未成線長倉線の旅(茂木まで)
インターネット上でたまたま未成線の長倉線を歩けるツアーが販売されているのに気付いた。長倉線は真岡鐡道の終点茂木駅から茨城県常陸太田市長倉までを結ぶぼうと計画された12.2kmの鉄道で、茂木から下野中川までの6.2kmが昭和12年に着工された。しかし太平洋戦争の戦局悪化に伴い工事が中断し、戦後工事が再開されることがなかった未成線である。今から80年以上前に着工されたその長倉線の未成線跡が整備され、途中にある大峯山トンネル内も含めて歩けることが分かり、4月23日に参加してきた。ツアーの主催は茂木トラベルという地元の旅行会社で、ツアー運営にあたっては茂木町商工会もバックアップしているようだ。ツアーは出発地や歩く区間によりいくつか設定されているが、私は行きは歩き、帰りはバス送迎のコースを選んだ。最近のJRのツアーだと万単位のお金がかかるが、こちらは4,000円とリーズナブルだ。
集合は茂木駅8時50分と早い。大宮発6時45分発のやまびこ347号に乗車。小山で下車し、7時07分発の水戸線に乗り換え、下館で真岡鐡道に再び乗り換える。
下館駅を定刻に発車しかけたと思ったら、直後に男子高校生がホームを猛ダッシュでかけて来て運転席の窓越しに運転士にアピールし乗車させてもらっていた。運転士は30秒延と声を出して再出発した。
列車は1両のロングシートで地元高校生を中心に座席がほぼ埋まる混み具合だ。真岡で大半の客が降りて残ったのは7〜8人になった。長倉線のツアーに参加しそうな出立ちの客がチラホラ見える。その中には乗り歩き仲間のSさんによく似た人も座っている。似ているが別人の可能性もあるので声をかけないでおく。終点茂木には8時39分に着いた。
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