ありがとうキハ85系ひだ号の旅(HC85系)
コメダ珈琲で満腹になり、名古屋駅ホーム11番線に上がる。乗車するのは8時43分の特急ひだ3号で、昨年デビューしたハイブリッド車だ。エンジンのアイドリング音を響かせながら入線してきた。しかし車号はモハ85となって列車番号もMが付いているから電車だ。搭載されているディーゼルエンジンで発電した電力でモーターを回すので電車なのである。
8時43分定刻に発車。ソフトな乗り心地で加速時には多少エンジン音が大きくなるがそれまでのディーゼルカーに比べると格段に静かだ。ドア上部には現在のエネルギーの状態を示す図が時々表示される。加速時にはバッテリー電力でアシストされているようだ。なお各車両の台車2台のうちモーターにつながっているのは1台だけでもう1台は付随台車になっている。
車両アナウンス時に使用されるメロディーは鉄道系クラシックデュオのスギテツによる「アルプスの牧場」のニューバージョンでソフトな音色になっている。
このツアーはあらかじめ乗車券・特急券が郵送されていて、それで列車に乗り込み、往路は一般客と混乗となる。岐阜で進行方向が変わり高山本線に入る。ところどころで車窓案内の自動放送が入る。
HC85系の乗り心地を楽しみながら高山には10時58分に到着。ここまでの切符を記念にもらおうとすると改札口脇にはそれ専用のテーブルが設けられ、駅員2人で出て乗車記念スタンプの押印に対応していた。私としてはありがたい話ではあるもののいささか過剰サービスの感がしないでもない。
« ありがとうキハ85系ひだ号の旅(名古屋まで) | トップページ | ありがとうキハ85系ひだの旅(高山) »
コメント