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2023年9月

2023年9月30日 (土)

大人の休日パススペシャルグリーン車用の旅(とかち2号)

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帯広に一泊し、今日は根室本線の廃止予定区間に乗車する。東横インの無料朝食は6時30分からだが、列車の関係で6時20分頃チェックアウトしないといけないのは残念だ。

帯広発6時45分のとかち2号札幌行きにまず乗車する。グリーン車用パスを持っているが短区間なので自由席に乗る。自由席は1両しか連結しておらず、帯広発車時点で半分近く席が埋まっている。おとといからずっとグリーン車に乗っているので普通車は席は薄っぺらで、シートピッチも狭いので圧迫感がある。この3日でぜいたく病にかかったようだ。車内には写真を撮りまくっている年配の男性が2人いる。ひょっとすると彼らも廃止予定区間に乗りに行くかもしれない。十勝地方らしい広い農地が広がっているが、雨が降りそうな天気なのは残念だ。

車掌が検札に来るのは自由席ならではだ。グリーン車や普通車指定席は指定券発売データと照らし合わして検札が省略されるからだ。私がパスを見せると下車駅を聞かれ、車掌はそれを端末に入力していた。以前は手書きの記録表にメモしていたが、端末に自由席の客がどこまで乗るか個別に入力する機能が付いているようだ。

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新得着7時16分。先ほど写真を撮りまくっていた男性も下車した。ここから2016年の集中豪雨による災害不通区間の代行バスに乗る。代行バスは列車扱いなので駅の発車案内板に発車時刻が表示され、発車ホームは「駅前」と表示されていた。乗り場は駅を出て左手すぐのところにある。発車が8時ちょうどなので少し時間があるので駅前を散策したりして時を過ごす。駅前は工事中で更地になっていた。今後どうなるか楽しみだ。

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代行バスは発車の10分くらい前にやってきた。ふらのバスの大型観光バスだ。運転手にきっぷを見せると「どうぞ」と言って見もしない。バスの運行だけ委託され、乗車券のチェックまでは求められていないのだろう。これは下車する時も同じだったから無賃で乗ろうと思えば乗れてしまう。乗客は6名で全員が先ほどのとかちから降りた人たちだ。今日の乗客はこれでおしまいかと思ったら帯広からの普通列車が到着すると続々と乗り換えてきて結局20名くらいになった。なぜか全てひとり旅の人でバスの窓側の席がほぼ埋まる混み具合になった。

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バスは定刻に新得駅前を発車し、国道を狩勝峠方面に進む。法定速度を正確に守っているので後方から来る車が次々と追い越していく。

代行バスだが、このバスはサホロリゾートの利用者の送迎も兼ねているのでホテルに寄り道したが、ホテルからは誰も乗ってこなかった。

2023年9月29日 (金)

大人の休日パススペシャルグリーン車用の旅(とかち5号)

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電車事業所入線体験を終えて、札幌駅まで歩いて戻る。札幌からは15時51分発のとかち5号で帯広に向かう。今回の旅3本目のグリーン車だ。編成は4両でグリーン車は先頭車だ。座席の構造は今朝乗ってきた北斗3号と同じで2列・1列の構造になっていて、私は1人席を予約してある。

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札幌の街を歩いてのどが渇いたのでビールで水分補給をする。札幌発の時点では3分の1くらいの乗車だったが、南千歳でかなり乗ってきて8割方席が埋まった。

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南千歳から石勝線に入り、高速運転を行う。新夕張から先はほとんど原生林のようなところを走り、北海道に来たことを実感する。石勝線は高規格路線だが全線単線で、駅間も長く信号場が設けられ列車交換ができるようになっているところも多い。トマムでは上り貨物列車と交換した。このあたりで日没を迎え、だんだんと薄暗くなってきた。

狩勝峠を越えて下り勾配を進んでいるとホイッスルがなるとともに非常ブレーキがかかった。すぐに車掌による放送があり、鹿が線路上に現れたようだ。鹿はどこかに逃げたらしく再び加速を始めた。「エゾシカなどの野生動物が多数出没する区間を走行します。急ブレーキにご注意ください」という自動放送もよく聞く。野生動物が逃げてくれればいいが、跳ね飛ばしたりしたらブレーキなどの安全確認やクマなどの場合は地元猟友会を手配し処置を依頼しないといけないなど長時間の停車を余儀なくされることもあるらしい。

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そんなことがあったものの列車は定刻18時36分に帯広に到着。今夜の宿も東横インだが、昨日と違いカレーライスのサービスはなかった。

2023年9月28日 (木)

大人の休日パススペシャルグリーン車用の旅(電車事業所入線)

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Nさんのお話しが続く中、電車事業所前停留所を過ぎ、市電車庫の前を通り越したところにある本線上で停車した。ここで方向転換して内回り線から外回り線への渡り線を通り、再び停車する。

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ここから本線は右折するが、我々の車両は車庫に入るので交差点を直進した。車庫線は複線で分岐する。

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車庫に入るとすぐにいったん単線となるが、

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すぐにいくつにも線路が分岐し、いちばん左の線に入り停車した。ここでトイレ休憩を兼ねて全員下車する。

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左手奥が電車事業所の建物。ヘッドマークは札幌LRTの会製作のもの。

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検修庫が6番線まであり、さらにその奥にもループ状に線路が広がっているらしい。構内では車両の入換があるので注意して撮影してほしいとの指示があり、奥までは行けなかった。

約10分後車庫を出発し内回り線をすすきのに向けて進んで行く。14時20分、すすきの停留所でいったん停止したのち、すぐ折り返して貸切電車専用ホームに入り解散となった。札幌LRTの会の熱意を感じるとともに、沿線案内もためになり、参加者も多く盛況で、これで無料で乗れるのは申し訳ない気持ちだ。寄付などを受け付けてくれるならば申し出をしたい気持ちになった。

