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2022年12月12日 (月)

2022年秋大人の休日俱楽部パスの旅(只見線3)

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 9時07分只見駅に到着。ここで不通区間は終了した。23分間停車するので駅前にでてみた。

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 駅前には観光センターなどが新設されている。

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 只見駅からも乗ってくる客が多く、さらに混雑は増した。今まではワンマン運転だったが、ここからは車掌が乗務している。 

 只見線の復旧には約80億円の経費がかかり、それをJRが3分の1、地元自治体が3分の2を負担し、今回運行が再開した。今回の復旧では、線路や駅施設は自治体が所有し、列車の運行はJRが行う上下分離方式が採用された。しかし自治体が線路や駅施設を所有してもそのメンテナンスに関わるノウハウがないので結局実際の業務はJRに委託する形が取られている。引き続き鉄道の運営全般をJRが担っているわけだ。しかし施設は自治体が所有するのでそれに係るコストは自治体負担になる。自治体は施設の運営料をJRに請求できるが、只見線が赤字の場合支払いは免除されることになっている。結局上下分離方式は赤字負担のひとつの方法であって、ローカル線の運営に係る赤字を根本的に減らす仕組みではない。赤字の額もバス転換の方がずっと少くて済むのに鉄道として存続させたのは、地域のシンボルである只見線を通して人口減少、高齢化が進行する会津地域の地域創生の起爆材としたいとの思いがあり、単に赤字が多いか少ないかという話では収まらない。

 只見を出ると新潟県との県境の六十里越えトンネルに入る。在来線にもかかわらず隣の駅まで29分もかかるのは珍しい。 

 10時41分、ようやく小出に到着した。会津若松から4時間半という長丁場で、普通列車にこんなに長時間乗るのは久しぶりだった。 

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 小出から浦佐に出て、11時56分発のとき318号で帰路に着いた。3日続けて昼からビールで鉄道の旅を締めくくった。今回の旅では大人の休日俱楽部パスを最大限活用し、北海道と東日本を広く乗り歩いた。廃止間近の留萌本線や復旧したばかりの只見線では多くの客が訪れ混雑していたが、都会から多くの人々を呼び寄せて地域の活性化につなげられないかと思うことしきりだった。

これで2022年秋大人の休日倶楽部パスの旅を終わります。

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コメント

ミスターKさん、おはようございます。
 3日間にわたる大人の休日倶楽部パスの旅、詳細なブログを作成いただき、楽しませてもらいました。ありがとうございました。
 今回はチケットまで準備していただいたのに行けなくなってしまい大変申し訳なかったのですが、またいつか同行させていただける日が来ることを楽しみにしています。

ミスターANさん、おはようございます。

少しでも行った気分になれたら幸いです。またの機会を楽しみにしています。次回は少しマイルドな旅を計画します。

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