西日本レア鉄道乗り歩き(府民の森 森林散策)
山頂駅に到着し、これでみかん山モノレールの乗車は終了だが、これから山頂付近の森林散策がある。このイベントは「モノレールで行く森林散策」というのがタイトルである通り、本来は森林散策が目的でそこに至る手段としてこのモノレールを利用するのだが、我々は手段と目的が逆になっている。
山頂駅の上の平駅では森林散策の担当者が出迎えてくれていて、ここから担当者による案内が始まる。モノレールで上って来るほどの小高い山だが鹿による樹木の被害が大きく、鹿の背丈が届く範囲は葉が全て食べ尽くされ、幹だけになっている。これをベアラインというらしい。確かに地上1.5mくらいまでは先が見通せるほど避けて見える。ただシダ類などは鹿が好まないのでそのまま残っている。
樹木の中には合体木と呼ばれるものもあり、2本の樹木の幹の部分が1本にからまっているのも多く見られた。
そういった樹木の茂る山中を上って行く。枯れ草が降り積もったかなりの急斜面で、こんな山道を上るイベントとは想定していなかったのでかなり身体にこたえる。
ところどころ運休区間のモノレールのレールがあり、それを手すりのように利用して斜面を上って行く。こんな区間までモノレールの整備メンテナンスするのは大変だから、客を乗せられる区間が限定されているのもやむを得ないだろう。
ようやく山頂に着いた。ここはふたつの村の境界になっていて、それを示す境界くいがあった。
担当者は熱心な方で樹木の成り立ちや維持に関する多くの話しをしてくれたが、基礎知識を持ち合わせない私は半分も理解できなかっただろう。
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