度が高いので並走すると小田急が負けてしまうらしい。

5_20240810102901

9時10分、唐木田駅3番ホームに停車。ここからこの奥にある唐木田車庫に入線する。以前唐木田車庫に入ったことがあったが、その時は1番ホームの奥にちょっと入っただけだったので今回どうなるか気になっていたが、25番線に入るとのアナウンスがありホッとした。

3_20240810101201

唐木田車庫は20番線と26番線(洗浄線)が運転士が運転できず検車係のみが運転できる線になっている。他の鉄道会社でも構内運転士のみが運転できる線があり、車内の規定などで定めがあるのだろう。

10_20240810104701

唐木田での折り返しの間にツアー参加記念グッズが渡された。乗車記念証、カンバッジ、IDカードホルダーの3つだった。

2024年9月 5日 (木)

ロマンスカーEXEαで巡る小田急線謎の線路ツアー(経堂車庫)

小田急トラベルから「〚夏休み特別企画第3弾〛~今年はロマンスカー・EXEαで巡ります~営業列車が入らない小田急線“謎の線路”」と題するツアーが発売された。経堂駅を出発し、経堂車両基地、唐木田車両基地、喜多見車両基地を経て、本厚木駅引き上げ線に入り、海老名駅で解散するルートで、私に取って最大の魅力はまだ入ったことのない本厚木駅引き上げ線である。開催を知ってすぐ予約し無事参加できることになった。

開催日は7月28日で経堂駅7時15分集合となっている。小田急トラベルは集合から出発までかなり待たされるので私は集合時刻ギリギリに行ったが、この日も出発は8時17分で1時間も待たされた。このあたりはどうにかならないかといつも思う。乗り鉄仲間と今後の情報交換を行ないながら時間を過ごしたが、それでも時間を持て余した。

1_20240810100901

8時14分、4番ホームに小田原方から回送でEXEα10両編成が入線してきた。私は9号車を指定されている。参加者が列車に乗り込むとすぐに経堂車庫に入線した。ここには2本留置できるようになっていて山側に入線した。発車があわただしかったので、この車庫で担当者のあいさつなどが行われた。本日は喜多見乗務所の鉄分濃い担当者により運営されているとのこと。あいさつと並行して本日入線する車庫の配線図と行路表が配られた。配線図は番線まで表示されていてとてもうれしい。以前は車庫に入るだけで満足していたが、最近は何番線に入るかということも気になるようになってきた。行路表は発着時刻や発着番線が表示されていて、本日の運転士が使用しているもののコピーなのでこれもまたうれしい。

Img_2357

配線図ではホームのない通過線も含めて番号が割り振られていて、先ほどの経堂駅4番ホームは5番線となっていて、いま停車している山側の留置線は7番線となっている。夜間留置が行われる関係で乗務員宿泊所もある。かつては工場も併設される拠点の駅だったが、高架複々線化により、工場機能は大野車両基地に移転した。工場跡地の一部はマンションや商業施設に転用されたようだ。ただ今日の乗務員は若い人たちなので、経堂工場があった時代を知る人はいないらしい。ここからいったん新宿方に出発し豪徳寺駅9番線で本線上で折り返し、下り急行線を走行する運用もまれにあるとのこと。

2_20240810100901

そんな鉄分濃い話を聞きながら、8時44分経堂車庫7番線からから再び経堂駅5番線(4番ホーム)に戻った。ここから上り複々線を横断し下り急行線に転線する。そのため3つのポイントを通過するが、それぞれ分岐器の開きが異なり、その制限速度も異なる。まず60キロ制限のある14番分岐器を通過し、続いて45キロ制限のある12分岐器を通過し、最後に35キロ制限の10番分岐器を通過した。この分岐器と制限速度の関係は運転士試験の必出ポイントとのこと。

4_20240810102501

最後のポイントを渡ると上り線側で2本の列車が停止信号で待機していた。いずれも経堂駅に8時50分に到着する列車で、我々の列車が渡り線を横断するのを待たされていた。

2024年9月 4日 (水)

