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2022年12月

2022年12月31日 (土)

2022年を振り返って

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今年も1年間「ミスターKの乗り鉄旅日記」をご覧いただきましてありがとうございました。コロナによる行動制限も緩和され各地に出かけられるようになりました。今年は鉄道開業150年の節目の年にあたることもあり乗り鉄系イベントが活発で、大小合わせて29回も旅行やイベントに参加しました。新線開業は西九州新幹線のみでしたが、長年の懸案であった沖縄都市モノレールの乗車を果たし、久しぶりに完乗タイトルを維持して越年できたことはうれしいことです。そのほかに多くの車庫線や渡り線に乗ることができました。

その中で感じることは各鉄道会社とも趣向をこらしたイベントを開催し、内容が充実してきていることです。有料制のイベントが多くそれなりの出費はありますが、社員のナマの声を聴ける機会も増え、鉄道に対する理解も深まってきました。まだまだ知らないこと、未体験のことも多く、より深く掘り下げていきたいと思っています。イベントが多かった影響もあり未発表の旅行記がまだ5本も残っており、年明け以降も順次掲載していく予定です。来年もまたよろしくお願いいたします。

2022年12月30日 (金)

東急電鉄カレンダー

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勤め先の人から来年の東急電鉄のカレンダーをいただきました。といっても別の部署で働く私の知らない人からのいただきものです。私が乗り鉄であることは社内で広く知れ渡っているので、どこからかその情報を仕入れた人が私にカレンダーを譲ってくれたのです。感謝です。これでいい年が迎えられそうです。


2022年12月29日 (木)

大人のお子さまランチ弁当

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スイカペンギン柄の駅弁で「大人のお子さまランチ」です。

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メニューはチキンライス、コロッケ、エビフライ、ハンバーグ、ウインナー、ナポリタンなどでまさにお子さまランチです。

値段は1,600円とお高めですが、容器がランチボックスとして再利用できるので、容器代込みの値段と考えればそれほど高いわけでもありません。東京駅で販売していました。

2022年12月28日 (水)

バスターミナル東京八重洲

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 東京ミッドタウン八重洲地下2階に「バスターミナル東京八重洲」が9月に開業しました。東京駅周辺に散在している乗り場の一部がこちらに移転しました。八重洲地下街からも直通できます。新宿のバスターミナルはバスとタクシーの乗り場があるので「バスタ」と呼ばれますが、ここはタクシー乗り場がないので「バスタ」とは略称されないようです。出発バースが6台分しかないので、バスタ新宿よりだいぶ小ぶりに感じます。ただ八重洲地下街に直結しているので、時間調整や食事、買い物は新宿よりずっと便利そうです。

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 ここを発着するバスは基本的に長距離の高速バスになりますが、1日3便だけ通常の路線バスがあります。京王バスの渋谷行きです。11時40分の便に乗ってみました。

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 出発すると急なスロープを上って地上に出ます。発車時刻が5分刻みなのでいくつかのバスが同時に出発していきます。SF映画の地下要塞から発射される戦闘機ような心境になりました。

2022年12月27日 (火)

若葉台検車区入線

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「京王5000系新造車両クリスマス初乗り体験」でつつじヶ丘駅構内渡り線に乗車しましたが、全行程を終えて若葉台駅1番線に戻ってきたところサプライズがありました。解散予定時刻より早めに到着して不思議に思っていたところ、若葉台駅に隣接する若葉台検車区に入り、検車区内を往復して駅まで戻ってくれたのです。

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こちらは若葉台駅近くの商業施設の屋上からの写真です。入線したのは30番線という検車区中央付近に位置する線でした。参加者にとっていいクリスマスプレゼントになりました。京王電鉄の計らいに感謝です。

2022年12月26日 (月)

つつじヶ丘駅構内渡り線

12月24日、京王電鉄で「京王線5000系新造車両クリスマス初乗り体験会」というイベントが開催されました。まだ営業運転に投入されていない新造車両に乗れるイベントです。若葉台駅から出発し、つつじヶ丘駅で折り返し、府中競馬場正門前駅で撮影会を行い、再びつつじヶ丘駅で折り返し若葉台駅に戻ってくる行程です。その中で私の目的はつつじヶ丘駅での折り返し時に使用される調布方の渡り線の乗車です。

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ご覧のような配線になっていて、上り3番線から下り方に転線する際に通る渡り線に乗れました。日中とはいえ過密ダイヤの京王線なので、折り返し時間はわずか2分でした。

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渡り線の様子です。列車内からでは撮りにくいのでイベントの前に立ち寄ってホームから撮影しておきました。

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12月25日から営業運転に入る新車とのことでどこもかしこもピカピカで渡り線乗車に花を添えました。5000系はクロスシートとロングシートが両方に使用できる車両で、これが7編成目にあたり、この編成では初めてリクライニングシートが導入されています。

2022年12月25日 (日)

誕生日プレゼント

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おととい還暦を迎えた私へのE5系はやぶさの誕生日カードです。スイッチを押すと「お誕生日おめでとうございます」や「ご乗車ありがとうございます」というメッセージが流れます。私の趣味を理解している人からの特別なプレゼントでした。

