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2023年5月29日 (月)

わたらせ渓谷鉄道鉄印収集(あしおトロッコ館)

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通洞で下車し、駅から5分ほど歩いたところにある足尾歴史館に向かう。ここにはあしおトロッコ館が併設され、月1回程度ガソリンカーの運転が行われているのだ。かつて足尾の街中では併用軌道による馬車軌道の運行が行われていたが、1925年にT型フォード乗用車のエンジンを流用した機関車が製作され、それが馬車軌道に取って代わった。古河鉱業の従業員や家族はそれに無料で乗れたらしい。ここで運転されているのは当時の車両を復元したものだが、エンジンは今から100年くらい前のA型フォードの3200ccエンジンを探し出して使用している。

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足尾歴史館に入ると入り口脇にトロッコ乗り場がある。担当者が待機しており、トロッコに乗りにきた旨を告げると足尾歴史館の入場券400円を買うと無料で乗れるとのこと。

さっそく乗車させていただく。客は私ひとりである。機関車だけでなく客車も復元されたもので軌間が2フィート610ミリなのでロングシートにもかかわらず、前の座席との間隔が狭くてボックスシートのようだ。天井も頭がつくほどの低さだ。1周174mの円形レイアウトを2周してくれる。スピードは歩くのと変わらないゆっくりさだが、それでも鉄のレールを進む感覚はとても楽しい。乗車を終えると担当者の方がトロッコについてとてもていねいに教えてくれて、ボンネットまで開けて中のエンジンまで見せてくれた。

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構内には各地で使われていたトロッコなどが展示されている。こちらは通称ナベトロと呼ばれる鉱石運搬用トロッコ。

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立山砂防工事軌道の機関車もあった。

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足尾歴史館の2階にはトロッコの資料館もある。

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時間をかけてじっくり見学する価値のある歴史館でありトロッコであるが、次の予定もあるので退出しようとするとトロッコの運転手の方から声がかかり、バッテリーカーを運転させてもらえることになった。以前足尾銅山観光で使用されていたバッテリーカーだ。運転席にスイッチがあり、力行3段、制動2段となっていて、力行2ノッチに入れて走行させてもらった。

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距離は30m程度と短いが思わぬサービスでありがたい。

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怪しい鉄道」カテゴリの記事

コメント

ミスターKさん、こんばんは

足尾に鉱山とは別のトロッコがあるのは何となく知っていましたが、ここまで充実した施設だとは思いませんでした。
バッテリーカーのおまけは、素晴らしいサービスだと思います。

陽気の良い時期に、是非行ってみようと思いました。
GW期間は運転していたようですが、ガソリンカーの運転日は、公式Twitterあたりで都度公表のようですね。

Sさん、こんばんは。

列車の時間があり、30分程度しか滞在できませんでしたが、時間があればもっと楽しみたかったです。担当者も丁寧に説明してくれました。

基本的に毎月第一土曜日、日曜日の運行のようです。ぜひご訪問ください。

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