2023年9月27日 (水)

大人の休日パススペシャルグリーン車用の旅(すすきの出発)

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集合時間の10分前頃に再び貸切電車専用の乗り場に行くとすでに数名の参加者と主催者が集まっていた。名前を申し出て参加が認められた。特に札幌市民であることなどの確認は求められなかった。貸切電車は内回り線からきて、いったんすすきの停留所に停車したのち、折り返して専用ホームに入ってきた。使用される車両は昔の塗装に塗り替えたリバイバルカラーの243号車で、塗装資金はクラウドファンディングで調達した。

参加者は27名でロングシートの車内は満席だ。参加者は地元の高齢者が多く、乗り鉄は私以外にいない。

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13時01分、専用ホームを左に分岐してすぐにすすきの停留所に停車する。わずか10mほどの区間だが、めったに乗れない区間を制覇した。

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この貸切電車は札幌LRTの会の運行で、同会は市電の札幌駅前延伸を目指した活動をしており、今回のイベントは札幌市電の便利さを体感してもらうことで延伸気運を盛り上げる貸切試乗会という位置付けになっており、無料で乗車できる。札幌LRTの会ではそのほかにも10月には路面電車や地域交通の専門家などを招いてパネルディスカッションなども予定されている。主催者のあいさつに続いて地元のNさんから電車の進行に合わせて各停留所周辺の街の歴史などの詳細な案内が行われる。レジュメまで用意してくれていて後から振り返るにも最高だ。案内が詳しすぎて次の停留所までにその街の説明が終わらないほどだ。

2023年9月26日 (火)

大人の休日パススペシャルグリーン車用の旅(すすきの停留所)

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札幌駅に11時28分に到着。これから札幌LRTの会主催による貸切電車LRT号に乗車する。このイベントは乗り鉄仲間のSさんから教えてもらったものだ。すすきのにある貸切電車専用乗り場から出発し内回り線を走行し、電車事業所にある車庫に入った後、再びすすきの停留所に戻って来るルートで運行される。こういう普段乗れない線に乗れるとなればこれに乗らない手はない。Sさんからの情報を得て申し込んだところ翌日には参加承諾のメールが届いていたが、迷惑メールに振り分けられていて、落選したものと思い込んでいた。

集合はすすきの停留所に12時45分なので少し時間があるので札幌駅から歩いて行こうと思う。荷物があるので札幌駅でコインロッカーを利用しようと思っていたら全て使用中だった。私の他にもロッカーを探してウロウロしている人を多く見かけた。北海道新幹線工事の関係もあって設置台数が減っているのだろうか。

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この日の札幌は気温が28度だが、その割りに日差しが強いので地下街を歩いて大通り公園まで来た。ここで昼食代わりにとうもろこしを食べてみた。販売ワゴンが出ていて1本400円でアツアツを食べられる。

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大通り公園からさらに地下街を歩き、すすきの停留所に到着した。すすきの停留所の西側に外回り線と内回り線の間にY線方式の引き上げ線があり、ここに小ぶりなホームが設置され貸切電車専用の乗り場になっている。ここが集合場所で私は12時20分頃着いたがまだ誰も来ていなかった。

2023年9月25日 (月)

大人の休日パススペシャルグリーン車用の旅(北斗3号)

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7時40分頃ホテルをチェックアウトし、新函館北斗発7時57分の北斗3号に乗車する。グリーン車の2回目である。JR北海道のグリーン車は通路をはさんで2人席と1人席の構成で私は進行方向左側の1人席を予約してある。JR東日本の在来線のグリーン車は横4人だから、こちらの方がゆったりしている。フットレスト付きでリクライニングは手動式になっている。新函館北斗発車時点でグリーン車は半分程度の埋まり具合で、大人の休日パススペシャルのグリーン車用を利用している人がいるのかどうかは外見上は判別が付かないが、大半が50歳以上の人と見受けられた。

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車内の自動放送はFM東京の元アナウンサー大橋俊夫さんで、落ち着いた低音のボイスを聞くと北海道に来たことを実感する。

列車はディーゼル音を響かせながら大沼付近を走行する。こんなきれいな沼のすぐ近くを走るのは北海道ならではだ。

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最初の停車駅森を出ると右手に噴火湾が広がる。そこを加速音も高らかにダイナミックに走行する。

長万部に9時05分に到着。ここは北海道新幹線の駅ができるところだが駅周辺で工事が行われている気配がまったく感じられず心配になる。

白老駅の到着案内では日本語に続いてアイヌ語での放送が行われた。どういう意味だろうと思っていると続いて「民俗共生象徴空間ウポポイにお越しの方はこちらでお降りくださいという意味です」と大橋俊夫さんの声で解説が行われた。

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北広島を過ぎると左手にエスコンフィールド北海道が見えてきた。北海道日本ハムファイターズの本拠地だ。四角い建物なので外見では野球場とは思えない。新駅を建設する計画があるが、工費が100億円以上で完成までも7年を要するという。もっと早く駅建設と球場建設を一体に取り組めなかったのだろうかと思う。

2023年9月24日 (日)

大人の休日パススペシャルグリーン車用の旅(東横イン新函館北斗駅前店)

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今夜の宿は新函館北斗駅前にある東横インだ。この日の北海道はどこも予約を取るのが難しかったが、ここだけ急にキャンセルが出たのか1週間前の時点で7室も空きがあり何とか予約できた。夏休みも終わった時期だが、土曜日の道内はどこも混んでいるようだ。