2022年12月24日 (土)

東京ステーションホテル

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 還暦記念ということで東京駅にある東京ステーションホテルに泊まってみました。東京ステーションホテルは東京駅開業の翌年1915年の開業で100年以上の歴史を有する日本を代表する名門ホテルです。松本清張、川端康成、内田百閒など数々の文豪もここに泊まり、作品の着想を得たり執筆を重ねたりしました。東京駅丸の内駅舎復原に伴い、ホテルもリニューアルされましたが、それでも歴史の重さがしっかりと感じられます。

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 部屋の窓からは東京駅前が見えます。普段は駅前からこちら側を眺めているので不思議な気持ちです。駅周辺は期間限定のライトアップになっています。

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 こちらは翌朝の様子。行幸通りが真正面に見えています。

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 部屋の壁には開業当初の赤レンガが露出しています。赤レンガが露出している部屋は4室しかないとのことで、この部屋に泊まれてラッキーです。

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 ホテルの廊下はとても長く先が見通せないほどです。

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 廊下の壁には東京駅に関する写真やポスターなどが飾られています。全部で100枚くらいはあったと思います。

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 東京駅の改札が見える場所や、駅のアナウンスや発車メロディが聞こえる場所もあります。

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 朝食会場は4階にあり、東京駅駅舎の中央部三角屋根の部分になります。

 泊まってみると東京駅丸の内駅舎はそのほとんどが東京ステーションホテルということが分かりました。宿泊することにより東京駅をより深く体感できると思います。皆さまもぜひ一度お泊まりになることをおすすめします。

2022年12月23日 (金)

今日で還暦を迎えました

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今日が私の誕生日で満60歳となり還暦を迎えました。長いようであっという間の60年でした。おかげさまで幸いにもこれまで大病を患うこともなく生きて来られました。今月末が定年退職日となりますが、定年延長ということで引き続き現在の会社に勤務させていただくことになり、乗り鉄の旅も続けられそうです。人生の折り返し地点はとっくに過ぎ、いつ終着駅に着くとも分からない列車に乗っていますが、最後までその乗り心地を楽しみたいと思います。

ところで私と同じ昭和37年生まれの有名人を調べてみました。六角精児さん、藤井フミヤさん、前原誠司さん、トム・クルーズさん、俵万智さん、林家正蔵さん、風間トオルさんなどです。六角精児さんは乗り鉄、呑み鉄で知られる俳優で独特のキャラクターで知られています。藤井フミヤさんは元国鉄職員でチェッカーズで活躍しました。前原誠司さんは国土交通大臣などを歴任した国会議員ですが、写真の腕前は相当なもので氏の写真が鉄道カレンダーに採用されたりもしました。ツイッターには鉄道ネタがよく出てきます。昭和37年生まれは意外と鉄道系の方が多いです。皆現役バリバリで、私が還暦だ、定年だと言って感慨にふけっているのを知ったら、まだまだ頑張れと言われそうです。

なお画像は私の赤ちゃんの頃です。当時の面影はまったくありません。

2022年12月22日 (木)

東京BRT連接バス

虎ノ門ヒルズから晴海まで連接バスが運行されています。都心と臨海部を結ぶバス高速輸送システム東京BRTで乗れます。私は新橋から晴海まで乗ってみました。客は私を含めて3人でした。

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 連接バスなので交差点を曲がる時、まず先頭車両がぐっと曲がり、それに後部車両が追随していきます。歩行者も多く運転は慎重を要します。停留所は少なく、豊洲だけでした。運行は東京都ではなく京成バスです。幕張などでの連接バス運行実績を買われてのことでしょうか。

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 終点の晴海は周辺にマンション群が望めますが、バスターミナル周辺だけは広大な空き地が広がる不思議な空間でした。

2022年12月21日 (水)

烏森駅開業当時の柱

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新橋駅に「烏森駅開業当時の柱」が出現しました。烏森駅は明治42年の山手線電化時に開業した駅で現在の新橋駅のことです。その後大正3年の東京駅開業に合わせて新橋駅と改称されました。

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何気ない柱ですが、ホームの階段を93年間に渡って支えて続けてきた柱で、エスカレーター設置工事に伴い撤去されたいたものが、鉄道開業150年に合わせて日の目を見ました。コンコースの天井に達する長い柱です。

2022年12月20日 (火)

ロイヤルエンジンEF58-61鉄道博物館に登場

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鉄道博物館の展示車両にEF58型電気機関車の61号機が新たに加わりました。お召し列車牽引専用機関車として1953年に製造され、ロイヤルエンジンと呼ばれています。ぶどう色の塗装がピカピカです。区名札の『召』の表示が金色で光り輝いています。日の丸も掲揚されています。

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鉄道博物館の入場口を入ってすぐの一等席に展示されています。

2022年12月19日 (月)

