ダイヤ作成講座(ダイヤ作成講座1)
新潟駅に到着し、イベントの受付に向かう。参加者は25名程度で、昨日も開催されているから予想外に人気だ。参加者は女性と子どもが数名で、あとは30代から60代の男性が中心だ。イベントの内容上、他のイベントで見かける撮り鉄風の人はほとんどいない。
講座はここから5分ほど歩いた新潟支社で行われる。真新しいビルでそこの2階にある大会議室が会場だ。最初に担当者の紹介があったが15名くらいいて力の入れ具合が分かる。担当者は主にモビリティサービスユニット(輸送計画の策定を行ういわゆるスジ屋)と指令・サービス品質改革ユニット(運行管理・運転整理等を行ういわゆる列車指令)の部署の人が中心だ。
講座はまずスジの見方から始まる。新潟支社では2分毎に時間軸が引かれている2分目ダイヤを使用している。首都圏などではさらに細かい1分目ダイヤになっている。新潟支社では新潟駅を縦軸のいちばん上に表記しており、結果として上り列車が右肩下がりになるダイヤグラムとなっていて、下り列車が右肩下がりになる東海道線などとは正反対だ。
列車のスジは基本的に時間軸(横軸)の数字を読み取って判断するが、ダイヤが15秒単位なのでそれを示す刻み(新潟支社ではそう呼ぶが他の支社ではヒゲと呼ぶところもある)という記号が付されている。だから単に時間目盛りを読むだけでなく、そこに付されている「刻み」を一緒に読み取らないと正しい発着時刻が分からない。
この刻みが表記されている定規を参加記念品としていただいたが、慣れないうちはこれを見ないと時刻が分からない。
特急、普通、回送、貨物などによりスジの太さや破線の有無があり、また通過や運転停車も記号によって判断する。また駅・信号場は実線、停留所は点線で示すルールなどもある。
最初に基礎知識の習得があり、それが終わると練習問題があり、事例に基づき実際にスジを引いてみる。それがこちら。
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