東北新幹線脱線
3月16日深夜に発生した震度6強の大地震で東北新幹線やまびこ223号が白石蔵王駅手前2kmのところで脱線しました。定刻であれば白石蔵王駅発車後でしたが何らかの事情により遅れが発生していたようです。全17両のうち16両が脱線するという事故でしたが、幸い乗客に負傷者はなかったようです。ただ乗客の中には座席の端から端まで飛ばされたり、荷棚に頭をぶつけたりした人もいたようなので、負傷者0は奇跡的だったと思われます。
鉄道事故調査委員会の談話によるとレール面に脱線しながら走行した痕跡がないことから、停車直前か停車後に脱線したとみているようです。1両40トンを超える車両を脱輪させる地震の威力には驚かされます。
東海道新幹線はレール間に逸脱防止用のガードレールが設置されていますが、報道映像などを見ると東北新幹線にはそれがないので不思議に思いましたが、JR東日本では台車にL型車両ガードを設置することで逸脱防止を図っているようです。その効果で被害が最少に抑えられたのでしょうか。
新幹線の復旧までは相当時間がかかると思われますが、私は3月26日に仙台に行く予定があるので、どうやって行こうか思案中です。
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新幹線の脱線とはいかに地震のエネルギーが大きかったか想像できます。26日のびゅうの行事は仙台集合ですので地震に関係なく実施されるでしょうが、私は電話でキャンセルしました。取消料はかかりませんでした。
新幹線の脱線防止策に東海と東とで違いがあるのは興味深いです。東はスラブ軌道、東海はジャリだから対応が違うのかと考えていましたが、どうもそうではなく、会社の垣根が違うことの弊害が出ているように思います。熊本地震の際のJR九州の脱線、中越地震の際の高速走行時の上越新幹線脱線など、解明されていない事象が多々あるように思います。
投稿: railway | 2022年3月20日 (日) 09時23分
railwayさま、こんばんは。
会社により対策が異なるのは興味深いですね。JR化後35年も経つのでいろいろな点で考え方の方向性が違うのでしょうか。
3月26日は参加されないとのことですが、またの機会にお会いできることを楽しみにしています。
投稿: ミスターK | 2022年3月20日 (日) 17時42分