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2024年7月

2024年7月31日 (水)

新型クラウンで行く初夏の北海道ドライブ(ホテル大雪)

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旭川電気軌道の保存車両見学を終えて、今日の宿層雲峡のホテル大雪に向かい、17時過ぎに到着した。前にも一度泊ったことがある。本日の走行距離は240km、燃費は20.4km/lだった。ホテルはコロナ禍期間中にリニューアル工事を行ったようで1階にはカフェもできてリゾートホテル風になっていた。

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露天風呂付の部屋を予約しておいた。泉質はなめらかで、今回の旅行中に入った温泉の中ではいちばん肌に合う感じがした。部屋の冷蔵庫に入っている飲み物が日本酒やビールも含めてすべて無料という太っ腹なサービスで、実質的には宿代に加算されているのだろうが、得をした気分になる。

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こちらは夕食。個室でのコース料理である。刺身がご覧のように氷に覆われていて、これをかまくら盛りと呼ぶそうだ。食事の最後にでてきたご飯が東川町産ゆめぴりかで、少しかための炊き加減だったが、とてもおいしかった。

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食事が終わると1階ロビーでアイヌ民謡が披露された。演じているのはアイヌの流れを引く人なのだろうか。

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続いてビンゴ大会が開催された。ビンゴカードは1枚500円で購入することになっている。ビンゴの数字は昔は福引の抽選機のような道具から球が出て、それを読み上げていたが、今はボタンを押すと数字が表示されるデジタル式の機械に変わっていた。今回の1等賞品は富良野メロンで、その他各種豪華賞品が用意されている。私はこういうビンゴ大会でくじ運が悪く参加賞以外当たったためしがないのだが今回は違った。まず全参加者の中で3番目ぐらいにリーチに達した。自分でも今日は勝ちそうな予感がするやいなや、そのあと2回くらいでビンゴになった。柄にもなく大きな声で「ビンゴ!」と発し、カードを持ち上げながら前に歩み出た。今までの一生分の負けをここで一気に取り返したようなものだ。富良野メロンは後日宅配便で送られるとのことで、実際7月下旬に到着しおいしくいただいた。

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昨日のビンゴの勝利の興奮がまだ冷めやらぬなか、朝食をいただいた。

2024年7月30日 (火)

新型クラウンで行く初夏の北海道ドライブ(旭川電気軌道)

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美瑛の丘観光を終えて次に向かったのが、東旭川公民館の敷地に保存されている旭川電気軌道の静態保存車両モハ1000型だ。旭川電気軌道は東旭川線と東川線の2線を有する日本最北の電鉄会社だったが、1973年までに両線とも廃止になった。その後もバス会社として存続しているが、バス会社になった今も商号変更せず旭川電気軌道を名乗っている。

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車両は昭和30年に日本車両で製造されたもので、自動ドアや客室と独立した運転台を有するなど、それまでの車両とは一線を画するものだったようだ。色合いも濃い緑色でシックで落ち着いている。廃車になってからすでに50年以上経過し屋外に保存されている割りには保存状態はいい。冬季はビニールシートに包まれているらしいから丁寧に扱われているようだ。車両の中には入れないが、仮設のホームがあり中は覗けるようになっている。ロングシートの座席だ。

2024年7月29日 (月)

新型クラウンで行く初夏の北海道ドライブ(美瑛の丘)

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ファーム富田観光を終えて、次に向かったのが美瑛の丘だ。ここに来る途中10分ほど急な大雨に見舞われたがすぐに止んでくれて助かった。画像に雨雲が映っているのはそのためだ。こちらはケンとメリーの木。今から50年以上も前の日産スカイラインのCMで使われた木で今でも人気スポットだ。美瑛の丘に高くそびえている。

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そのCMで有名なスカイラインはケンメリのスカイラインと呼ばれている。今回の旅行中にまったく別の場所でそのケンメリのスカイラインをたまたま見かけた。これがその写真。車齢50年以上になるからメンテナンスが大変だと思うが、今も熱烈な愛好家がいるようだ。

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こちらはマイルドセブンの丘。たばこのCMで使われて人気とのことだが、そのCMは見た記憶がない。観光客が少ない時にうまく撮影できたが、この直後観光バスが2台やってきて、アジア系の観光客が車道を占領して写真を撮り始めた。

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美瑛の丘の牧草ロール。ゆるやかな起伏の農地でいかにも美瑛らしい。しかしこの左側では牧草地に入り込んで撮影している外国人グループがいた。テレビなどで私有地に入り込んで撮影する観光客が後を絶たないと報道されているが、そういうことが常態化しているようだ。この日は警察や地元観光協会の車が巡回しているのを見かけたがいたちごっこかもしれない。

2024年7月28日 (日)

新型クラウンで行く初夏の北海道ドライブ(ファーム富田)

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幌内線の廃駅巡りを終えて富良野に向かう。途中の道路は交通量も少なく走りやすいが、一方後ろから猛スピードでやってきて追い抜いていく車も時々いる。私の車は定速走行機能があり、それをセットして走行する。知らぬ間にスピードを出しすぎることがないのでありがたい。以前の北海道ドライブでスピード違反の取り締まりを受けたことがあったからだ。1時間半ほど走行し、富良野のファーム富田にやってきた。丘陵地帯にラベンダーをはじめ、色とりどりの花が咲き誇っていて道央の人気観光スポットだ。平日にもかかわらず多くの観光客が訪れていた。