国鉄と言えば・・・

Img_7330

昨日、国鉄時代の新幹線リレー号マウスパッドを紹介しましたが、その記事をスマホで作成している時の変換予測に驚きました。国鉄と入力するとスワローズ、特急色、労働組合、動力車労働組合と出てきました。

国鉄スワローズは今から50年以上前に消滅した球団で、今ではその存在を知る人も少ないでしょう。

国鉄特急色はクリームに赤色の帯で人気の塗装でこれは分かる気がします。

最後の国労、動労はストを連発して国民の反感を買った労働組合でそういうものまで変換予測されるようです。これも今やその存在を知る人は少ないでしょう。

私は国鉄と言われて思い浮かべるのは分割民営化です。鉄道に興味を持ち始めた1980年代にその議論が高まり、1987年4月には全国一体運営の日本国有鉄道から旅客6社と貨物1社に分割されたのは私の鉄道人生の中でもいちばんエポックメイキングなできごとです。サービスも悪く、車両の魅力も乏しかったけれど、全国津々浦々に線路を延ばしていたあの当時の国鉄にまた乗りたいものです。

2024年9月 3日 (火)

新幹線リレー号マウスパッド

Img_7326

大宮駅東西自由通路での鉄道グッズ販売会で購入した新幹線リレー号の行き先票マウスパッドです。新幹線リレー号は1982年の東北・上越新幹線の大宮暫定開業時に運転された上野・大宮間をノンストップで結ぶ連絡列車です。185系が使用され、たしか毎時2本程度運転されていたはずです。

Img_7321

そのほかにも国鉄時代のエル特急などのマウスパッドも販売されていました。いまだに衰えない国鉄人気です。

2024年9月 2日 (月)

大阪モノレール貸切列車の旅(万博車庫入庫)

38_20240727123701

門真南駅の引き上げ線を体験したのち、今日4回目の万博記念公園駅に到着し、ここから車両基地に入線する。

40_20240727123701 

39_20240727123701

先ほどは6番線を経由したが、今度は16番線に入るという。入庫と出庫で違う線路に入れてくれるとは我々の気持ちをよく分かってくれている。16番線は車両基地のいちばん左端の線で、そこで停車した。

41_20240727123701

16番線にも昇降台があり、下車できるようになっており、ここで解散となる。参加記念としてクリアファイル、パンフレット、本日の列車の仕業表をいただいた。パンフレットには車両基地の配線図もあり、これは貴重だ。これがあるとないとでは楽しみも大きく異なる。

万博記念公園駅で解散となりツアーを計画していただいたIさんにお礼を言って皆それぞれの方向に散っていった。

42_20240727123701 

私は千里中央経由で新大阪駅に出て19時15分発ののぞみ248号で家路に着いた。帰りが遅くなり、明日は仕事だからグリーン車にしてある。ずらし旅だと3,000円ほどの上乗せで乗れるからお得だ。ビールを飲みながら今日の旅を振り返り、居眠りをしながら家路に着いた。

これで「大阪モノレール貸切列車の旅」を終わります。

2024年9月 1日 (日)

大阪モノレール貸切列車の旅(門真市駅引き上げ線)

34_20240727123301

千里中央駅の引き上げ線を体験した後、三たび万博記念公園駅を経由して門真市駅に向かう。途中新幹線の鳥飼車両基地の端を通過する。以前この車両基地に入線する列車に乗ったことがある。

門真市駅のひとつ手前の駅で停車した際、次の駅でトイレに行きたい人は申し出るようアナウンスがあった。トイレに行く人がいる場合、ホームドアが開く位置に車両を停車させる必要があるからだ。ビール列車などを運行する場合はここでトイレ休憩を行い、列車は引き上げ線を往復するが、我々がそれをやっては元も子もない。

35_20240727123301

 門真市駅から先は2029年度をメドに瓜生堂までの8.9kmの延伸計画があり工事も始まっている。瓜生堂では近鉄奈良線に接続する予定である。

36_20240727123301

引き上げ線でエンド交換する。

37_20240727123301 

門真市駅に戻る様子。

« 2024年8月 | トップページ | 2024年10月 »