東京都港湾局専用線(越中島貨物駅付近)
かつて越中島貨物駅と晴海周辺を結ぶ東京都港湾局専用線という貨物線がありました。1953年から順次路線を延ばし、最盛期には24kmほどの路線網を有していましたが、鉄道貨物の衰退などで1989年までには全線が廃止されました。廃線跡は基本的には倉庫やマンションなどの用地になりましたが、今でも一部で遺構が残っています。こちらは江東区塩浜2丁目の廃線です。線路は1本しか残っていませんが、側線が何本も存在したと思われる用地が残っています。廃線の距離は目測で150mくらいはあります。
跡地は東京都の所有で、こんな恵まれた立地ならばいろいろな利用方法がありそうですが、特に再利用される雰囲気はなさそうです。何か建設するとなると隣のマンションの住人の反対も予想されますが、かえってそれが廃線を今まで存続させてきたのかもしれません。
この廃線跡の反対側は越中島貨物駅で、こちらは現役です。主に鉄道用レールの輸送を行なっています。大きな車止めが設置されているので、機関車が機回してここまで来ることがあるのでしょう。
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