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日本人だけでなく中国、韓国、東南アジア方面からの客も多く見かける。

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園内ではラベンダーソフトクリームやメロンの販売も行われていて、こちらも人気のようだ。私もソフトクリームを食べながら園内を散策した。

2024年7月27日 (土)

新型クラウンで行く初夏の北海道ドライブ(幌内線唐松駅)

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萱野駅から15分ほど走り唐松(とうまつ)駅の跡に到着した。こちらも幌内線の駅である。私が見学している間にライダーが2人相次いで現れた。お互い知り合い同志かと思ったら、そうではなくたまたま同じタイミングでここを訪れたようだ。ライダーにも廃線巡りが人気なのだろう。そのうち1名は尼崎市から来た人でカブで道内を巡っていた。こういう小型バイクで広い道内を巡るのは相当体力が必要だろう。

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駅舎の中には当時の駅や列車の写真がたくさん展示されていた。駅ノートもあったので感想を記しておいた。また1968年当時の地元中学校の卒業アルバムが展示されていて、手に取って中も見ることもできた。今までいくつもの廃駅を訪れてきたが、卒業アルバムまで展示してあるのは初めてだ。今の時代には珍しいおおらかさで、個人のプライバシーなど関係ないようだ。

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ホームも残されていてのどかな景色が広がっている。

2024年7月26日 (金)

新型クラウンで行く初夏の北海道ドライブ(幌内線萱野駅)

札幌のホテルを出発し、北海道2日目の旅が始まる。今日はいろいろ経由して最終的に層雲峡に泊まる予定で、まず最初の目的地は旧幌内線の萱野駅である。幌内線は岩見沢・幾春別間18.1kmを結んでいた線で、私は1983年に乗車したが1987年に廃止された。かつては手宮・幌内間を結ぶ北海道最初の鉄道の一部を形成していた歴史ある線である。道央自動車道を旭川方面に向かって進む。昨日は午後に大雨が降り天候は良くなかったが今日は快晴だ。平日だが意外とトラックは少ない。

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三笠インターで高速を降り、10分ほど走ったところに萱野駅がある。萱野駅は現在はライダーハウスに改装されているが、駅舎自体は昔のイメージをとどめている。鍵がかかっていて駅舎の中には入れなかかったが、駅舎の一部がライダーハウスになっている。駅前の広いスペースがかつてのこの駅のにぎわいを感じさせる。

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駅舎の裏側にはホームも残されていて1面2線の交換可能駅だったようだ。車掌車が1両静態保存されており、こちらは女性専用のライダーハウスに転用されていた。中には2段ベッドが一組設置されていたが、冷暖房などなさそうな空間だから実際に利用するのはかなり覚悟が要りそうだ。

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駅前の理容店がライダーハウスの管理を行っていて、店の隣には踏切のモニュメントが設置されていた。

2024年7月25日 (木)

新型クラウンで行く初夏の北海道ドライブ(札幌市電)

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JRタワーホテル日航札幌に宿泊した翌朝、朝食前に散歩に出てみた。さっぽろ発6時18分の麻生行きに乗車。これが南北線北行きの始発列車で、地下鉄にしてはずいぶん遅い時間の始発だ。そのせいもあるのか満員でやってきた。たださっぽろで大半が下車したので余裕で座れた。北24条駅で下車。この駅のすぐ近くに札幌市電248号が静態保存されている。この場所には札幌サンプラザというホテルが建っているが、かつては札幌市電幌北車庫があった場所である。

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静態保存されている車両は1960年製造で、2022年まで札幌市電で活躍した車両で、引退後にクラウドファンディングで資金を募り、当地で保存されるようになった。こういった形で引退後も第二の人生を送れるのは恵まれたことだが、屋根がないのでメンテナンスをしっかりしないとサビや腐食でボロボロになってしまうので将来が心配だ。

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市電見学の後は北大の構内を通ってホテルに戻る。敷地内には24時間営業のセイコーマートの店舗があった。北大のようなマンモス大学ならば24時間営業でも採算が取れるのだろう。かつて大学構内の店舗と言えば生協だったが、今はコンビニの時代になっている。

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こちらはクラーク博士像。博士は札幌には1年もいなかったが、その与えた影響は計り知れない。

2024年7月24日 (水)

新型クラウンで行く初夏の北海道ドライブ(JRタワーホテル日航札幌)

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松尾ジンギスカンでの夕食を終えてホテルに戻った。今回泊ったのは札幌駅に直結するJRタワーホテル日航札幌だ。JRと付くがJR系列のホテルではない。

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高層階の南側の部屋を予約してあり、札幌の夜景がきれいに見える。周囲にここより高いビルがないから、ここが札幌で、あるいは北海道でいちばん高いビルかもしれない。

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こちらは翌朝の朝食会場からの眺め。眼下に函館本線の線路が延びているのが見える。トレインビューレストランだ。

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朝食はバイキング方式でいろいろなメニューがあるが、こちらはいくら、ホタテ、海老などを乗せて作った自作の海鮮丼。北海道に来るとどの食材もおいしく、つい食べ過ぎてしまう。

2024年7月23日 (火)

新型クラウンで行く初夏の北海道ドライブ(松尾ジンギスカン)

