知床観光船事故
知床観光船で遭難事故がありました。事故から1週間を経過しますが未だに行方不明の方がおり、安否が気がかりです。楽しみにしていた知床観光がこのような結末になり本人や家族の無念さを思うとやりきれない気持ちでいっぱいです。
私は今から25年ほど前に北海道に行った時にこの知床の観光船に乗ろうと思いウトロ港まで行きましたが、その時は強風で乗船できませんでした。港を見る限り波が高いとは思われずせっかく知床まで来たのに残念な思いで次の目的地に向かいました。今思えばその時関係者が適切な判断をしてくれた結果であり、そのおかげで今の私があるのかもしれません。
近年も何度かウトロに泊まることがあり、ウトロ港を見渡す部屋に泊まったりもしましたが、スケジュールの都合で観光船に乗ることはありませんでした。いつかは乗ってみたいと思っていましたが、これで乗ることもなくなりそうです。
それにしても事故の報道からすると、この会社は今回に至るまでにその予兆がいくつもあり、安全に関する取り組みには疑問符ばかりです。会見は社長ひとりで、それをサポートする幹部役員や弁護士の姿もなく、このような会社から遺族は満足な補償が受けられるのでしょうか。
全国各地を旅し公共交通機関を数多く利用する私ですが、いつこのような事故に巻き込まれるとも分からず、情報が乏しい中で利用する会社を自己責任で選択するしかないということでしょうか。公共交通機関は人の命を預かる会社として、その責任を全うしてほしいと思います。
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