京成津田沼駅1番線逆走&ちはら台駅偽引き上げ線

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京成トラベルから「3400形貸切列車による千葉線・千原線入線ツアー」が12月18日に開催された。3400形は初代スカイライナーの走行装置を活用し通勤車両化した珍しい車両で、これが千葉線、千原線に入線するというイベントだ。当日は船橋競馬場前駅を10時16分に発車し、千葉線、千原線に入り、ちらは台駅で折り返し、津田沼駅経由で八千代台駅に11時54分に到着する行程だが、私の目的は津田沼駅1番線から本線下り方面に逆走する際に通過する渡り線に乗ることである。

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私は8両編成の2両だったので前面展望は見られなかった。これは別の列車からの画像。ツアー列車は左手奥から渡り線を通って右手前に走行した。通常の定期列車では通ることのない貴重な体験だった。

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ちはら台駅での折り返しでは6両分のホーム有効長しかないため私の乗った2両目はホームの先を通り越して停車した。これも普段はここまで乗れないから貴重な体験だった。

2022年12月18日 (日)

トレインビュッフェとスイーツ列車(糸魚川駅引き上げ線)

 15時51分糸魚川駅到着。ここで一般の乗客は下車し、車内に残れるのは指定席の客だけとなる。ただ指定席の客でもいったん下車して引き上げの様子をホームから撮影している人もいる。もったいないことをすると思うが、その人からすると転線の様子を撮影しないほうがもったいないと思うのだろう。鉄道ファンの趣味の幅は広い。 

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 列車はまず本線を直江津方に逆走する。

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 そのあと本線南側にある側線に入った。

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 ここで後続の普通列車が糸魚川駅に入線するのを待ち、その後ここで折り返して上下線の間の渡り線をクネクネと転線し、糸魚川駅1番線に入った。これで引き上げ線体験は完了である。

 その後この車両は観光急行4号となって糸魚川駅を16時40分に発車し17時08分に直江津に戻った。私はここから上越妙高経由で北陸新幹線で帰る。軽井沢で指定席も満席になった。満席の新幹線は久しぶりだ。コロナの行動制限も落ち着きを見せたということだろうか。今日はトレインビュッフェとスイーツ列車で食べすぎ体重の増加が心配だが、まさに食欲の秋を満喫できて私には珍しいグルメ旅行だった。

 これで「トレインビュッフェとスイーツ列車」を終わります。

2022年12月17日 (土)

トレインビュッフェとスイーツ列車(スイーツ列車)

 トレインビュッフェを堪能したが、旅はまだ続く。高崎から13時15分発のはくたかで上越妙高に向かう。昼からビールを飲んだので寝過ごさないようスマホでアラームを設定し、すぐに眠りに落ちた。 

 上越妙高でえちごトキめき鉄道に乗り換え14時46分に直江津に到着。ここから観光急行3号に乗車する。3号と糸魚川で折り返す4号の両方の指定券を持っていると糸魚川駅での折り返しの際、列車に乗ったまま引き上げ線に入れるのだ。指定券を購入するには観光急行1日乗り通しのツアーに参加するか、スイーツコースを選択するかどちらかになるので、費用と時間で私は後者を選択した。 

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 指定券はネット予約済みで直江津駅窓口で名乗ると硬券指定券が渡された。 

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 スイーツコースの席は1号車のロングシート部分なのだが、ボックス席が空いているので席を移ってもらっても構わないと案内があり、そちらに移動する。ボックス席に広いテーブルが後付けされている。 

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 15時03分、直江津駅を発車。スイーツコースは私ひとりだけで、その他に乗り通しコースの人が5人いた。 

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 発車するとスイーツボックスとホットコーヒーが配られた。見た目がキレイで手の込んだケーキで、先ほどトレインビュッフェでデザートまで楽しんだのでなかなか食が進まない。なんとか少しずつ食べ進めるうちに能生駅に到着。ここでは運転停車でホームに降りられる。

2022年12月16日 (金)

トレインビュッフェとスイーツ列車(トレインビュッフェ)

 車両センターでのSL見学は30分ほどで終わり、再び先ほどの列車に乗って行きと同じルートで高崎駅に戻った。

 続いて11時30分からホテル6階の宴会場でトレインビュッフェが始まる。本来はこちらがメインのイベントなので先ほどの車両センター見学に参加してもしなくても料金は変わらない。ビュッフェ会場は座席指定制で私はお一人様で参加している人たち専用テーブルに誘導された。

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 テーブルに駅弁風ボックスが置いてあり、これに好きな食材を詰め合わせてマイ弁当を作る仕組みだ。ボックスに入らないサイズの食べ物は普通のお皿に乗せて持ってくる。食材は群馬、新潟にちなんだものが多い。最初のチョイスはこちら。フリードリンクなので昼からビールも飲む。他の乗り鉄仲間で飲んでいる人はいなかったが、炎天下のSL見学だったから水分補給は必須で昼からビールもいいだろう。

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 乗り鉄仲間の人で、この後の予定があってサクッと食べて早々に帰る人もいたが、私はSさんらと乗り鉄談義をしながらゆっくり食事を楽しんだ。

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 ビュッフェだとどうしても食べすぎになり、デザートもしっかり食べたので、食後はしばらく動けない状態だった。