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フロント前に設置された機械でのチェックイン手続きを終えて部屋に行こうとすると、入り口奥でカレーの無料サービスが行われていた。先ほど新幹線の中でチキン弁当を食べたばかりでお腹は空いていないが、ただで食べられるならばこれを逃す手はない。グリーン車で優雅に旅をしているのにセコイ話だが無料となると飛びついてしまうのは哀しい性だ。部屋に持ち込めるようになっていたので、シャワーを浴びた後、早い夜食としていただいた。

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翌朝の朝食会場はスポーツ大会に参加する感じ子どもたちが多く、6時40分頃に行ったときは満席で、それから30分くらいしてもう一度行ってみた。相変わらず栄養のバランスとはほど遠い内容だが、私としてはサラダが多いチョイスになっている。

2023年9月23日 (土)

大人の休日パススペシャルグリーン車用の旅(はやぶさ31号新函館北斗まで)

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盛岡に17時32分に到着し、ここで前に連結していたこまちを切り離す。この様子は見逃せない。子どもだけでなく老若男女がカメラを構えて撮影している。切り離しが終わると急いで車内に戻らなければならない。はやぶさも2分後に発車してしまうので、モタモタしていると置いて行かれるからだ。ただグリーン車は前から2両目なので移動距離は少なくて済む。

盛岡まではほぼ満席の状態だったが、盛岡では下車する客が多く半分くらいの混みになり、空席が目立つ。私の隣は読書に夢中の気難しそうな男性が大宮から座っている。この男性と隣同士で座っているのも気づまりなので、車掌に空いている席に移動してしたいと申し出る。車掌はタブレット端末で確認して「新函館北斗までの方ですね。こちらに座ってください」と空席に誘導された。これで隣りが空いている席でゆったりできた。グリーン車のシートはゆったりしているものの隣りに見知らぬ人がいるとやはりくつろげない。

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はやぶさ31号は盛岡から先は各駅停車になる。いわて沼宮内、二戸と停車し、18時を過ぎた八戸で日が暮れた。ここで東京駅で買ったチキン弁当で夕食とする。この駅弁はご当地名物など何も入っておらず、鶏の唐揚げとチキンライスだけのシンプルなものだが、東京駅で駅弁を買う時にはこれは外せない。ビールは車内販売で調達した。乗車後に冷えたものを飲みたくなった時はやはり車内販売は欠かせない。

18時39分、新青森着。東京から新青森までの新幹線のグリーン料金は運賃込みで片道23,540円なので、新青森往復で今回の大人の休日パス50,000円分の元が取れる計算になる。ここから先の区間はどこまで乗ってもただのようなものだ。

新青森からはJR北海道の路線になる。グリーン車は大半の客が下車し、残りは10人くらいになった。青函トンネルに入る前にいつものようにトンネルの概要のアナウンスがある。青函トンネルは完成から35年になり、感動は薄れたもののやはりトンネルに入る時は胸が高鳴る。かつて青函連絡船で3時間50分もかかった区間を約22分で抜け、木古内に停車した後、19時44分、終点新函館北斗に到着した。

2023年9月22日 (金)

大人の休日パススペシャルグリーン車用の旅(はやぶさ31号盛岡まで)

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浅草から東京駅に出て15時20分発のはやぶさ31号に乗車する。ホームはキャリーケースを引いた人が多くごった返している。私はこれから新函館北斗まで行くが、この旅初めてのグリーン車利用となる。大人の休日パススペシャルグリーン車用の特典を最大限に活用する時がいよいよ来たのだ。グリーン車は9号車で外国人も多い。座席は手動リクライニングシートに電動レッグレスト付きで、東海道・山陽新幹線が電動リクライニングシートに手動フットレスト付きなので仕組みが若干異なる。しかしどちらも座席の幅、前後の間隔ともゆったりしていて、座席自体もどっしりとした重量感があり、さすがは新幹線のグリーン車だ。普通車とは明らかに居住性が異なる。照明は少し暗めの設定で車内に落ち着いた雰囲気をかもしだしている。これに慣れてしまうと普通車には戻れないだろう。

東京発車の時点でグリーン車は半分以上の席が埋まっていたが、上野、大宮でも乗ってきたので8割以上の混み具合となった。私は窓側を予約してあるが、大宮で隣りの席に男性が乗ってきた。

けさ来た宇都宮を通過するとここから盛岡まで最高時速320kmで走行する区間になる。グリーン車はアクティブサスペンションの性能が高いのか、快適かつ静かな走行で、普通車とはあきらかに乗り心地が異なる。

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車内販売がやってきたので、新人の車内販売員から期間限定のずんだアイス400円を購入。その後ろには指導役の先輩が付いていた。東海道新幹線では車内販売が廃止されることになっているが、こちらは新人を育成しているところからするとまだ車内販売を続けるようだ。このアイスはJR東日本とJR東海の車内販売員がコラボして開発した商品とのことで、ずんだ豆の風味が濃厚なおいしいアイスだった。ただ例によってスゴクカタイアイスで、食べられるようになるまで10分以上かかった。

仙台では降りる客より乗って来る客のほうが多く、グリーン車は9割り方席が埋まった。この混み具合からすると大人の休日パススペシャル利用期間の影響なのだろう。

2023年9月21日 (木)

大人の休日パススペシャルグリーン車用の旅(スペーシアX2)

11時55分定刻に発車。東武日光発車の時点でプレミアムシートは3分の1くらいの乗車だ。

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スペーシアXの魅力のひとつがプレミアムラウンジにあるカフェの存在だ。カウンターで日光特産の飲み物、食べ物やスペーシアXのおみやげなどが購入できる。プレミアムラウンジの人はいつでも自由に利用できるが、それ以外の席を利用している人はネット上で利用券を手に入れて、指定された時間にカフェを訪れて購入する仕組みになっている。下今市を発車すると一般客が利用券を取得できる時間帯になるが、利用券に限りがあり、すぐ発券が終了してしまうらしい。

