2022年秋大人の休日倶楽部パスの旅(道南いさりび鉄道鉄印)
新青森を出るとかなり強い雨が降ってきて音を立てて窓に打ちつける。新幹線の中でいちばん乗降客数の少ない秘境駅奥津軽いまべつ駅に停車してから、いよいよ青函トンネルに入る。トンネルに入る前に車掌から青函トンネルの歴史や構造につきアナウンスがあり、初心者でも理解が深まる。青函トンネルに入る前にはいくつもの小さいトンネルがあり、いったいどれが青函トンネルか分からなくて困るのだが、今日の車掌は入った瞬間を放送で教えてくれた。トンネル内は貨物列車と共用なので最高速度が時速160kmに押さえられていてゆっくり走る。
青函トンネルを抜けてようやく北海道に上陸した。北海道に来るのは3年ぶりである。木古内に停車し、新函館北斗には10時53分定刻に到着。新函館北斗駅は階段やエスカレーターの数が少なく、乗り換えのとき混雑するのは相変わらずだ。
11時04分発の函館ライナーに乗り換える。3両編成ロングシートで立ち客も出る混み具合だ。車内の自動放送は北海道でおなじみの元FM東京アナウンサー大橋俊夫さんだ。低音の落ち着いた声で、この声を聞くと北海道に来たという実感がわいてくる。
車内放送では「五稜郭公園に行く人は五稜郭駅ではなく終着函館からバスや市電をご利用ください」と注意喚起している。降り間違いが多いのだろう。後ほど利用した函館駅でも同様の放送があったが、最寄りでもないのに紛らわしい名前を付けると利用者にとって不便だ。奥羽本線の蔵王駅なども蔵王最寄りでないのに駅名を改称したので時刻表にその旨の注記がされていたことがあった。私は五稜郭駅自体に用があるので五稜郭駅で下車し、道南いさりび鉄道の鉄印をゲットした。私に続いて2人ほど鉄印をもらっていたので、同じはやぶさで来たのかもしれない。五稜郭駅は駅自体の運営はJRだが、待合室にある売店は道南いさりび鉄道の運営になっていた。
五稜郭発11時31分発で隣駅の函館に向かう。今は数少なくなったキハ40だった。
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