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 ビュッフェ会場の隣に模型コーナーがあり覗いてみた。社員の私物の模型が運転されていて群馬にちなむものが多かった。模型展示とは関係ないが蒸気機関車に制輪子を取り付ける際に使用する補助具が展示されていた。制輪子は一つで重さ25kgもあるので、狭い作業空間の中で制輪子を持ち上げる時に使用するとのこと。こういうものが使用されていることすら知らなかった。

2022年12月15日 (木)

トレインビュッフェとスイーツ列車(SL見学)

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 ぐんま車両センターに到着し作業台から下車する。ここからSLの車庫まで徒歩で移動する。ここでSL見学できるのが今回のトレインビュッフェのウリなのだが、私はすでにここまでの行程で目的はほぼ達した。 

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 車庫からアントに引かれたD51が転車台に引き出される。ここで写真撮影とSLの解説となる。 

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圧縮空気を作るコンプレッサー、電気を作る蒸気タービン、いきなり常温の水を通すとボイラーを傷めるのであらかじめ加熱しておく給水加熱器の説明などがあり、いずれも私が知らない装置だった。私は世間一般からは鉄道のことはなんでも知っていると思われているが、まだまだ知らないことも多くとても勉強になるSL見学だった。

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 最後に煙室のふたを開けてくれる大サービスで終了した。今までの鉄道イベントでここまで細かい蒸気機関車の説明が聞けたのは初めてだ。

2022年12月14日 (水)

トレインビュッフェとスイーツ列車(ぐんま車両センター)

 高崎駅に隣接するホテルメトロポリタン6階のフロントでトレインビュッフェの受付を済ます。参加者は40名程度で大半が小学生以下の子どもを連れた家族だが、乗り鉄仲間の知った顔も何名かいて今後の情報交換などをする。 

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 9時10分になり、7番線で列車の到着を待つ。係員によると9時35分頃ぐんま車両センターから回送で入線するとの話。ちょうどその時刻に通過列車を知らせる自動放送があり、一同身構えるが上り貨物列車が通過していった後に211系4連が入ってきた。ドアコック扱いで扉が開いて車内に入る。車庫に入線する列車だと運転席後部のポジションが取り合いになるが、今回は争奪戦が起こることもなくスムーズに確保できた。家族連れはこの位置には興味ないようだ。 

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 9時50分、出発信号機は赤現示のまま誘導信号機に従い出発する。

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 いったん高崎線本線上り線を進行する。

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 本線に入ったのもつかの間、すぐに左に分岐しぐんま車両センター内を時速10kmで進んでいく。

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線路がいくつも分岐していく。

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 最終的に車両センター内10番線に停車した。高崎駅からは約6分の乗車だった。

2022年12月13日 (火)

トレインビュッフェとスイーツ列車(軽井沢駅)

 ホテルメトロポリタン高崎でトレインビュッフェなる企画が開催された。同ホテルが開業40周年を迎えるのにあたり、ホテルのビュッフェと鉄道関連の企画を組み合わせたもので、SLの仕事体験、鉄道グッズ販売、オークションなどが行われる。その中で私が注目したのがぐんま車両センターのSL見学ツアーだ。同センターで動態保存されているSLの見学ができるのだが、高崎駅からぐんま車両センターまで直通列車が運行され、それに乗れるのだ。ビュッフェの料金を支払えば追加料金は不要なのもありがたい。この企画は昨年開催される予定だったが、直前に群馬県にまん延防止等重点措置が発令され中止となったのだが、今回再び開催されることになった。またえちごトキめき鉄道でスイーツ列車というのが運転されていて、これに乗ると糸魚川駅の引き上げ線に乗れるのだ。

 このふたつを体験すべく9月11日日曜日、東京駅6時28分のはくたか561号で出発した。大人の休日倶楽部パス利用だ。車内は4割程度の乗車で日曜の早朝にしてはまずまずだ。今日は高崎9時集合なのでこのままいくと早すぎるが、私はまず軽井沢駅まで行ってきた。ゴルファーもチラホラ下車する。朝の7時半なので高原の空気がひんやりと冷たい。

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 JRの軽井沢駅に隣接してしなの鉄道の軽井沢駅がある。ここの駅舎が新幹線開業までJRで使用されていた旧駅舎を移築したもので、こじんまりしているが瀟洒な建物だ。ただ駅前交番がすぐ目の前にあり建物の全景は撮りにくい。

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 中は水戸岡デザインでリニューアルされている。

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 駅舎の隣にはかつて草軽電鉄で使用されていた電気機関車が展示されている。パンタグラフを高く突き出した格好なのでカブトムシという愛称が付いている。

 駅周辺の散策を終えて、軽井沢発8時15分のはくたかで高崎に向かった。

2022年12月12日 (月)

2022年秋大人の休日俱楽部パスの旅(只見線3)

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 9時07分只見駅に到着。ここで不通区間は終了した。23分間停車するので駅前にでてみた。

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 駅前には観光センターなどが新設されている。

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 只見駅からも乗ってくる客が多く、さらに混雑は増した。今まではワンマン運転だったが、ここからは車掌が乗務している。 