北広島駅でシャトルバスを下車する。運賃後払い式で交通系ICカードが利用できる。当初は先払い式だったが、そうすると乗客全員が運賃を支払わないと発車できず、バス乗り場にバスが滞留する形になるので、後払い方式に変更したらしい。後払いでも先払いでもトータルの所要時間は変わらないが、見た目の印象は違うだろう。

北広島駅は2面4線構造で通過列車の待避も可能な構造だ。試合終了時のホームの混雑を緩和するため、普通列車はホームの札幌寄り、快速列車はホームの千歳寄りに停車させる取扱になっている。ホームに降りるとちょうど18時06分発の普通が入線してきた。ここで特急の待避と快速エアポートの緩急接続が行われる。私は座って帰りたいので普通列車に乗ったが快速は満員で発車していった。

札幌駅に到着し、ホテルに荷物を置いてから食事に出かけた。日曜日の夕方でどの店も混んでいたが、しばらく順番待ちをしたら松尾ジンギスカンに入ることができた。

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4種食べくらべセットを注文。4種とは特上ラム、ラム、マトン、ラムハツで、それぞれ60g付いている。最初は店の人が焼いてくれる。

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もやしが蒸しあがったら肉を乗せて食べる。ジンギスカンの鍋は他だともっと盛り上がっているが、ここのはひらべったいものだった。肉に味が付いているのでタレを付けないで食べるのが流儀らしい。味、柔らかさとも4種の中で特上ラムがいちばんおいしかった。肉食べ放題セットもあるが、この量でも私には十分だった。すっかり満足してホテルに戻った。

2024年7月22日 (月)

新型クラウンで行く初夏の北海道ドライブ(エスコンフィールド観戦)

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試合開始までまだ時間があるので、自分の座席を確認した後、球場内を散策してみた。どこのお店も食べ物や飲み物を購入する人で長蛇の列になっていた。混雑する中、買ったものを持った多くの人が行きかっていてぶつからないよう慎重に歩き回る。

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比較的行列の短いお店でミニ海鮮丼を購入。ビールのカップの半分くらいの大きさなのに950円もするお高いミニ海鮮丼だった。トレーは球場をモチーフにしたもので記念に欲しくなる。球場内は全てキャッシュレス決済になっているので電子マネーやクレジットカードを持っていかないと支払いができない。海鮮丼だけでは物足りないので後ほど追加で購入してきたが、試合が始まると売店は空いてきた。

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試合は日ハム加藤、巨人菅野の先発で始まった。ドーム球場だがバックスリーンの後ろが大きな窓ガラスになっていてとても明るい。私はバックネット裏に座っているが、周りはどちらかというと巨人ファンが多い感じだ。 巨人の選手がヒットを打つと歓声をあげる人が多いからだ。

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イニングの間には恒例のキツネダンスが始まり、これが大人気だ。また北海道らしくジンギスカンの曲もかかり、これも大盛り上がりだった。

試合途中からかなり激しい雨が振り出してきた。バックスクリーン越しに傘を差している人が見えて外の天候が分かるのだ。

試合は岡本、フェルナンデス、万波など打つべき人のホームランが出て盛り上がったが、投手陣もそれぞれ抑えて、結局延長12回規定により3対3の引き分けとなった。試合がこう着状態になったので試合終了を待たずに11回が終わると球場を後にした。運良く先ほどまでの大雨が止んでいた。

帰りのシャトルバスでは運転手が、「12回表の巨人の攻撃で点が入らず日ハムの負けがなくなった」と放送すると車内に歓声が沸き起こった。

2024年7月21日 (日)

新型クラウンで行く初夏の北海道ドライブ(エスコンフィールドまで)

神威岬の眺望を楽しんだ後、次の目的地は一転して北広島市のエスコンフィールドになる。今日はセパ交流戦の最終日で日本ハム巨人戦が開催されており、その野球観戦に行くのだ。余市インターから後志(しりべし)自動車道に入り東へ進む。余市インターに入るころから急に雨が降り出し雨量も多い。慎重に運転し、札幌北インターで高速を降りて、今日の宿JRタワーホテル日航札幌に到着した。

ホテルの駐車場に車を停めてから札幌駅12時08分発の快速エアポートに乗車する。車内の自動放送は大橋俊夫さんで、この声を聞くと北海道に来た実感がわいてくる。車内は野球観戦に行く人と新千歳空港に行く人で立ち客も出る混雑だ。約15分で北広島駅に到着。乗客の半分以上はここで下車した。ここから球場まではバスなら10分ほど、徒歩なら20分ほどかかる。徒歩だと千歳線の旧線跡を歩いて行けるが、強風が吹き荒れていて歩きはきつい。シャトルバスの乗り場もタクシー乗り場も長蛇の列だが、バスのほうが回転が速そうだ。結局20分ほど待ってバスに乗り、10分ほどでエスコンフィールドに到着した。札幌駅からちょうど1時間かかった。2028年完成の予定で球場脇に新駅ができる計画があり、そうなるとアクセスが大幅に改善されるので楽しみだ。

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 本日は14時プレーボールのデーゲームになっている。試合開始1時間前だが、すでに多くの観客が集まっている。シャトルバス乗降場の目の前がコカ・コーラゲートと呼ばれる場所で1塁側にあたる。