私は下今市発車直後に操作を開始したが、なぜか携帯の電波が1本しか立たず画面がなかなか進まない。ようやく電波が通じるようになったが、利用券発券には利用者登録が必要で名前、生年月日、電話番号、メールアドレスなどを入力しないといけない。頻繁に利用するサービスではないのにいろいろ入力させるのは利用者本位ではないが、そんなことを言っても仕方ないので手続きを進め、弱い電波のなか5分ほど格闘して12時20分からの回を予約できた。苦労して予約したが実際にはどの回も空きがあり、上り列車ならばすぐに発券が終了してしまうことはなさそうだ。

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12時20分になって隣りの1号車にあるカフェに行く。カフェの奥にはプレミアムラウンジが見えているが背もたれの低いソファーなので、長時間の乗車はきついかもしれない。窓枠がX型になっているのがスペーシアXの由来でもある。

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私は日光ラガー、ポークジャーキー、オニオンラスクを買い、2,100円を支払った。支払いは交通系電子マネーかクレジットカードのみとなっていて現金払いはできない。商品を手提げ袋に入れてもらって席まで戻る。ビールはフタをしてくれるので揺れる車内でもこぼす心配はない。値段はお高めだがサーバーから注いだ生ビールを列車内で飲めるのは呑み鉄にはたまらない。2杯目を呑みたいが、追加オーダーにはもう一度利用券を手に入れないといけないので不便だ。

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生ビールでいい気分になり、途中で意識がなくなり、気がつくと北千住に停車していた。終点浅草には定刻13時45分に到着した。

2023年9月20日 (水)

大人の休日パススペシャルグリーン用の旅(スペーシアX1)

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東武日光駅からは11時55分発の特急スペーシアX4号浅草行きに乗車する。スペーシアXは今年7月にデビューした東武のフラッグシップ特急でDRC(デラックスロマンスカー)、スペーシアに続く3代目だ。

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ちょうど日光駅にはスペーシアX、リバティ、初代スペーシアが停車していた。車両は6両でコックピットラウンジ、コックピットスイート、個室、プレミアムシート、レギュラーシートなど多彩な座席が用意されている。私はこの中でプレミアムシートを予約してある。レギュラーシートより580円高いが設備の充実さを考慮するとむしろこちらの方が割安だ。しかも私は金券ショップで東武の株主優待乗車券を買ってあり、それが正規運賃より580円安いので実質的にプレミアムシート代がただになっているのと同じだ。

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ドア横には液晶ディスプレイがあり、行き先や列車種別が表示されているとともに、今回新しい試みとしてディスプレイに動画が表示され車内の設備の様子が分かるようになっている。動画付きの行き先表示はおそらく他の鉄道会社ではないだろう。

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こちらが私が乗車したプレミアムシート。通路をはさんで2席と1席になっている。電動リクライニングシートでフットレスト付きだ。枕にはスペーシアXのロゴが入っている。シートがバックシェル型になっていてリクライニングシートをいくら倒しても後ろの席の人に影響はないのはうれしい。

2023年9月19日 (火)

大人の休日パススペシャルグリーン車用の旅(日光線)

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宇都宮ライトレールの乗車を終えて、次の目的は東武特急スペーシアXの乗車だ。宇都宮からは日光線で日光に向かう。宇都宮駅の日光線用5番線ホームに降りるとホームは外国人観光客で大混雑している。日本人より外国人のほうが明らかに多い。列車はE131系3両編成で、これではとても座れそうにない。あきらめてゆっくり乗車すると運のいいことに1席だけ空いていた。ロングシート車両だが、1人ずつ席が区切られているタイプが幸いした。

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10時31分、列車は立ち客の出る状態で出発し、途中駅での下車も少なく満席のまま11時15分日光に到着した。

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由緒ある日光駅を後に東武日光駅まで歩く。

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前に来た時にも立ち寄った駅前の店で揚げゆばまんじゅう250円をいただく。塩気のある甘さで、ここに来たら食べずにはいられない。

2023年9月18日 (月)

大人の休日パススペシャルグリーン車用の旅(宇都宮ライトレール6)

ようやく信号が変わり、かしの森公園前を出発する。帰りは特徴的な停留所であるグリーンスタジアム前と平石で下車した。それぞれの内容は以前紹介したので省略する。

宇都宮ライトレールでは1日乗車券が発売されておらず、運賃面で乗り歩きに不便を感じていた。私は仕方なく途中下車の都度、それぞれの区間の運賃を払って乗り降りしていた。ところがカードリーダーに表示される引き落とし金額が100円とか150円とか少ないのでおかしいと思っていたら、どうやら同じ停留所で乗り降りすると運賃が通しで計算されるようだ。宇都宮ライトレールは途中停留所止まりの運行があり、そこから先に進む人に負担をかけないような措置になっているようだ。ホームページや停留所にはその旨の告知は見かけなかった。広電でも途中下車の制度があるが、それと似た仕組みだ。

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宇都宮ライトレールは最新の車両やシステムで運行されているが、運転席脇には仕業表立てが設置され、印刷された紙がマグネットで固定されていた。こういう情報は運転席のディスプレイに表示させることも可能だろうがアナログで面白い。

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専用軌道のレールを見ると併用軌道と同様、溝付きのレールが使用されていた。これは踏切の前後だけに限定されているのか、全線でそうなっているのかまでは分からなかった。

ところで以前の記事でライトレールやライトラインの名称、愛称が並立し、混乱するとお伝えしたが、同じように感じる人が多いようで、呼称をライトラインで統一する方向で検討するという報道が数日前にされていた。

2023年9月17日 (日)

大人の休日パススペシャルグリーン車用の旅(宇都宮ライトレール5)