 只見線の復旧には約80億円の経費がかかり、それをJRが3分の1、地元自治体が3分の2を負担し、今回運行が再開した。今回の復旧では、線路や駅施設は自治体が所有し、列車の運行はJRが行う上下分離方式が採用された。しかし自治体が線路や駅施設を所有してもそのメンテナンスに関わるノウハウがないので結局実際の業務はJRに委託する形が取られている。引き続き鉄道の運営全般をJRが担っているわけだ。しかし施設は自治体が所有するのでそれに係るコストは自治体負担になる。自治体は施設の運営料をJRに請求できるが、只見線が赤字の場合支払いは免除されることになっている。結局上下分離方式は赤字負担のひとつの方法であって、ローカル線の運営に係る赤字を根本的に減らす仕組みではない。赤字の額もバス転換の方がずっと少くて済むのに鉄道として存続させたのは、地域のシンボルである只見線を通して人口減少、高齢化が進行する会津地域の地域創生の起爆材としたいとの思いがあり、単に赤字が多いか少ないかという話では収まらない。

 只見を出ると新潟県との県境の六十里越えトンネルに入る。在来線にもかかわらず隣の駅まで29分もかかるのは珍しい。 

 10時41分、ようやく小出に到着した。会津若松から4時間半という長丁場で、普通列車にこんなに長時間乗るのは久しぶりだった。 

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 小出から浦佐に出て、11時56分発のとき318号で帰路に着いた。3日続けて昼からビールで鉄道の旅を締めくくった。今回の旅では大人の休日俱楽部パスを最大限活用し、北海道と東日本を広く乗り歩いた。廃止間近の留萌本線や復旧したばかりの只見線では多くの客が訪れ混雑していたが、都会から多くの人々を呼び寄せて地域の活性化につなげられないかと思うことしきりだった。

これで2022年秋大人の休日倶楽部パスの旅を終わります。

2022年12月11日 (日)

2022年秋大人の休日俱楽部パスの旅(只見線2)

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 会津川口から先が災害で不通だった区間になる。まず第5只見川橋梁を渡る。右側のダムからの放流で橋が流されたようだ。

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架け直された新しい鉄橋を渡る。 その後もいくつか新しく架け直された橋を渡っていく。列車はその都度徐行して乗客を楽しませてくれる。

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 会津越川はホーム1面だけの無人駅で駅名票は昔のままでさびついている。大したコストもかからないのだから全線運転再開にあたってせめて駅名標くらいは新しいものに交換できなかったのだろうか。そのほかの駅も同様で駅施設のリニューアルはされなかったようだ。  

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 会津蒲生駅では駅前に黄色いハンカチがたなびいていた。高倉健の幸せの黄色いハンカチを思わせる光景だ。この映画を知る人は50代以上の人で、若い人の中にはこれが何を意味しているが分からない人もいるだろう。

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 沿線ではいたるところに只見線全線再開を喜ぶ手製の表示が見られる。列車に手を振ってくれる地元の人も多い。乗客のほうもそれに応えて手を振り返している。やはり鉄道があるという存在感は地元にとっては大きい。これがあるからローカル線の廃止は損得勘定だけでは進まない難しさがある。

2022年12月10日 (土)

2022年秋大人の休日俱楽部パスの旅(只見線1)

1_20221129121501 11月28日月曜日、今日は先月復旧工事が完了し全線通しでの運行が再開した只見線に乗車する。只見線の始発列車は6時08分なのでホテルを5時50分にチェックアウトする。これを逃すと次は7時間後なので、これに乗るしかないのである。2日続けて朝5時代の旅立ちで乗り鉄の朝は早い。せっかく東横インに泊まったのに2日続けて無料朝食が食べられないのはもったいない。

会津若松駅には全線再開を歓迎する職員手作りのボードが飾られていた。只見線は試乗客でかなり混んでいるという話は聞いていたが、発車10分前にもかかわらず1両編成の車内はすでに満席だった。乗り鉄系と思われる人が大半で本来の利用者と思われる客はほとんどいない。私は辛うじてロングシートの端に空席を見つけてそこに座ったが、発車間際に来た人は座れなかった。平日でこれくらいということは土日は相当な混み具合なのだろう。 

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 夜明け前の会津若松駅を発車。ロングシート席に座れたものの隣の人と体が密着しこれから4時間半この調子かと思うと先が思いやられる。隣の人もそう思っているだろう。しかも車内は暖房が効きすぎていて暑すぎるくらいだ。

会津高田で地元の人2名が下車。このあたりで夜が明けたが、霧が出ていて視界は効かない。会津柳津からは地元の高校生のほか、旅行客も乗ってきた。この近くに温泉でもあるのだろうか。この人たちも座れない混雑に驚いていた。早戸駅は目の前にダムが広がる絶景駅で降りて周辺を散策したいようなところだ。運転士は途中の眺めの良い橋梁上などでは徐行して通過してくれる。そうすると乗客たちはいっせいに写真を撮っている。