チケットは日本ハムファイターズの公式ホームページから購入済みである。スマホに送られたQRコードを見せて入場する。紙のチケットはない。チケット購入後に行けなくなった場合はリセールという方法があり、ファイターズのホームページから転売も可能だ。行けなくなったからといって昔のように金券ショップのお世話になくることもなく便利だ。

また今回は私は鉄道利用でやってきたが車で来ることも可能で、その場合は予約制の駐車場を利用することになるが、台数に限りがあるため早めの予約が必要だ。

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球場に入ると目の前には大きなビジョンがあり、客席の様子を映し出している。座席は1階、2階、3階の3層構造になっていて、すでに半分くらいの席は埋まっている。

球場内にはシニアの案内係が多数配置されていて、座席の誘導などを行っている。私も自分の席がどこだか分からないのでスマホの画面を見せると、メガネを取って画面を確認してくれた。私もそうだが高齢者にはスマホの画面の小さい文字は見にくい。

2024年7月20日 (土)

新型クラウンで行く初夏の北海道ドライブ(神威岬)

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昨日は食後に早々と就寝した。津軽海峡沖を通過する頃は多少揺れが大きくなったが、それも束の間だった。日付が変わって今日は6月16日、日曜日。ゆっくり下船を選択したので通常4時30分の下船が6時となっている。他の船室はすでに清掃作業が始まっていた。かなり朝早くからの仕事で大変だろう。

徒歩のゆっくり下船は1名だけで、その他はすべて乗用車での下船だった。ゆっくり下船の客はエントランスで点呼を受けてから車両甲板に降りる。既にトラックは下船が済んでいて広々とした空間が広がっていた。

 今日はまず神威岬にいく。積丹ブルーの海が見どころで、今日は午前中は晴れの予報なので楽しみだ。運河や歴史的建造物が残る早朝の小樽の街を抜けて西へ進み、7時40分頃神威岬の入り口に到着した。駐車場入り口が8時開門なのでしばらく時間調整をする。

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開門時間になり、駐車場に車を置いて神威岬への遊歩道を進む。まず「女人禁制の門」というのがあり、かつてはこの先は男性しか入れないところだったが、今はだれでも自由に出入りできるようになっている。

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しかしかつては女人禁制だっただけあって、ここから先はアップダウンがかなり激しく、急階段のところもあり、途中リタイヤしかけた高齢者も見かけた。

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コースには柵が設けられているので転落のおそれはないが半島の先まで険しい道が続いている。気温は20度くらいで私は上着を羽織っているが、汗をかいてきて半袖でも大丈夫だ。

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駐車場から約30分、ようやく神威岬の突端までたどり着いた。岬の先には独特の形状をした岩がそそり立っている。波で倒れずに立っているのが不思議だ。

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海水は青く澄んでいて、海底の岩が透けて見える。これが積丹ブルーだ。今日は少し曇り空だが、快晴ならばもっと青い海が見えただろう。苦労して歩いてきた甲斐があったというものだ。

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岬の先端から折り返すが、帰り道もご覧のような光景が広がっていて、よくぞこんな道を歩いてきたものだと我ながら感心した。

2024年7月19日 (金)

新型クラウンで行く初夏の北海道ドライブ(あざれあ船内2)

昼寝を終えて、一風呂浴びに大浴場に行った。脱衣所のロッカーは後でリターンされるが、100円硬貨が必要なタイプになっているのは要注意だ。私は硬貨を忘れてしまったが部屋に取りに帰るのも面倒なので、空いているロッカーに鍵もかけずに服をしまったが、別に盗難に会うこともなかった。

浴室には先客が10人ほどいたが浴槽ふたつ、露天風呂ひとつという構成で混んでいる感じはなかった。以前にもこの露天風呂に入ったが、その時は吹き込む風が強く結構寒く感じたが、今日はそれはなく、心地よい風を受けていい気分で船の露天風呂を楽しめた。

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風呂上がり後、夕食のため船内レストラン白樺に行ってみたが利用者が多くて入り口で順番待ちになった。まだ夏の旅行シーズン前というのに盛況だ。新日本海フェリーのレストランは以前は社員食堂方式で、好きなメニューを取って後で精算する方式だったが、今回は自席でタブレットから注文する方式に変わっていた。私はビーフシチューとザンギを注文した。コクのあるシチューで肉も柔らかくおいしかった。ザンギは釧路名物の鳥の唐揚げでビールのおつまみにちょうど良かった。

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配膳用ロボットが活躍していた。最近ファミリーレストランなどでよく見かけるが、揺れる船内でもこういうものを利用しないといけないほど、人手不足はこの職場にも押し寄せているようだ。

食事の後は部屋に戻り、明日に備え早めの就寝とした。

2024年7月18日 (木)

新型クラウンで行く初夏の北海道ドライブ(あざれあ船内1)

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甲板は日差しが強いので出港を見届けると船内に戻った。かもめに餌を与えている人がいて、船と一緒に飛んでいる。このまま餌を与え続ければ小樽まで行ってしまうのだろうか。

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部屋に戻り、コンビニで買った食べ物で昼食にする。今日はこれから車を運転する必要もないので、船内の自販機で買ったサッポロクラシックで昼酒を楽しみ最高の気分だ。

昼食を終えたころ船内ではフルート奏者による演奏会が始まった。以前はビンゴ大会もあり、記念のポストカードなどが当たったこともあったが、コロナ禍を経てビンゴ大会がなくなってしまったのは残念だ。