終点芳賀・高根沢工業団地前に8時12分に到着し、ここで折り返す。 

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宇都宮ライトレールはまったくゼロから建設された路面電車なので、車両、駅、掲示類等が全て同じデザイン、色調で統一されていてわかりやすい。それだけにコストも当初の予想を大きく上回ったようだ。

折り返しは乗ってきた電車を1本落として8時30分発に乗車する。ところがアナウンスが流れて、到着が5分ほど遅れているとのこと。先ほど乗った電車は特に渋滞に巻き込まれることはなかったし、この時間帯は客も少ないので乗降に時間がかかることもなかったが、どうしたことだろう。。

遅れてきた電車は客を下ろすといったんドアを閉め、運転士が車内を移動し、運転準備を整えた上でドアを開いた。約2分遅れで出発した。

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運転は左手操作のワンハンドルマスコンで行う。手のひらにすっぽり収まる小型のハンドルだ。

次のかしの森公園前では客扱いを終えて発車しようとした直前に道路の信号が赤に変わり、信号待ちとなる。この交差点は3方向からなる大規模もので、いったん赤になると次に切り替わるまで3分ほどかかった。これがダイヤ乱れの原因ではないだろうか。報道では現金払い客が多くて乗降に時間がかかるのが原因とされているが、道路信号に引っかかって停車している時間が長いと感じた。ここだけでなくあともう少し進行信号が現示されていたならば横断できていた交差点が多かった。広島市電のように電車優先信号になっていないようだが、これは課題だ。

2023年9月16日 (土)

大人の休日パススペシャルグリーン車用の旅(宇都宮ライトレール4)

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グリーンスタジアム前は2面4線構造の停留所で、ここでも将来緩急接続が行われる。上下の停留所が離れた位置にあるので一見すると1面3線の不思議な構造の停留所に見える。これと同じ構造の停留所が交差点をはさんでそれぞれ存在し、全体で見ると2面4線になっている。

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グリーンスタジアム前を出ると、ゆいの杜東、中央、西と続く。このあたりが宇都宮市の隣町芳賀町の中心のようでロードサイドにはホームセンターや外食チェーン、ビジネスホテルなどが並んでいる。この周辺にはホンダやキャノンなど大手メーカーの工場や研究所が誘致されていて、従業員の住居も多く一大生活圏を構成しているようだ。日常の生活ならば宇都宮に出なくても十分だろう。

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ゆいの杜西からは併用軌道となり、道路中央部分を進む。芳賀町工業団地管理センター前を出ると宇都宮ライトレールで最急勾配区間に突入する。勾配は60‰あり、かつての碓氷峠が66.7‰だったから、それに準ずる急勾配だ。パワーに余裕があり、急勾配を難なく上っていった。

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終点芳賀・高根沢工業団地には8時12分定刻に到着した。

2023年9月15日 (金)

大人の休日パススペシャルグリーン車用の旅(宇都宮ライトレール3)

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宇都宮大学陽東キャンパスを出ると再び立体交差を上る。ここからバラスト軌道になり、S字カーブを描きながら立体交差を降りて専用軌道となり、平石停留所に停車する。ここは路面電車では珍しい2面4線構造になっている。将来的に快速運転が行われる時にはここで緩急接続がされる予定だ。

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車両基地が併設され、運行便によってはここで乗務員交代が行われる。

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平石を出ると専用軌道になり周囲は突然田園地帯に変わり、路面電車の趣きはなくなる。

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平石中央小学校前を出ると今度は鬼怒川を専用の橋梁で渡る。路面電車とは思えないほど景色の変化に富んでいる。

飛山城跡は路面電車では珍しい高架駅で、清陵高校前からは引き続き専用軌道だが、一般道路の脇に設置された専用軌道を進む。清原地区市民センター前はこれもまた路面電車では珍しい島式ホームだ。ここはバス乗り場が併設されており、トランジットセンターと呼ばれて、ライトレールとバスの乗り継ぎができるような仕組みになっている。到着前には乗り継ぎに関する案内放送が流れた。清原地区市民センター前を出るとき、運転士は黄色矢印信号を確認して「制限15」と喚呼し、交差点をゆっくりと左に曲がった。引き続き専用軌道だが、今度は道路右側になった。

2023年9月14日 (木)

大人の休日パススペシャルグリーン車用の旅(宇都宮ライトレール2)

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脱輪事故があったシーサスクロッシングを過ぎると一般道路に出て併用軌道となる。一般車両は片側2車線で、路面電車は道路中央部分に複線で設置されている。特に標識は見かけなかったが軌道敷内通行禁止のはずだ。道路の信号には一般車両用の緑の矢印信号とは別に、路面電車用の黄色い矢印信号も表示されている。黄色矢印信号の上には小さく「電車用」と表示されていた。黄色矢印信号の意味は教習所で習うが、忘れてしまっている人も多いだろう。

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最初の停留所東宿郷に停車。他の路面電車では停車用の押しボタンがあることが多いが、こちらは設置されていない。下車客の有無にかかわらず必ず停車するようだ。停留所は交差点の前後に互い違いに設置されている。同じところに設置すると停留所の幅を取ってしまうのと、右折専用レーンのスペースを設けるのが難しくなるためだろう。

ICカード利用者は運転席後ろの運賃箱ではなく、最寄りのドア横のカードリーダーをタッチして下車すれば良いため、いちいち前の車両に移動する必要がないのは便利だ。

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東宿郷を出ると、道路が立体交差する部分に差し掛かり、ライトレールも陸橋の急坂を上っていく。路面電車で陸橋を上り下りするのは見たことがない。

2023年9月13日 (水)

大人の休日パススペシャルグリーン車用の旅(宇都宮ライトレール1)

