直方車両センター入線ツアー(DL人吉号)
ホテルで朝食を済ませ、博多駅の集合場所に向かう。体調管理シートとワクチン接種証明を提示してネックストラップを受け取り、8時33分1番線発車の列車に乗るよう指示がある。特にその他に今日の行程を記したペーパーなどの配布はなかった。ホームで発車を待っているとIさんなどよくお見かけする乗り鉄仲間の人たちと合流し、しばし情報交換を行う。
8時29分、1番線にDE10プッシュプル牽引のSL人吉用客車が3両で入ってきた。私は先頭の3号車を指定されている。この車両に乗るのは2012年以来10年ぶりだ。その時は「水戸岡鋭治の幸福な臨時列車」という鹿児島本線の貨物線を走行するイベント列車に乗車した。その時も3号車だった。
発車まで4分しかないのであわただしく撮影を済ませてから列車に乗り込む。私は13番B席だが、同じボックスに私も含めて男3人が割り当てられていてかなり窮屈だ。シートピッチは50系客車時代よりは広がっているのだが、クッションが分厚いのでそのせいで逆に狭い。幸い隣の車室がラウンジとなっていて自由に利用できるので、そちらに適宜移動することになるだろう。
定刻8時33分に出発。次の吉塚駅で水戸岡デザインのスイーツ列車「或る列車」とすれ違う。いきなりのサプライズが単なる偶然か。今回のツアーは『「博多駅長と行く筑豊本線全線走破&リアルオークションツアー「ワクチン2回接種済」 または 「PCR検査陰性」の方限定」』というもので、JR九州博多駅長がオークショニアとなって列車内および直方車両センター内で鉄道部品のオークションを行うもので、まずその博多駅長からあいさつがあった。てっきり男性駅長だと思い込んでいたが、ハキハキとした明るい声の女性でびっくりする。JR九州博多駅長といえばJR九州の駅長の中でおそらくトップに位置する人物であろうから、それが女性でしかも年齢も比較的若めな印象を受けたから出世頭に違いない。JR東日本の東京駅長は役員だから、この人もいずれJR九州の役員になるのではなかろうか。
車内オークションは各号車ごとに行われ我々3号車は最後に回ってきた。出品は昭和56年門鉄局名入りの懐中時計やホーム案内板など5点でいずれも高値で落札されていた。私はこういったコレクションに興味がなく眺めるだけだ。
この列車にはTV局の取材も同乗していて適宜インタビューをしているが、幸か不幸か私に声かけはなかった。
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