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売店で御船印を購入。船長名入りの50周年記念バージョンだ。御船印はまだ集め始めたばかりなので9社しか手に入れていない。「一等航海士」の称号を得るだけでもまだ11社必要で先は長い。

フェリーの旅は時間がゆっくり過ぎて、室内もゆったりしているから、昨日まで仕事であくせくしていたのがウソのようだ。ビールで気持ち良くなり、今朝は4時起きしたこともあり昼寝をする。今日の波高は1m程度と極めて穏やかで船に乗っていることを忘れる。

2024年7月17日 (水)

新型クラウンで行く初夏の北海道ドライブ(あざれあ乗船)

受付を済ませ待機場所に車を移動させる。「ゆっくり下船」する車は先ほど渡された専用の紙をフロントグラスに掲示すると共に一般とは異なる場所での待機を指示される。

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一般車の乗船が一段落すると「ゆっくり下船」の車の乗船が始まる。通常は後部に設置されたスロープを上って船内に入るが、「ゆっくり下船」の車は船尾のトラック用積み込み口から乗船するようになっていた。新日本海フェリーでこの位置から乗り込むのは初めてだ。

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船内は大型トラックが駐車していて、その間に潜り込むように停車させた。「ゆっくり下船」の車は10台程度のようだ。

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車両甲板からエントランスに移動する。新日本海フェリーは今年が新潟・小樽航路開設50年にあたり、乗船者にその記念のボールペン、新潟県の米菓メーカー亀田製菓のハッピーターン、パンフレットなどが入った記念品袋が手渡された。いいおみやげになりそうだ。

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予約した部屋はステートA和洋室で、ベッドがふたつとソファーがふたつという構成で、ソファーをベッドに転換すると最大4人まで利用できる。今の時期は割り増し料金無しで定員以下の利用が可能となっていてありがたい。

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部屋に荷物を置いて船内探検に出るが、すでに何回か乗っている船なのでだいたい構造は分かっている。出港時間が近づくと岸壁で地元の祭り太鼓保存会による太鼓打ち鳴らしが始まり、盛大な見送りの中、定刻12時新潟港を出港した。

2024年7月16日 (火)

新型クラウンで行く初夏の北海道ドライブ(新潟港フェリーターミナル到着)

赤城高原サービスエリアでの休憩を終えて関越道をさらに北上する。関越トンネルを抜けると新潟県で、スキー場やリゾートマンションなどが点在する越後湯沢を通過する。よく晴れていて旅行気分も高まってくる。道路工事で片側車線が規制されている区間が多いが、このあたりは交通量が少なめで渋滞とは縁がない。

燕三条付近で新幹線の高架橋が近づいて来たが残念ながら新幹線との並走とはならなかった。新潟西インターで高速を降り、北海道航路の標識に従い、交通量多めの新潟市内を進んでいく。北海道航路の標識を見るだけでもワクワクしてくる。

フェリーターミナルの手前のガソリンスタンドで給油をして、その近くのセブンイレブンで食料を調達し、そこから数分で今回乗船するフェリーあざれあの船体が見えてきて、新潟港フェリーターミナルに到着だ。すでに多くの車やバイクが待機している。夏の旅行シーズン前なので利用者は少ないと予想していたが、この時期でも北海道に行こうとする人がこんなに多いとは思わなかった。

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ターミナルビルに入り乗船手続きを行う。55歳以上に適用されるGOGO割引を利用しているのだが窓口で本人確認資料の提示を求められなかった。また乗用車の車長により運賃が異なるのだが、車検証の提示も求められなかった。意外とゆるい手続きだ。

今回は「ゆっくり下船」を利用する。小樽航路は到着が朝4時半と早いのだが、ゆっくり下船を利用すると下船時間を6時に延長できるのだ。ただし利用台数に限りがあり、事前予約は不可で当日カウンターで空きがある場合のみ利用できる。幸い空きがあり無事利用できることになった。

本日6月15日の走行距離は340km、燃費は21.3㎞/lとなった。

2024年7月15日 (月)

新型クラウンで行く初夏の北海道ドライブ(初めに)

6月15日から22日にかけて会社の休みが取れることになり、昨年購入した新車で北海道ドライブをしてこようと思っている。私が初めて北海道ドライブに行ったのは今から約30年前で、その時から北海道ドライブのとりこになり、愛車とともに北海道に行くのが楽しみになっている。今回はその時から3代目の車になり、梅雨のない快適な気候の中、さわやかな北海道ドライブが楽しめそうだ。

ルートは小樽港から北海道入りし、札幌、層雲峡、ウトロ、釧路、阿寒湖と回り、苫小牧港から帰る予定で、フェリー2泊、北海道5泊の行程となっている。鉄道の廃線跡なども巡る予定であるが、エスコンフィールドでの野球観戦、釧路川カヌー下り体験など鉄道以外の観光も予定していて、乗り鉄旅日記らしくない内容になるかもしれない。

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ということで北海道ドライブにワクワクしながら6月15日土曜日早朝、関越道で新潟に向かった。以前北海道に行った時、関越道が事故で通行止めになり、途中一般道を走行することを余儀なくされたことがあったが、今回は順調な走行で赤城高原サービスエリアで1回目の休憩をとった。朝の7時頃であるが意外と利用者が多く、普通車の駐車スペースはかなり埋まっている。キャンピングカーも多く、ここで一晩を過ごしたのだろうか。