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宇都宮に7時13分に着き、東口のライトレール乗り場に向かう。テレビなどでおなじみの車両はすでに入線していた。土曜日の早朝なので客は少なく全部で15名程度だ。普段使いしている地元客だけで運転席の後ろで前を眺めている人はいない。

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3両編成でドアは各車両に付いている。乗る客はドア横にあるICカードリーダーにタッチして乗車する。現金利用の客はホームに設置されている整理券を取って乗る。バスや他の路面電車のようにドア横に整理券発行機がないので慣れないとそのまま乗ってしまう人も多いのではないだろうか。

車内アナウンスでは「この電車は各駅停車芳賀・高根沢工業団地行きです」と言っている。現在は各駅停車しかないが、将来的には快速運転が予定されているので、わざわざ「各駅停車」と言っている。

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座席配置はボックスシート主体で、連結部分にロングシートが配置されている。シートは低反発の素材でできていて座り心地はなかなかいい。

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7時24分、宇都宮駅東口停留所を出発。駅前を直角に左に曲がる。シーサスクロッシングがあり、試運転車両がここを逆走した際、脱輪事故を起こしたが今は痕跡はない。

2023年9月12日 (火)

大人の休日パススペシャルグリーン車用の旅(やまびこ201号)

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9月9日土曜日、今回の旅をスタート。昨日の関東地方は台風の影響で集中豪雨に見舞われたが、今日は千葉や茨城の沿岸部以外は雨はなさそうだ。本日最初の目的は宇都宮ライトレールの乗車だ。開業人気らしいので早朝のうちに乗りたい。まず東京駅発6時20分のやまびこ201号の普通車自由席に乗車する。利用している大人の休日パスはグリーン車用だが、短区間でグリーン車に乗るのはもったいない。グリーン車は6回までと制限があるからだ。台風一過の晴天ではなく、どんよりとした中を出発。私の乗った2号車は5人くらいしか乗っていない。

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朝食用にNewDaysでおにぎりを購入。大人の休日パス提示で10%引きとなるのは恒例だ。

これから乗る宇都宮ライトレールは8月29日に開業し、宇都宮駅東口と芳賀・高根沢工業団地間14.6kmを結ぶ軌道で、新規の路面電車開業としては75年ぶりとなる。市内の渋滞解消と工業団地へのアクセス向上を目指して敷設され、3両編成の軽快電車(ライトライン)で運行されている。関東地方では大々的に報道されていたので、勤務先でも乗ったかと聞かれることが多く、なるべく早く乗りたいと思っていたのだ。

なお宇都宮ライトレールが会社名で、宇都宮芳賀ライトレールが線名で、車両の愛称がライトラインということになっていて紛らわしいので注意が必要だ。

2023年9月11日 (月)

大人の休日パススペシャルグリーン車用の旅(初めに)

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大人の休日倶楽部から発売されるパスは年3回だが、それとは別に特別設定として9月4日から13日まで間、スペシャルが発売されている。今回はさらに初めてグリーン車用も用意された。料金はJR東日本・JR北海道両方乗れるものだと5万円となっていて普通車用の約2倍の値段だが、5日間乗り放題でグリーン車指定席が6回利用可能なのでとてもお得だ。それに最近は長時間鉄道に乗ると体にこたえるような年齢になってきて普段でもグリーン車移動が増えている。

快適な旅行が楽しめるこのパスを利用してぜひどこかへ行きたいと思っていたところ、乗り鉄仲間のSさんから、札幌市電のすすきの電停貸切電車専用ホームと電車事業所の車庫に入れるイベントが開催されるという情報がもたらされた。主催は札幌LRTの会という組織で、ホームページの告知によると札幌市民限定のような記述だが、そうでないようにも読める内容で、ダメもとで申し込んだところ参加承諾のメールが来た。開催日は8月から12月にかけて6回予定されているが、パスの利用期間も考慮して9月10日日曜日の回に参加とした。申し込みはこちらから。https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfNiIqcwamtrd-IJTzrCk8upBEu5auBl-NQNrpWbElOfcvZlg/viewform?pli=1

北海道に行くとなると来年3月で廃止予定の根室本線富良野・新得間に乗っておきたい。富良野・新得間のうち東鹿越・新得間は2016年の台風被害ですでに不通となっていて、富良野・東鹿越間も利用者が少ないので合わせて廃線になることが決まっている。廃止が決まると急に利用者が増えるのは苦々しく思う部分もあるが、やはり乗れるならば乗っておきたい気持ちもある。

さらに北海道に行くならば途中にある先月開業した宇都宮ライトレールにも乗りたい。宇都宮に行くならば7月に運行を開始した東武特急スペーシアXにも乗りたい。ということでいろいろ盛りだくさんな内容であるが、会社の休みも取れたことなので9月9日から9月11日にかけて出かけてくることになった。

2023年9月10日 (日)

雄別炭鉱鉄道開業100周年小型印(釧路愛国、布伏内、阿寒郵便局)

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昨日に続き雄別炭鉱鉄道関連の小型印で、こちらは釧路愛国郵便局です。かつて活躍していたディーゼルカー49200Yがデザインされています。

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こちらは布伏内郵便局の小型印で当時の古潭駅舎と雄鉄バスをデザインしています。 

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こちらは阿寒郵便局の小型印でかつて活躍していた蒸気機関車C11をデザインしています。

2023年9月 9日 (土)

雄別炭礦鉄道開業100周年小型印(イオンモール釧路昭和内郵便局)

