枇杷島分岐乗車体験の旅(モノレール遺構)
新鵜沼駅に戻り、ツアーは解散となった。このまままっすぐ帰ってもいいのだが、帰り道で寄っておきたいところがある。こちらは犬山遊園駅ホーム上にあるモンキーパークモノレール線の橋脚。この駅と動物園駅間1.2kmを結んでいたが2008年に廃止された。橋脚はしっかり造られているので撤去されずに現在も残ったままだ。
犬山遊園駅のモノレール乗り場は上り線のホームの上にあった。こちらは当時の写真。食堂、売店もあったようだが、現在は無人駅になっている。
続いて向かったのが桃花台新交通システム、通称ピーチライナーの廃線跡だ。ピーチライナーは小牧駅・桃花台東駅間7.4kmを結ぶ新交通システムで1991年に開業したが、想定ほど旅客が増えず2006年には廃止になった短命の交通機関である。
犬山で小牧線に乗り換え、小牧原駅では左手から廃止となった高架橋が近づいてきた。ピーチライナーは基本的に高架で運行されていたが、高架橋の撤去には莫大な費用がかかるので大半はそのままになっている。
このまま放置していると老朽化で崩落する危険もあるので順次撤去が始まっているようだ。
こちらは小牧駅東方にあるループ線。ピーチライナーは終点ではループ線を通ることにより方向転換していたので、その名残りである。
モンキーパーク線もピーチライナーもそれぞれの役目を終えて廃止となったが、方や半世紀近く運行され、方やわずか10数年しか運行されない違いは何なのだろうか。
小牧駅から小牧線を進んで、平安通、栄と乗り換え、名古屋から新幹線で帰宅した。
今回の旅では枇杷島分岐完乗を果たせて満足だったが、名鉄の小出しツアーはなんとかならないだろうかという思いもある。
« 枇杷島分岐乗車体験の旅(名鉄岐阜駅) | トップページ | 第19回伊豆急全線ウォーク(伊豆稲取まで) »
「廃線跡」カテゴリの記事
- 枇杷島分岐乗車体験の旅(モノレール遺構)(2024.04.03)
- 枇杷島分岐乗車体験の旅(鵜沼連絡線)(2024.03.30)
- さんふらわあで往復する九州鉄道遺産巡りの旅(宮原線跡)(2024.03.24)
- さんふらわあで往復する九州鉄道遺産巡りの旅(肥後小国駅跡)(2024.03.23)
- さんふらわあで往復する九州鉄道遺産巡りの旅(高森湧水トンネル公園)(2024.03.21)
コメント