時刻表2022年3月号
時刻表の2022年3月ダイヤ改正号が発売されました。今回は新線の開業もなく変化の少ない改正ですが、それでも細部には変化が生じています。
私はその中でJR北海道に注目しています。札幌・釧路を結ぶ特急おおぞらで使用されているキハ283系が引退します。振り子式特急で最高時速130km、札幌・釧路間を4時間を切って走行していました。その後車両の整備不良などで火災を起こすなど走行安全性に懸念が出たことなどから最高時速を110kmに落として運行していましたが、車体を傾けてカーブをダイナミックに走行する姿はで印象的でした。また先頭車両の貫通ドアにはガラス張りの「展望スペース」があり、前面展望が楽しめるのも魅力でした。最近は後継のキハ261系への置き換えが進んでいましたが、今回のダイヤ改正により全車両引退となりました。
また道東地区でキハ40系が引退するになりました。私が乗り歩きを始めた1980年代に投入が進んだ車両で、かつてはローカル線に乗ると必ず朱色のこれがやってきたものです。鋼製車両でどっしりと安定感がありました。特に北海道のは空気バネ台車で乗り心地も良かったです。空いているとボックスシートの前の席に足を投げ出して座るのが私にとって最高のぜいたくでした。今後は新型の電気式ディーゼルカーH100形に置き換わる予定でそれはそれでうれしいことですが、若い頃から慣れ親しんだ車両も淘汰が進み寂しいものがあります。
うれしい話題では学園都市線に開業する新駅ロイズタウン駅です。近くに工場を有するチョコレートのロイズが当別町とともに費用を負担してできた駅で、観光スポットとして発展が期待されています。
古い車両が一掃され、新駅が開業する今後のJR北海道に期待したいと思います。
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