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雄別炭礦鉄道は1923年1月の開業で今年が100周年です。それを記念して地元郵便局で小型印が登場しています。雄別炭礦鉄道は釧路と雄別炭山の間44.1kmを結び、雄別炭山で産出される石炭輸送を担うとともに旅客営業も行っていました。こちらはイオンモール釧路内郵便局で使用されている小型印で図柄はかつて活躍していたC56形蒸気機関車1001号です。C56形機関車は大半が国鉄に納入され、私鉄向けに製造されたのはこの1台だけのようです。

以前雄別炭礦鉄道関連の遺構を巡った時の記事はこちらです。http://mktabi.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/post-40cf.html

http://mktabi.cocolog-nifty.com/blog/2018/09/2018-5aa2.html

2023年9月 8日 (金)

185系伊東駅車庫入線体験(復路)

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撮影会が終わると1時間半ほどフリータイムになる。参加者向けに市内のお店2店舗以上でおみやげなどを購入すると記念のクリアファイルをもらえるスタンプラリーが開催されているが、猛暑日の炎天下では歩き回る気力はない。私は駅構内の喫茶店で時間調整をした。

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フリータイムが終わり駅に戻ると、撮影会を終えた185系が駅に戻るところだった。ここの引き上げ線は6両がギリギリのようだ。かつて583系の伊東臨が運行されていた時代があったが583も6両だったので、この引き上げ線に入ったのだろう。伊東臨を見かけた時の記事はこちら。http://mktabi.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/11-2d86.html

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16時32分、駅員や駅長に見送られながら伊東駅を出発。熱海駅で東海道線に転線する。伊東線と東海道線では同じ信号現示でも制限速度が異なるので通しで運転する時は注意が必要らしい。

復路の行程がクイズの問題になっていることもあり、列車の進行を注視していく。小田原、平塚、茅ヶ崎と貨物線に転線できる渡り線を通過して、大船駅の手前で減速した。ここで貨物線に転線した。ここは特急湘南10号が通過する。以前乗ったことがある。その後、横浜羽沢、鶴見、新鶴見と経由して品川駅に19時03分に到着し、今回のツアーは終了した。

 

2023年9月 7日 (木)

185系伊東駅車庫入線体験(伊東駅車庫撮影会)

伊東駅車庫6番線に停車する。ここで2班に分かれてイベントが行われる。私のグループはまず車内でクイズ大会となる。クイズは2問で、1問目は駅の発車メロディを当てるものだ。これが超難問で、国府津駅1番線から5番線、宇佐美駅1番線、2番線で使用されている「みかんの花咲く丘」を当てるもので各番線が少しずつアレンジが異なるらしい。一曲ずつ流されるが、聴いていても違うことは分かるが、それがどのホームで使用されているか分かる人は皆無だろう。私はまったくお手上げだった。

それからもう1問は帰りの行路を予想するものだ。このツアーでは帰りは普段使用しないレアな線を進むことがあらかじめ告知されているが、実際どういう経路で品川駅に戻るかを当てるものだ。どこかで東海道貨物線か横須賀線に入いるのだろうが、これも予想は難しい。私は大船から根岸線、高島貨物線、南武線、横須賀線という希望的観測も含めて行程にしておいた。クイズは紙ベースではなくスマホを利用して答える方式で、採点や集計が楽なので、最近はこちらが増えつつある。

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クイズコーナーが終わると車庫での撮影会となる。乗務員が利用する簡易な昇降台から下車する。撮影会は号車ごとに行われるので混雑しないようになっている。

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目隠し用に留置されたE217系。「伊豆高原・伊豆急下田」というあり得ないヘッドマークを付けている。

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伊豆急8000系も参加。JRと私鉄の車両が一緒の撮影会は珍しい。8000系の行き先は手動で変わる仕組みで渋谷や桜木町といった東急時代の行き先を表示していた。

2023年9月 6日 (水)

185系伊東駅車庫入線体験(伊東駅車庫6番線)

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片瀬白田駅での車内イベント、撮影会が終わり、ここで進行方向を変えて伊東駅に向かう。座席が変更となり往路とは別の席が割り当てられ、私は通路側の席になる。

伊東駅ではまず2番線に停車した。ここから駅に隣接する留置線に入る。留置線は3本あり、そのうち伊東駅寄り(車庫4番線)には横須賀線用E217系が止まっている。一般客がホームから撮影できないようにする目隠し用車両だ。一般客が勝手に撮影して高い料金を払っている参加者から苦情が出ないようにするための措置だ。E233系などでなく、横須賀線の車両を持ってくるとは手が込んでいる。今日大船から回送されたらしいがE217系が伊東線を走るのは初めてではないだろうか。

私はここから熱海方に進んで本線上で折り返して留置線に入ると予想していた。南伊東方に引き上げ線があるのは知っていたが、有効長が短くかつ線路に雑草が繁っていたり、線路脇の樹木が張り出していたりして、使用されていないのではないかと思っていたからだ。ところが予想に反して南伊東方に動き出し、引き上げ線に入った。線路脇の樹木が車体に触れてバチバチと音を立てる。

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引き上げ線には踏切があり、折り返し運転のため、しばらく踏切を閉鎖する。

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引き上げ線で折り返し、留置線に入る。その際運転士の信号喚呼の音声を車内に流してくれた。「識別点灯、入換進行、転轍開通、パターン接近、パターン解除」など普段聞くことのない用語も聞かれた。

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列車はいちばん外側の留置線で停車した。ここは車庫6番線と呼ばれていた。

2023年9月 5日 (火)

185系伊東駅車庫入線体験(片瀬白田駅撮影会)

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お弁当を食べ終えるとちょうど片瀬白田駅に到着した。この駅では停車して撮影会と車内イベントが行われる。