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 会津若松から2時間、8時05分に目の前に只見川が広がる会津川口駅に到着した。ここから先が先月復旧した区間になる。

2022年12月 9日 (金)

2022年秋大人の休日倶楽部パスの旅(会津若松まで)

新函館北斗に15時52分に到着。新幹線は16時20分発なので接続時間に余裕があり過ぎる。私はいったん改札を出ておみやげなどを買いに行った。以前は駅ビル内にお店があったと思うが今は駅前のビルに移転していた。

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キオスクでアイスクリームを買って新幹線の車内で食べる。はやぶさは新函館北斗発車時点ですでに8割方席が埋まっている。えきねっとで指定席の発売状況を確認すると私の隣の席は発売済みだったが、結局最後まで空席のままだった。

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盛岡でこまち号との連結を見学する。駅員が無線で運転士と残りの距離をやりとりし、最後は「やわやわー」を繰り返し連結が完了した。

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はやぶさを仙台で降りて、当駅始発のやまびこ220号に乗り換える。仙台駅ホームにすでに停車している10両編成E5系に、回送で入線してきた7両編成E6系を増結して、17両編成になって発車した。盛岡駅以外で増結が見られることもあるようだ。のどが渇いたのでずんだシェイクを購入。きな粉のような、餅のような味わいのシェイクだ。

郡山で磐越西線に乗り換える。遅い時間帯だが2両編成で立ち客も出る混雑だで、21時33分に会津若松に着いた。今晩は駅前の東横インに泊まる。今回の宿泊で東横インのポイントが10になり、次回は無料で泊まれる。

2022年12月 8日 (木)

2022年秋大人の休日倶楽部パスの旅(北斗12号)

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札幌駅に着き、これから乗る北斗まで50分ほど時間がある。駅の北口は北海道新幹線札幌駅の工事が始まっていて、すでに1番線は使用を休止している。

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札幌駅の大丸で食料を調達し、北斗12号に乗り込む。札幌駅ホームの列車乗車口案内は昔ながらの吊り下げ式案内板だった。発車とともにビールを飲み始める。昨日に引き続き昼からお酒で、六角精児さんのBS放送「呑み鉄本線日本旅」みたいだ。お酒を飲みながらの旅は鉄道ならではで、六角さんならずともお酒が飲みたくなる。おつまみに買ったのは室蘭やきとりとザンギで、室蘭やきとりは豚肉とタマネギのやきとりで昭和の始め頃から親しまれているご当地グルメで、ザンギは釧路名物で鳥の唐揚げのことだ。

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札幌の次の新札幌を出るとすぐに白樺林などが広がる丘陵地帯を進む。大都市近郊にこれだけの自然が残っているのは北海道ならではだ。

そうやっていると車掌が車内を回ってきて私を含め何名かの客に声を掛けている。新函館北斗で下車する客に対して新幹線でどこまで行くのかを確認していた。新幹線が遅れているのかと心配になったが、念のための確認らしい。乗り継ぎ客の人数を把握しておいて、この列車がもし遅れた場合、新幹線に接続を取るか否かの判断材料にするのだろうか。

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昼からのビールで居眠りするうち、いつの間にか内浦湾沿いを進んでいた。北舟岡駅は海岸すぐそばに絶景が広がる駅で、いつか降りてみたい駅だ。長万部、八雲と過ぎるうちに駒ヶ岳も近くなってきて、新函館北斗には15時52分に到着した。

2022年12月 7日 (水)

2022年秋大人の休日倶楽部パスの旅(オホーツク2号)

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留萌本線を往復し深川に戻り、10時07分発のオホーツク2号で札幌に向かう。使用されているキハ183系は来春の引退が予定されており、これに乗るのも今回の旅の目的のひとつである。キハ183系はデビュー当初はスラントノーズという独特の前頭形状をしていたが、今回乗車するのは後期型で普通の貫通式だ。

ところで指定席の予約で間違いをして、深川から乗るのに滝川から予約していたことに乗車直前に気づいた。深川・滝川間は一区間なのでおそらく席は埋まっていないだろし、大人の休日倶楽部パス利用なのでどこから乗っても料金は変わらないから、車掌に申し出て深川から指定の席に座らせてもらった。だんだん認知能力が低下してきていて自分でも不思議に思うような間違いをするようになってきている。

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今回の編成には先頭車両と最後部車両の運転席右後方に「かぶりつきシート」が設置されている。最後部車両の場合は走り去る展望が楽しめるようよう、座席が最初から後ろ向きに固定されている。この席を指定して予約することも可能で、上りの場合は先頭車両は自由席車両になるが、この席のみ指定席とする特殊な運用となっている。1両のうち半車を指定席、残りを自由席とする運用は時々あるが、2席のみ指定とする運用は珍しい。

引退が近い車両なので、これ目当ての人も多いらしく車掌は撮影や録音で他の客のプライバシーを守るよう放送で呼びかけていた。

札幌までは石狩平野の平坦なところを走るので安定した走行でエンジン音も心地よい。

 

2022年12月 6日 (火)

2022年秋大人の休日倶楽部パスの旅(留萌本線)

