わたらせ渓谷鉄道鉄印収集(草木ダム旧線)
あしおトロッコ館でのトロッコ乗車を終えて、通洞発11時06分発の上りに乗り、11時29分に神戸駅に着いた。ここから国鉄足尾線の廃線跡に向かう。国鉄足尾線の神戸から沢入(そうり)までの区間は草木ダム建設に伴い、1973年にダム湖に沈んでしまったのだが、一部区間が遊歩道になって歩けるようになっている。駅から3分ほど歩いたところにある踏み切りでトロッコわっしー号が追い越していった。わたらせ渓谷鐵道の人気列車だ。
駅から10分ほど歩くと新線と旧線の分岐点に来る。新線は線路が左に緩くカーブしている。
旧線は樹木が茂っている。
さらに5分ほど歩くとトンネルが見えた。ここから先が遊歩道になっていて旧線跡を歩ける。
トンネル上部はレンガ造りになっている。レールは撤去されている。
トンネルを抜けると古いレールを再利用した落石防止シェルターが設置されている。銘板も残っていて、東鉄工業高崎支店が昭和36年に施工したことが分かる。
遊歩道は10分ほどあるが、旧線廃止から50年ほど経つのでトンネルとシェルター以外は遺構らしきものはほとんどなく、緩やかなカーブだけがかつて線路があったことを偲ばせる。
旧線はこのあたりで渡良瀬川を渡っていたと思われるが、橋台なども見えなかった。
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