わたらせ渓谷鉄道鉄印収集(仙石河岸線廃線跡)
神戸駅での廃線跡やレストラン車両の見学を終えて、神戸駅発12時55分の列車で相老経由で東武線の太田駅に着いた。ここから14時16分発の熊谷駅行きバスに乗車し、20分ほど乗って古戸川岸バス停で下車する。
これからかつて存在した仙石川岸線の廃線跡をたどろうと思う。仙石川岸線は東武小泉線の西小泉駅から仙石川岸駅まで3.0kmの貨物線で、1939年に開業したが、1976年に廃止になった。戦時中には仙石川岸駅から利根川を渡って東武熊谷線の妻沼駅までを結ぶ計画があり、一部区間で工事も始まったが、終戦とともに計画も頓挫した。
バス停を降りで、利根川の堤防上を歩く。天気が良すぎて非常に暑い。
10分ほどで橋台が見えてきた。これが利根川を渡るために建設された未成線の橋台だ。今から80年も前に建設されたものがいまだに残っている。以前は何台も残っていたらしいが今はこのひとつだけだ。
橋台のすぐそばまで近くまで近づけるようになっている。老朽化は感じられないしっかりとした造りだ。
かつての仙石川岸駅はこの橋台近くの運動場付近にあったようだが跡形はない。
廃線跡が緑道になっていて、そのカーブの加減が廃線跡らしい雰囲気を伝えている。
緑道の先は一般道路に飲み込まれ、廃線の面影はまったくなくなり西小泉駅に着いた。
西小泉駅から館林経由で特急りょうもうに乗車。行きはガラガラだったが帰りは満席だった。今回は日帰りだったが、ミニ鉄道の乗ったり、廃線跡をふたつも巡ったりするなど中身の濃い旅だった。これで「わたらせ渓谷鉄道鉄印収集」を終わります。
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