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深川に到着し、4番線の留萌行きホームに行くとすでに乗車目的の客が20人ほど待っている。

キハ54の単行で集団見合い型非転換クロスシートの座席配置である。座席の半分以上が埋まったが、幸い私の隣には誰も乗ってこなかった。ほとんどが乗り鉄系の人で明らかに地元客と思われる人は1名だけのようだ。他人のことは言えないが廃止になると急に客が増えるのはどうかと思う。しかしこれを逆手に取って客を増やしローカル線の活性化につなげる方法はないのだろうか。

普段の何十倍もの客を乗せて7時59分、深川を出発した。左手に無料の高規格道路留萌深川道が並走し、これが留萌本線廃止の一つの要因になっているだろう。

最初のうちは晴れていたが、次第に雪景色となってきた。かつては札沼線の終点でもあった石狩沼田駅までの区間は来春には廃線されないが、その後3年程度で廃止されることが見込みである。恵比島駅は朝の連続ドラマ「すずらん」で明日萌駅として登場するので駅名票も明日萌になっていた。この駅では撮り鉄風の人が1名下車していった。

ここから峠越えの区間となる。雪もかなり降りしきってきた。峠を越えるとその名も峠下という駅がある。

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8時54分、留萌着。ここで10分で折り返しとなるが帰りの切符を持っている客も含めて全員いったん改札を出る扱いになっていた。すでに改札口には30名ほどが行列している。廃線人気の高さがすごい。すでに改札に並んでいるということは留萌に泊まるか1本前の列車で来た人たちということだ。

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待合室にある駅そば屋も盛況だ。

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私は急いで駅舎の写真を撮って改札に並んだ。

折り返しは空席がほとんどない状態だが私は辛うじて通路側の席を確保した。

2022年12月 5日 (月)

2022年秋大人の休日倶楽部パスの旅(札幌市営地下鉄南郷7丁目駅中線)

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南郷7丁目駅ホームに下りるとすでに電車は3番線に入線していた。始業点検中でブレーキ試験をしたりしていてすぐには乗れない。早朝始発列車にもかかわらず各車両には10人以上の客が乗っている。日曜の朝なのに結構混むものである。

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ホームの端から大通り駅方面を眺めるが合流はかなり先のようでここからは見えない。合流の様子を眺めたいが運転席後部の暗幕が下ろされていたので私は最後部車両から線路を眺めた。トンネル内なので写真は撮りにくいが、ホームを外れてから進行方向右側にカーブししばらくしてから本線に合流した。私にとってはタクシーを飛ばしてまで乗るべき価値のあるほどの貴重な1本であるが関心を示す客は他にいるはずもない。

無事南郷7丁目中線発車電車を乗り終え、次の目的地は来年3月で廃止予定の留萌本線乗車になる。大通り駅で南北線に乗り換える。大通り駅の列車到着メロディーは「虹と雪のバラード」で懐かしい。札幌オリンピックは早いものでもう50年も前の話になる。私は小学校3年だったが、70m級ジャンプで笠谷選手など3人がメダルを独占した瞬間は今でもしっかりと記憶に残っている。再び冬季オリンピックを札幌に招致しようとする動きがあるが、先の東京オリンピックを巡る数々の疑惑の中では招致の気運も盛り上がらない。

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札幌市営地下鉄の自動改札機は乗車券投入口の脇にインターホンが付いている珍しい改札機だった。エラーが起きた時これでやりとりするのだろうが他の鉄道会社では見たことのない珍しい設備だ。 

札幌6時35分発のライラック1号に乗車。大橋俊夫さんの案内放送が「イランカラプテ」と始まる。アイヌ語で「こんにちは」という意味らしいが、白老にある民族共生象徴空間「ウポポイ」開業にあわせ一部の特急、快速で札幌駅、新千歳空港駅発車時に行われているものである。

岩見沢付近で雪景色となったが、深川では晴れてきた。

2022年12月 4日 (日)

2022年秋大人の休日倶楽部パスの旅(タクシーアプリ)

北斗15号で札幌駅に到着した後、駅近くの東横インに宿泊した。翌11月27日、日曜日最初の目的は札幌市営地下鉄南郷7丁目中線から発車する電車の乗車だ。南郷7丁目駅は2面3線の構造で当駅始発の電車だけが中線の3番線から発車する。しかも当駅始発の電車は朝6時ちょうどの1本のみなのだ。この時間に南郷7丁目駅に現れるには近くに泊まるかホテルからタクシーを利用するしかない。南郷7丁目駅は住宅地にある駅で最寄りにホテルはない。ということで早起きして1日1本しか運転されない電車に乗るべくタクシーで現地に向かった。

早朝のタクシーを利用する場合、ホテルを通じて予約しておくのが確実だが、私はタクシーアプリを利用してみた。テレビでよくCMをやっている「GO」というアプリだ。どれくらいの確度で呼べるのか心配な部分はあるが、もし来ない場合は札幌駅前のタクシー乗り場から乗ればいいから被害はないだろう。