私の号車はまず車内での乗務員トークになる。185系乗務経験のある運転士や車掌から185系の思い出話を聞くコーナーである。

「185系は空気式ブレーキでブレーキに段数がなく、減速を体感しながらの操作となるので231系などと異なり経験がモノを言うを車両だ」「雨の日は特に滑走しやすく、車輪フラットを発生させないようブレーキ操作に気を遣った」などの話があり、伊豆急の運転士からは「185系は発車時の消費電力が大きく、2台同時発車には変電所を飛ばしてしまったことがある」と言った話も書かれた。昭和のアナログ車両で大変なところもあるが、それだけ愛着も大きいようだ。

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車内トークが終わるとホームでの撮影会となる。この駅は伊豆急全線ウォークの時に必ず訪れる駅であるが、ホームで時間をかけて撮影するのは初めてだ。ホームのすぐ隣は東伊豆海岸線で、晴れているので大島をはじめ伊豆諸島の島々がはっきり見えている。

2023年9月 4日 (月)

185系伊東駅車庫入線体験(片瀬白田まで)

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擬似放送の懐かしいアナウンスを聞きながら列車は進行していく。横浜を出ると運転席から運転士の煥乎を車内放送で流してくれる。「第6閉塞進行」「制限95」、車掌とのやりとりなども実演してくれる。列車は185系の設計最高速度の時速110キロを時々計測した。

車内では質問コーナーなどもあり、185系の保存予定の有無や運転士の給料の金額といった生々しいものなどさまざまなあった。質問はあらかじめネット経由で行うようになったいる。

湯河原通過時にE217系が側線に停車していた。廃車回送で待機しているのだろうか。

熱海駅では2番線に停車。ホームの発車案内板には特急あまぎ片瀬白田行きの表記がなされていた。

熱海から伊東線に入る。かつて網代が終点だった時代もあったのこと。宇佐美から伊東にかけては第4種踏切が3ヶ所あるとのことで、手前で警笛を4秒以上鳴らすルールらしい。

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伊東で伊豆急の乗務員に交代する。お弁当が配られる。伊東の祇園のお弁当で専用の掛け紙が付いている。中身は普通の幕の内でちょっと物足りない。

2023年9月 3日 (日)

185系伊東駅車庫入線体験(あまぎ3号)

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日本の旅・鉄道の旅サイトから「185系で行く伊豆撮影旅 ~昭和から令和を駆け抜けた車両で伊豆へ~」というツアーが発売された。大人気の185系を使用して伊豆での撮影を楽しむものだ。このツアー名だけからでは分からないが、開催内容をよく読み込むと、その中で私の目に留まったのが、伊東駅での車庫入線体験だ。車庫に入れるとなるとこれに乗らない手はない。予約開始時間に予約を入れ無事参加できることになった。

開催日は9月2日土曜日、集合は品川駅8時ちょうどだ。今年は猛暑が続き、9月といえども今日もかなりの暑さが予想されている。参加者は約200名程度で、渡された席番によると行きは窓側、帰りは通路側になっているから、1人2席利用のゆったりした旅にはならないようだ。知った顔は今回はIさんだけだった。

ツアー列車は8時40分品川駅8番線に横浜方から入線してきた。車両の老朽化は隠せず、緑のストライプ塗装がはげているところもあり、185系の命とも言える部分だけに残念だ。

発車すると国鉄風のアナウンスで始まり懐かしい。この列車は特急あまぎ3号という設定になっている。まず「お待ちどうさまでした」という車掌長の案内で始まった。国鉄時代は「お待たせいたしました」ではなく「お待ちどうさまでした」と言っていたのだ。「停車中にトイレを使用しないでください」とか「ゴミはデッキのくずもの入れか座席の下に置くように」というアナウンスもあり、よく研究されている。横浜駅到着前の乗り換え案内では1973年当時のダイヤで紹介されて、西鹿児島行き急行桜島・高千穂や急行東海2号・御殿場2号、普通列車の伊東・沼津行きなど多層建て列車が紹介されていた。これほど手の込んだ擬似アナウンスは珍しい。運行開始当初のあまぎは東京駅を出ると次の停車駅は網代だったそうで、数年して横浜にも停まるようになったとのこと。いろいろ勉強になる。

2023年9月 2日 (土)

波賀森林鉄道復活

兵庫県宍粟市波賀で波賀森林鉄道が復活しました。かつて当地で走っていた森林鉄道を地元有志が資金を出し合い、一周108mの線路を完成させ、立山砂防軌道のDLを譲り受け、先日開業イベントが開催されました。今後さらに線路を延ばし、一般公開も検討されているようで、その時はぜひ乗りに行きたいと思います。

https://news.yahoo.co.jp/articles/92204d570995a0bae63173e1bad94ce893400062

2023年9月 1日 (金)

堺正幸さん、時刻表を朗読する

JR東日本の車内自動放送アナウンスの声の主で知られる堺正幸さんのYouTube動画が公開されています。

時刻表を声を出して朗読するという珍しい試みです。1963年の時刻表で、第一こだまと急行十和田の発着時刻を読み上げます。その途中で沿線風景や車内の様子にも言及されています。落ち着いた語り口で、自分が旅をしているような錯覚にとらわれます。

https://youtu.be/Dkk4oNM8YCc?si=EEFUIYIqtDWLgVrL

堺さんが車内自動放送を担当するようになったのは国鉄時代の1982年東北新幹線開業時にさかのぼり、すでに40年になります。来年3月16日に開業が決まった北陸新幹線敦賀延伸のアナウンスも堺さんが担当し、すでに録音は完了したそうです。車内自動放送を担当するようになった経緯や録音のエピソードなどがweb上で公開されています。長く続けてこられて理由は自分でも分からないと謙遜されていますが美声すぎず、スッと耳に入ってくる声が良かったのかもしれないと分析されています。インタビュー記事も興味あるものです。ご一読ください、

https://www.toretabi.jp/railway_info/jikoku2309.html

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