新生近江鉄道始動記念臨時電車の旅(臨時電車)
貴生川駅で受付を済ますと近江鉄道の1日乗車券を渡された。これを使用することにより臨時電車終了後も近江鉄道に乗車可能である。
参加者は30名程度で家族連れが多い。乗り鉄イベントでよく見かける人は平日ということもありほとんどいなかった。
ところで今回のイベントは近江鉄道が4月1日に上下分離方式になったことを記念してのイベントだ。近江鉄道は過去30年間赤字を計上し続けていて、このままでは廃線も余儀なくされる状態に陥っている。その打開策として滋賀県の主導の下、上下分離方式により鉄道の存続を目指すことになった。近江鉄道は鉄道の運行のみを行い、線路や駅施設などの維持メンテナンスは県や沿線市町村が出資する近江鉄道線管理機構が行うことになった。上下分離方式はローカル鉄道の赤字対策の切り札とされているが結局赤字負担の方法の一つに過ぎず、これを導入したからといって地方ローカル線が活性化されるわけではない。補助金で鉄道会社の赤字を直接補填するよりは見てくれがいいというレベルではないだろうか。
それはさておき上下分離方式導入で近江鉄道の廃線は当面なくなり、こうしてイベント列車に乗れるのはうれしいことだ。このイベントは4月1日から7日まで連続して行われ、走行するルートが毎日異なっている。この日は日野駅の引き上げ線に入る特別列車が運行されるのである。
イベント列車は9時58分に貴生川駅を発車した。近江鉄道のマスコット「ガチャコン」が現れ、参加者と握手を交わしたり、記念撮影に応じたりしている。私はゆるキャラと戯れる年齢ではないが、それでは相手も張り合いがないだろうから記念撮影に応じておいた。
そんなイベントが続くなか、列車は10時18分に日野駅上り2番線に到着した。
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