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配車依頼は出発地と目的地を入力するだけだ。画面上には空車のタクシーが何台も表示されている。ホテルの部屋を出る段階でアプリを操作してみた。するとまずスマホ画面に配車手配中と表示が出て、それから30秒ほどでもう配車完了通知が来た。到着までの予定時間が3分と表示されるとともに手配されたタクシー会社およびナンバーも表示された。部屋を出てからフロントに着くまでの時間で配車が完了するという速さだ。フロントでチェックアウト手続きが終わると1分ほどでタクシーが到着したというメッセージが入り、すでにホテルの入り口にタクシーが到着していた。札幌駅近くという恵まれた環境ではあるが、こんなに早く来るとは思わなかった。タクシーに乗る時に名前を聞かれて予約した客であることが確認されると走り出し、南郷7丁目駅には約15分で到着した。支払いはあらかじめ登録したクレジットカードから行われるので下車時の支払いは不要だ。タクシーアプリはかなり便利なサービスで利用価値は高いと感じた。

2022年12月 3日 (土)

2022年秋大人の休日倶楽部パスの旅(北斗15号)

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函館発15時01分の北斗15号札幌行きに乗車する。車両は261系7両編成で函館発車の時点では2割程度だが、新函館北斗から乗り継ぎ客が多数乗ってきたが、それでも5割程度の乗りで私の隣の席も空いている。

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先ほどハセガワストアで買ったやきとり弁当で遅い昼食とする。やきとりといっても鶏肉でなく豚肉なのだが、函館では鶏肉でなくてもやきとりというようだ。海苔弁の上にタレの効いたやきとりが3本乗っているだけのシンプルなお弁当だが、ビールとの相性もよくおいしいお弁当だった。

新函館北斗を出ると駒ヶ岳を右手に見ながら走り、大沼公園駅、森と停車していくうちに日も暮れてきた。北海道の冬の日の入りは早く、16時過ぎには暗くなる。

ドア上部のディスプレイには次の停車駅が表示されるが、261系の場合、あわせて次の駅までの距離も表示される。「次は洞爺です。洞爺まであと20km」といった感じだ。車の運転ではないので距離を示されてもピンと来ないし、距離よりも残り時間を示してくれたほうが便利だが、かつて100系新幹線でも同様に次の駅までの距離が表示がされていたのを思い出した。

札幌には18時50分に到着。到着前の放送で「自動放送の担当は大橋俊夫でした」と自己紹介が付いた。こういう放送は珍しい。低音ボイスの主が誰か気になる人が多いための措置だろうか。

2022年12月 2日 (金)

2022年秋大人の休日倶楽部パスの旅(戸井線遊歩道)

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戸井線アーチ橋を観察した後に向かったのが、函館市内市電湯の川電停近くにある戸井線遺構の遊歩道である。築堤が残っていて道路との交差部分には橋が架けてある。橋自体は鉄道橋ではなく、後年設置されたもののようだ。

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こちらは一般道路がオーバークロスしているところ。道路橋がアーチ橋になっているが、これは見た目にもかなり古くて、橋の下に崩落防止ガードが設置されている。これは当初からある橋なのだろうか。

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約2時間半ほどで戸井線の跡を巡ったが、80年以上前の遺構が今も数多く残っており、歴史的価値は高いと思われる。現地に案内板などを設置し、ガイド付き見学バスツアーなどを開催すれば茂木の未成線長倉線のような人気が出るに違いない。

レンタカーを返却し、函館駅に向かう。駅に向かう途中、ハセガワストアでやきとり弁当を購入。地元の人気弁当業者だ。注文を受けるとその場でやきとりを焼き始め、ホカホカを渡される。

2022年12月 1日 (木)

2022年秋大人の休日倶楽部パスの旅(戸井線アーチ橋)

函館に11時35分に到着。ここから未成線の戸井線の跡を見学に行く。戸井線は五稜郭から戸井までの約30kmを結ぶべく1937年に着工されたが、太平洋戦争の戦局悪化に伴い1943年に工事が中断され、戦後は工事が再開されることがなかった未成線である。ただ工事は9割方終わっていて、その遺構が各所に残っているので、それを見て回ろうというのが今回の目的だ。駅近くでレンタカーを借りて沿線を回る予定で3時間だけ予約してある。

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レンタカー営業所で手続きをして、11時50分出発。市内を抜けて汐泊川河口近くに橋台が残っている。かなりしっかりした橋台が3本あり、建設から80年も野ざらしになっていたものとは思えない。

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続いて戸井線最大の見どころアーチ橋に行く。斜面にコンクリートのアーチ橋が見えている。先ほどの橋台と同様見た目は意外としっかりしてる。ただ橋の下には人家があり、崩落の危険はないのだろうか。

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こちらは先ほどの地点から少し先にあるアーチ橋。

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その先にはトンネルも見えている。

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斜面の上が津波の避難所になっている。橋と同じ高さまで避難階段で上れるようなので上ってみると橋の部分は草が生い茂っていて通行不能だった。

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避難階段を上ったところから眺め。もしこの鉄道が完成していたら、高台から津軽海峡を望める絶景区間になっていただろう。

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