西日本レア鉄道乗り歩き(尾小屋鉄道資料館)
本日の予定は尾小屋鉱山資料館で開催されるマインロードトロッコの乗車だ。昨年から開催されているが、年2回しか乗れないレアイベントなのである。このトロッコに乗るには朝9時から配布される整理券を手に入れる必要がある。尾小屋は公共交通機関の便がなく、ここに行くにはイベント開催時に予約制で運行される連絡バスを利用するかレンタカーで行くしかない。連絡バスは尾小屋着が9時30分なので整理券が終了してしまう可能性がある。どうしようかと思案していたところ、昨日もお世話になった乗り鉄仲間のTさんがレンタカーで行くことが分かり、それに便乗させていただくことになった。
Tさんはタイムズカーシェアの会員になっていて、予約してある車を小松駅前のタイムズ駐車場で借り出した。スマホで予約し、専用ICカードを乗用車後部にタッチするとドアが開錠しすぐに車が利用できる仕組みで営業所での人手を介した手続きが不要でとてもスピーディーだ。利用時間で料金が決定され、ガソリン代込みになっているから満タン返しの必要もなくとても便利そうだ。ただ会費が必要なので利用頻度が低い場合は割り高になってしまう。
小松駅から尾小屋までは渋滞もなく8時半には鉱山資料館に到着した。まだ資料館前には誰もいない。整理券は午前、午後各80枚との告知なので、まずは一安心である。先日の東武鉄道亀戸線120周年のイベントもそうだったが、こういうイベントは実際どれくらい人気があるかは来てみないと分からないことが多く、杞憂に終わることもあれば、開始前に並んでも間に合わないこともある。打ち合わせたわけでもないのに、9時を待つ間に知った顔がチラホラ現れた。やはり乗り鉄はこのイベントは見逃さない。9時になり整理券の配布が始まった。乗車開始は1便が10時だが、その他のイベントの兼ね合いから、10時15分の便を押さえた。
尾小屋は江戸時代から歴史がある銅山の町で、明治になってから本格的な採掘が始まった。その銅山関連の資料を収めるのがこの銅山資料館だが、それとともに銅山輸送を担っていた尾小屋鉄道の資料も展示されている。
尾小屋鉄道は1919年の開業で、新小松駅と尾小屋駅間の16.8㎞を結ぶ軌間762㎜のナロー鉄道だったが、尾小屋鉱山の閉鎖などで収支が悪化し、1977年には廃止となった。
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