鉄道の日全国乗り歩き(ひこぼしライン1)
筑紫車両基地見学を終えて、次の目的は8月に開業したひこぼしラインの乗車である。ひこぼしラインは2017年の集中豪雨で甚大な被害を受けた日田彦山線の添田・夜明間を鉄道ではなくバスで復旧させたもので、一部区間は鉄道の路盤を舗装しバスが通行できるようになっている。
筑紫駅から紫駅に出て、そこから徒歩でJR二日市駅に向かう。二日市駅は佐藤栄作元首相が駅長を務めていた駅で、駅前には記念碑が設置されている。12時26分発のゆふ3号で日田駅に13時36分に到着した。
日田彦山線が実質的には日田を始発終着としていた関係でひこぼしラインも日田発着となっている。
13時58分発の添田行きに乗車。車両は中型の路線バスだが、このほかに小型の電気バスもある。日田発車の時点で20人程度が乗車している。日曜の午後ということもあり、買い物帰りの地元の人が多く、乗り鉄風の人は見当たらない。
バスは日田市内を走行するが途中のバス停はほとんどない。まず久大本線の隣り駅光岡に停車する。駅前でちょうど添田からやってきたバスと交換する。続いて夜明駅に停車。ここで乗り鉄風の人が1名乗ってきた。ここまで渋滞も乗り降りに手間取ることもなかったのに3分遅れとなっていた。終点の添田での乗り換え時間が10分しかないので遅延が気になる。
旧日田彦山線今山駅。ホームや駅前道路が工事中だった。旧駅を整備して鉄道廃線跡をたどれるようにするのだろうか。鉄道時代の駅には必ず立ち寄り、それ以外にも中間にバス停が設けられ、全体的利便性は向上しているが、途中での乗り降りはほとんどない。
夜明駅発車時点が約3分遅れだったが、それがいっこうに縮まらず、だいたい5分遅れくらいで走行している。道路の渋滞はなく、途中のバス停もほとんど通過し、遅延する要因はないのだが、制限速度を厳格に守っていてむしろ遅れが拡大している。
宝珠山駅に到着。ここから鉄道廃線跡を利用した専用道区間になる。一般車が進入しないよう踏切のようなバーが設置されていて、バスが近づくと自動で開閉する仕組みになっている。
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