2022年夏大人の休日俱楽部パスの旅(ひたちBRT)
品川発7時15分の特急ときわ51号に乗車し9時10分常陸多賀で下車し、これから茨城交通ひたちBRTに乗車する。かつてこの地にあった日立電鉄は2005年に廃止されたがその廃線跡を利用して茨城交通により2013年からBRT(バス高速輸送システム)が運行されている。日立電鉄線は鮎川駅から大甕駅を経由して常北太田までの18.1kmの路線を有していて、私は1983年に乗車した。その廃線跡を利用して運行されているひたちBRTは現在は2期工事が終了した段階で、最終的に日立駅まで乗り入れることになっている。廃線跡がバス路線に転用されているのは河原子から大甕駅を経由して南部図書館までの区間で、安定輸送に貢献しているようだ。
常陸多賀駅前から9時15分発のおさかなセンター行きに乗車する。バス自体は普通のバスだがオートマチック車だ。始発からは私ともうひとり乗った。
河原子バス停から専用道に入る。一般車が進入しないようバーが設置されていてバスが来ると開く仕組みである。一般道路との交差が多いので頻繁にゲートが現れる。しかもバス側にゲートがあるためその都度バスが一時停止する必要があり、オートマチック車とはいえ運転手は大変そうだ。
バス停は屋根付きで一般のバス停よりこぎれいなものが設置されている。
途中から一般道路と並行する区間も現れるが、道路自体は完全に分離されている。
常磐線をまたいで大甕駅西口に到着。ここで2分ほど時間調整をして、再び常磐線をまたいで専用道を進む。
対向のバスがやってきてすれ違いスペースで交換をする。信号システムによりすれ違いスペースでないところですれ違わないよう制御されている。南部図書館で専用道は終わり、9時45分終点のおさかなセンターに到着した。
一般にバスの整理券は紙のことが多いがこちらはプラスチック製ICカードだった。カード自体には整理券番号が記されていないので、利用者は乗ったバス停の整理券番号を覚えておく必要がある。そのため「◯◯バス停でご乗車の方の整理券番号は◯番です」というアナウンスが頻繁に流れる。ICカードを運賃箱に投入すると運賃が表示され、運転士はそれで支払い金額の適否を確認している。ICカードは何度も使い回すので角が取れてすり減っていた。
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