おか鉄!ザ・鉄道体験 in 新見(車両体験)
列車区に到着すると、10人がかりくらいで階段式のタラップが運ばれて、我々一行はそこから下車した。
列車区内の会議室に入り、まずそこで昼食になる。
新見の弁当業車の弁当で、牛しぐれ煮と錦糸卵の乗ったご飯でボリュームは少なめだが、おいしいお弁当だった。
昼食が終わり、12時30分、列車区内での体験イベントが始まる。5班に分かれ、それぞれ30分程度のスケジュールで5つの体験を行う。我々D班の案内係は普段は電気関係の仕事をしているとのこと。
我々の班はまず車両体験となる。先ほど列車区まで乗ってきた列車に乗って運転士から説明を受ける。運転士の乗務かばんの中を見せていただいた。今までの車両基地イベントで運転士のカバンの中身まで見せてもらったことはなかった。外側に入っているのは行路表。本日の乗務で使用している現物だ。タブレット端末も見せてくれる。以前は辞書のように厚い紙ベースの運転規程などを持ち歩いていたが、今はタブレットになりだいぶ軽くなったとのこと。タブレットは写真撮影機能もあり、状況により被害や事故の状況を撮影し、指令に報告することも可能になっている。その他に運転席に設置して列車の運行情報や指示を受信する小型端末、業務用スマートフォン、殺虫剤、人身事故発生時に使用する手袋や応急処置グッズ、ブレーキハンドル、水筒などなどが入っている。泊りの場合は着替えなどもこれに入れる。持たせてもらったが総重量は10kgを越えるらしく、かなり重たい。緊急情報は列車無線に入るがタブレットで着信することも可能とのこと。私物の携帯電話は電源を切った状態で専用のホルダーに入れれば持ち歩くことが可能だが、乗務中にそれを使用するとかなり重い処分があるらしい。
続いて運転台の見学。115系なのでかなり古めかしい造りになっている。機器類が動作しない場合は自分でヒューズボックスを確認し、ヒューズが飛んでいないかチェックするとのこと。天井からは非常時に使用する信号煙管の取っ手が出ていたが、今は防護無線を使用するので使っていない。
その他ドア開閉や非常ボタン押下訓練などを行い車両体験は終了した。
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