湘南モノレール車庫線ツアー(車両基地見学)
時間になり全員が集合し、ヘルメットを装着して車両基地3階に上がる。まず台車の見学となる。懸垂式モノレールの台車を見るのは初めてだ。大型タイヤがあり、その上に超小型のパンタグラフが付いている。架線は剛体架線で赤く塗られている。一般の鉄道の場合はパンタグラフから取り入れた電気はレールから出ていくが、懸垂式モノレールの場合、鉄のレールがないので電気を逃す別のレールが設けられている。台車は4本のボルトで車体に固定されているが万が一そのボルトが破断しても、別の鋼索で結び付けられているので車体が落下することはない。
台車の見学が終わると運転台見学になる。一人ひとり順番に運転台に入り、担当者から説明を受ける。運転席自体は一般の鉄道車両と同じ右手操作のワンハンドルマスコンだ。ワイパーボタンは立ち上がらないと手の届かない位置にあり不便そうだった。運転台のメーター類には京王重機の封印がされている。検査時には車両を京王重機に陸送するのではなく、京王重機の担当者がここまできてメーター類の点検を行うとのこと。モノレールの整備は特殊なようだ。
ドア開閉やマイクを使用しての車掌体験も行う。車内放送は基本的には自動化されているが、急病人が出た時や大地震で列車が止まった時、停止位置を直しますといった時などもタッチパネルを操作することにより、肉声でなく自動音声を流すことが可能になっている。自動放送を流している間に車掌が現場に駆け付けることが可能だ。なお知らなかったが湘南モノレールは車掌が乗務しておりワンマン運転ではなかった。
なお湘南モノレールには洗車機がないので外部の業者に委託して手作業で洗車しているとのこと。
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