大人の休日パススペシャルグリーン車用の旅(根室本線廃止予定区間)
東鹿越から富良野まではバス代行ではないが、利用者が少ないので来年鉄道線が廃止されることになっている。車両は数が減っているキハ40でこれに乗れるのもあと何年だろう。客は全員がバスから乗り換えた人だ。
9時16分、東鹿越を出発。すぐに右手にかなやま湖が広がる。かなやま湖を過ぎるとホイッスルが鳴って急停車した。また鹿が出たようだ。現場に3分ほど停車したが何事もなく運転を再開した。再開後に運転士が「急停車でケガをされたり気分が悪くなったりした人がいれば申し出てほしい」とアナウンスした。こういうのは初めて聞いた。
途中の布部駅。このあたりはホームと駅舎の間にスペースがある駅が多い。途中駅の乗降はほとんどなく、結局東鹿越・富良野間で乗ってきた一般客は3人だけだった。廃線が決まっていなければこの3人しか乗っていなかったわけで、乗り鉄のパワーを地方鉄道の活性化に活用する手立てはないのだろうかといつも思う。
ところで私は大人の休日パスでこの区間を乗車したが、どの線でも乗れるフリーきっぷで乗車した場合この区間にどれだけ売り上げが計上されるのだろうか。線区の距離按分で売り上げが計上されるのか、発売した駅が属する線区の売り上げとなってしまうのか、それとも別のルールがあるのか、まさかどんぶり勘定でやっているわけはなく、キチンとした原価計算に基づいて計算されているのだろうが、いつも気になる。線区ごとの利用者数とともに営業係数も廃線を左右する重要な要素だからだ。
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