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このサービスエリアで人気ナンバーワンのおにぎりで朝食とする。できたてであったかいおにぎりだった。

2024年7月14日 (日)

銚子駅電留線入線体験(銚子)

銚子駅電留線に入り、ここですぐには折り返さず車内でクイズ大会となった。B.B.BASEや千葉県の鉄道に関するマルバツクイズで間違えるとその時点で離脱していく方式で難易度が高い問題が多く、私は歯が立たなかったのだが、なぜか運良く最後まで勝ち残り、初代クイズ王となり記念のマグネットをいただいた。

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クイズ大会が終わり、13時50分、銚子駅電留4番線から銚子駅1番線に向けて出発した。

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銚子駅では30分ほどフリータイムとなつた。1番線には醤油の大樽が展示されていた。

銚子駅はみどりの窓口が廃止され、話せる券売機が設置されていたが、高齢の女性が操作がスムーズにいかず悪戦苦闘していた。しかも機械が1台しかないから行列もできていた。最近報道でよく目にする光景でなんとかならないものだろうか。

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14時25分、佐原駅に向けて出発。帰りの車内ではくじ引きによる鉄道廃品のプレゼントがあり、私は消火器とマナーモードのステッカーがもらえた。

今回のイベントは短時間であったが中身の濃いイベントで、また普段乗れないB.B.BASEに乗れるなど貴重な体験ができて大満足だった。

2024年7月13日 (土)

銚子駅電留線入線体験(銚子駅電留線)

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車内でのイベントが終わり、列車は12時45分銚子駅4番線に入った。銚子駅は1番線から8番線まであるが、4番線以降はホームのない線である。そのうち7番線は架線が張られておらず電車の進入はできない。4番線から電留4番線に入れ換え運転を行う。

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しかし4番線からは直接電留線に入れないため、いったん本線を松岸方に進み、本線上で折り返し、1番線に入った後に電留線に入った。

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ややこしい入線だが、これで4番線と電留線の両方に乗れたから私にとっては大満足だ。

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2024年7月12日 (金)

銚子駅電留線入線体験(B.B.BASE乗車)

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佐原駅で受付を済ませ、イベント列車に乗車する。使用される車両はB.B.BASEと呼ばれるサイクリング利用者専用の209系J1編成でかつては京浜東北線、南武線で使用され、その後千葉に来てB.B.BASEに改造された。J1編成のJは自転車のJとのこと。

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サイクリング車を立て掛けて収納するようになっている。

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座席は2人用と4人用のボックス席になっている。シートピッチはかなり広く、ゆったり座れるようになっていてサイクリストの会話も弾むだろう。6両編成で定員は99名、4号車はフリースペースになっている。

11時28分、佐原駅3番線から発車。担当者のあいさつやB.B.BASEの紹介などがあり、一段落すると硬券入鋏体験、車掌POS端末操作体験などが行われた。

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硬券は駅名部分がブランクになっていて、好きな駅名のゴム印を押せるので、私は佐原、銚子、小見川を選んでみた。ダッチングマシーンで日付を入れて、パンチで入鋏する。

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車掌POS端末は自分の好きな駅間で発券できたので伊東から三厩としてみた。この端末はJR東日本専用ではなく、ソフトを入れ換えることで一般の企業でも使用できる汎用端末とのこと。JR東日本ではSuicaでの支払いのみだが、一般の会社が使用する場合はクレジットカード払いも可能である。特急券の販売状況も分かるので、これで指定券の発売されていない席に座っている人に声掛けしている。

2024年7月11日 (木)

銚子駅電留線入線体験(佐原まで)

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JR東日本千葉支社から「209系J1編成で行く!銚子駅電留線&鉄道体験ツアー 」と題するツアーが発売された。209系J1編成はB.B.BASEと呼ばれるサイクリスト向け専用車両で、サイクリング用自転車を分解せず車内に積み込んで千葉県内各地に向かい、現地でサイクリングを楽しんでもらい、帰りは再び自転車を列車に積み込んで出発地に戻って来る人気列車である。基本的には自転車利用を想定しているが今回は自転車無しで乗れて、さらに銚子駅の電留線に入れるという魅力的な内容になっている。ということでで6月23日の日曜日に日帰りで銚子まで行って来ることになった。

今回の日帰り旅行では佐原往復となるので、のんびりホリデーSuicaパスを利用した。パスのエリアは成田までだが、飛び出し区間の運賃を別払いしても割安に利用できるからだ。またJREポイントを利用したのでグリーン車を600円で利用できた。横浜から横須賀線、総武快速線を経由して成田で乗り換え、11時10分に佐原に到着した。

2024年7月10日 (水)

NewDays北海道フェア

今年もNewDaysで北海道フェアが開催されています。こちらにいながら北海道気分を満喫できる毎年恒例のフェアです。今年はメロンを素材にした商品が多いそうです。

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そんな中、私は「ほがじゃ」を買ってみました。ほがじゃはじゃがいもをベースにしたおせんべいです。味付けは釧路のザンギ味です。

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中には列車ステッカーが入っていて、261系ラベンダーエクスプレスが出てきました。

そのほかこちらでは手に入りにくいセイコーマートの商品やサッポロクラシックなどもあり、いろいろ買いたくなります。

みなさまもJRの駅に行ったらぜひNewDaysをのぞいてみてください。

2024年7月 9日 (火)

