秋田で車両センターめぐりの旅(東京発)
今回のツアーは11月13日8時30分東京駅集合となっている。参加者は約30名ほどだが途中乗車の人もいるのでもう少し増えるだろう。週末の秋田の天気は雨が降ったり止んだりの予報で気温も低めなので暖かい格好をしてきた。
集合は8時半だが、9時08分発のこまち11号に乗るので、時間の余裕がある。受付場所で各人にチケットが渡され直接列車に乗り込むようになっている。添乗員の立場からすると遅れてくる人のことも想定しないといけないから、早めの集合時刻を設定しがちだが、集合時刻を守ってやってきた人は時間を持て余し気味だ。私は東京駅の八重洲口と丸の内口の両方を眺めて時間を潰してからホームに上がった。ツアー一行は15号車にまとめて席が割り当てられていて密な状態で席に座る。私は16番A席で窓側となる。
荒川を渡り戸田公園からノッチが上り、今年3月から新幹線の最高速度が130kmに引き上げられた区間になる。埼玉県内大宮以南の新幹線は、騒音被害の見返りで最高速度が抑えられるとともに、埼京線が新設されたり、線路脇に幅20mの緩衝帯が設けられたりした。開業当時は埼京線の103系で爆音をまき散らしながら走行していたから、新幹線よりも埼京線の騒音被害の方が大きいという皮肉な結果になった。
その後、埼京線も205系を経てE233系となり走行音も静かになった。9時31分大宮着。大宮駅までの最高速度引き上げによる時間短縮はわずか1分だが、こういう小さな積み上げにより、交通機関のスピードは進歩していく。
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