さんふらわあで往復する九州鉄道遺産巡りの旅(志布志鉄道記念公園)
9時25分、ようやく下船が始まり、九州への第一歩を記した。曇り空だが気温は低くなく過ごしやすそうだ。
前の車ではフェリーを下りてからカーナビが自分の位置を把握しなおすまで5分くらいかかったが、この車では30秒もかからず正しい位置を認識した。今日最初の目的地は志布志鉄道記念公園である。前のカーナビでは目的地をその都度入力する必要があったが、今はスマホアプリからあらかじめデータを送信しておけば、そのリストから選択すればいいのでこまかな住所の入力が不要になりなく楽になった。
フェリーターミナルから5分ほどで志布志鉄道記念公園に到着。志布志は現在は日南線の終着駅だが、かつては大隅線(国分・志布志間)、志布志線(西都城・志布志間)も集まる鉄道の要衝だった。私は志布志線には1983年、大隅線には1986年に乗車したが、両線とも1987年に廃線となった。
当時の志布志機関区の跡地に鉄道記念公園が設置されている。こちらはC58蒸気機関車112号機。昭和14年製造で、稲沢、多治見、大分の各機関区を経て昭和47年に志布志機関区に転属したが、昭和50年に廃車となった。その後国鉄から無償貸与を受け、当地で静態保存されている。廃車から50年近くが経過しているが保存状態は悪くない。後部には車掌車のヨ8000も連結されている。
さらにその後部にはキハ52が連結されている。
車両周囲は芝生の公園になっていて子どもが遊んでいる。こういう歴史ある車両のそばで遊べる子どもたちは幸せだ。
この鉄道記念公園から2分ほど歩いたところにはJR志布志駅がある。ちょうど9時49分発の列車が出たばかりで駅に人影はなかった。無人駅だが駅舎内は観光案内所になっていた。駅の掲示板には先日死亡した桐島聡容疑者の手配写真がまだ掲示されていた。
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