豆相人車鉄道の碑

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かつて人力で運行される人車鉄道というものがありました。熱海と小田原を結んでいた豆相人車鉄道もその一つです。1896年に開業しまし、それまで駕籠で6時間要していたところを4時間に短縮したようです。しかし、その後軽便鉄道に取って代わられ1908年には廃止されました。実際の遺構は残っていませんが、かつての小田原駅があったところに石碑が建っています。早川駅から10分ほど歩いた国道1号線の歩道にあります。

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こちらは豆相人車鉄道の根府川駅跡のプレートです。根府川駅から5分ほど坂道を上ったところにあります。バス停裏の草むらに埋もれるようにして設置されています。

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このあたりは坂道が続くので人車の車夫はさぞかし重労働だったと推察します。

小田原市役所のホームページには詳しい記述があります。

https://www.city.odawara.kanagawa.jp/kanko/spot/p16553.html

2024年7月 8日 (月)

小田急小田原駅7番線 足柄駅3番線

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 小田急小田原駅は7番線から10番線まであり、7番線は基本的に箱根湯本行きになりますが、早朝に2本だけ新松田方面に発車する列車があります。

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休日は6時14分発の列車がそれです。小田原駅の配線は以下の通りです。

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次は足柄駅3番線に発着する列車です。足柄駅は2面3線構造で上り線側3番線が待避線になっていて3番線に発着する列車は1日1本しかありません。足柄着9時26分の列車がそれです。

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ここで後続のロマンスカーを待避します。

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ポイントが切り替わり、3番線を発車しました。

2024年7月 7日 (日)

東京テレポート駅1番線発新木場行き

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りんかい線東京テレポート駅は1面2線の島式ホームで、1番線が大崎方面、2番線が新木場方面になっています。新木場行きは基本的に2番線から発車しますが、1日1本だけ1番線から発車する列車があります。5時37分当駅始発新木場行きがそれです。

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車庫からの回送列車として、逆走で1番線に入ってきます。

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新木場方にシーサスクロッシングがあり、そこで新木場行きの線路に転線しますが、その信号がかなり先に見えます。

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正確な距離は分かりませんが、200mくらいはあると思われました。

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ここで分岐し新木場行きの線路に転線しました。1日1回だけ体験できる貴重な渡り線乗車です。早朝のためこの区間に乗車するには公共交通機関を乗り継いでいくことはできません。私は東京テレポート駅まで車で行って乗車しました。

2024年7月 6日 (土)

新一万円札と東京駅

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渋沢栄一の新一万円札をさっそく手に入れました。ホログラムの渋沢栄一の顔が浮かび上がる手の込んだお札です。渋沢栄一は様々な企業の設立に参画し、私の勤務している会社も過去をさかのぼるとそのひとつらしいです。大先輩のお札を手にしたのですが、慣れないせいかまだおもちゃのお札のような感じがします。

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裏側には復原後の東京駅が描かれています。日本を代表する駅舎がお札の裏に刷り込まれていて鉄道ファンとしてとてもうれしい限りです。一緒に新幹線か1号機関車でも描かいてくれればなお良かったのですが、さすがにそうはいかないようです。

表も裏も私に関係あるお札を手にして、前の一万円札の時には感じなかった親近感を感じています。お金を大事にして経済をしっかり支えていきたいと誓った一日でした。

2024年7月 5日 (金)

ダイヤ作成講座(バスセンターカレー)

新津駅引き上げ線を体験し終えて新潟駅に戻り、ダイヤ作成講座は終了した。

新潟駅のバス乗り場はバックで乗り場に進入するスイッチバック式と呼ばれ人気があったが、駅高架化に伴いバス乗り場が高架下に移設され、通常タイプのバス乗り場になった。

ここからバスに乗って万代バスセンターのカレーを食べに行く。歩いても行ける距離だがせっかくなのでバスに乗ってみた。信号が多くバスセンターまで10分ほどかかった。歩いても所要時間は同じである。

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万代バスセンターのそば屋には名物のバスセンターカレーがあり、大人気で行列していた。

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ノーマルとミニサイズがあったが、夕食前だったのでミニにしてみた。ミニでもこのボリュームでお皿からあふれんばかりに盛られている。スプーンはカレーに差し込まれた状態で渡される。昔懐かしい黄色い色のカレーでかなりこってり系だ。私はなんとか食べ切ったが、ミニでも女性ではキツイかもしれないほどのボリュームだ。周りで食べている人を見ても休み休み食べている人が多い。そばを食べている人はほとんど見かけない珍しいそば屋だった。

帰りは徒歩で新潟駅に向かい、駅でおみやげを買ったりして、18時18分発のときで家路に着いた。今日は新津駅の引き上げ線乗車が私の目的だったが、ダイヤ作成講座が予想外に内容が充実していて、担当者もフレンドリーな方が多く、とてもためになる講座であった。

2024年7月 4日 (木)

ダイヤ作成講座(新津駅引き上げ線)

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15時22分、新津駅2番線から引き上げ線に向けて発車した。入換運転中は着席でお願いしますとのことで前面展望は撮れない。赤線で示したのが引き上げ線に入るもの。

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 引き上げ線の2両の停止目標で停車。右手奥には総合車両製作所への引き込み線が延びている。今乗っているE217系もここで製造されたもので、担当者は「地産地消」と言っていた。

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 引き上げ線で折り返し、新津駅5番線に入る。上図の緑色の線の行路となる。

2024年7月 3日 (水)

ダイヤ作成講座(臨時列車)

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ダイヤ作成講座が終了し臨時列車乗車のため新潟駅に移動する。列車は4番線から14時59分に発車した。列車はE217系の2両編成だ。

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出発すると乗務員が乗務カバンの中身を出して、特殊信号発光機の実演を行う。赤、緑、赤点滅の発光ができ、赤点滅は非常を知らせるもので、赤点滅まで実演してくれた。対向列車が非常と間違わないかこちらの方が心配になる。

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乗務用のタブレット。iPad miniサイズで乗務用仕業表はもちろん運転規程なども収められていて軽量化に役立っている。

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乗務員用の懐中時計を渡されて、駅の発着時刻の採時体験も行う。採時体験前に時刻合わせがあり、私の時計が1秒遅れだったので申し出て修正してもらった。採時の時刻は、発車は列車が動き出したとき、到着は列車が停止位置に停車したとき、通過は駅の中心を通過したときになる。15秒未満は切り捨てで定時となる。新幹線では1秒単位で採時を行っているとのこと。

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ブレーキハンドルを触らせていただいた。ズシリと重い。

そんな車内体験を行い、新津駅2番線に15時17分に到着した。定刻より1分遅れだった。昨日は1番線に四季島が停車していたとのことで少々残念だ。

2024年7月 2日 (火)

ダイヤ作成講座(ダイヤ作成講座3)

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ダイヤ作成講座の最後に、これから我々が乗る臨時列車のスジ作成を行う。定期列車の合間を縫ってのダイヤ挿入なので様々な制約がある。前後の列車と接近し過ぎないことは当然として、発着駅で使用ホームが競合したり進路が交差する場合新潟駅では4分開けること、引き上げ線での折り返しは4分確保すること、引き続き線から駅までは新津駅の場合3分確保すること、車両形式に応じて定められている基準運転時分を守ることなどの制約をクリアしてダイヤを作成することになる。そうやって引いたスジがこちらだ。細くて見えにくいかもしれないが、新潟駅を15時少し前に出発する右肩下がりの線と新津駅を15時45分に発車する右肩上がりの線がそれである。

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スジの記入が終わると少し時間があったので再び担当者とコミュニケーションタイムとなった。スジ屋や指令を目指す人向けの社内の通信研修教材が置いてある。今日の講義の内容をもっと細かく記したもので欲しくなった。以前は指令を目指す人は運転士の経験が必須だったが、今は育成プログラムがあるので車両工場の人などでも目指せるらしい。また運転士経験のある人でも自分の乗務経験のない区間の指令を行う場合もあり、初めのうちは緊張するらしい。

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こちらは参加記念の除雪車FNR-1000のクリアファイル。保線担当者も参加されていて、ラッセル(排雪)とロータリー(投雪)の両方の機能があるとともに、保守用車扱いなので運転士の資格なしで講習だけで運転できる車両との説明。以前は機関車の前にラッセルヘッドを付ける方式だったので乗務員の手配も必要だったのでだいぶ効率化になったようだ。またフランジャーの開閉は以前は線路わきの標識を目視して行っていたが、現在ではまくらぎに設置した発信機により位置を把握して自動で開閉する仕組みになったとのこと。

2024年7月 1日 (月)

ダイヤ作成講座(ダイヤ作成講座2)

講座の合間の休憩時間には担当者とのコミュニケーションタイムもある。撮影禁止だが実際のダイヤグラムがたくさん展示してあり、それを見ながら担当者が我々の質問に答えてくれる。担当者は乗務員や列車指令、保線担当などいろいろだが、皆スジの読み方のプロで我々の質問にていねいに答えてくれる。最近は老眼が進み、細かい文字が見づらく、かなり顔を近づけないとダイヤグラムを読み取れないのは困りものだがやむを得ない。

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ダイヤグラムと一口で言っても実際にはいろいろなタイプがあることも初めて知った。車両や運転士、車掌の運用を示す運用図表、保線作業時に必要になる見張りダイヤ、構内入換時に必要になる構内ダイヤなど使用目的に応じ何種類もある。

また列車指令の人が実際に使用したダイヤグラムも展示され、ダイヤ乱れがあった時の修正や発生した突発事象などが手書きで記されていた。熊と遭遇という表記もあって現場の緊張感が伝わってくる。ダイヤグラムの上段には担当者名が書かれていて何時から何時まで誰が担当したかも分かるようになっている。

国鉄時代にはダイヤ改正の何か月も前にスジ屋が旅館に泊まり込んで、全国規模のダイヤの調整を行っていたというのを阪田貞之さんの「列車ダイヤの話」(中公新書)で読んだことがあったので、今もそういうことがあるか聞いてみたが、若い人だったのでそもそも過去にそういうことがあったことすら知らなかった。

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午前中の講義が終わり、3階の社員食堂に移動して昼食となる。平日はここで供食が行われるが、この日は日曜日なので営業は行われていない。5〜60人は入れるスペースでゆったりと食事ができるようになっている。我々は新潟米膳という新潟の郷土料理満載のお弁当をおいしくいただいた。食堂の隅ではスイカペンギングッズなどの販売も行われていた。

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