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2021年12月

2021年12月31日 (金)

2021年を振り返って

 今年の鉄道界では新線開業もなく、また廃線も北海道の日高本線鵡川・様似間のみで、この区間は災害により2015年から不通となっていたので、線路的には変動のない年だった。  


 車両面では185系特急が定期運行から離脱し、国鉄時代から走る車両も残り少なくなってきた。そもそも国鉄民営化から34年も経つのだから無理もない。


 一方私個人としては基本的に緊急事態宣言が出ていない時期のイベント参加が中心で、特に今年9月まではイベント自体も少なく乗り歩きに乏しい状態だった。


 しかし今年10月に緊急事態宣言が解除されると堰を切ったかのように鉄道各社で多くのイベントが開催されるようになった。私は結局10月以降計12回参加し、約2年ぶりで飛行機に乗ったりホテルに宿泊したりした。


 今年のイベントの特長は感染防止に配慮して不特定多数参加の車庫祭りのようなイベントがなく、予約制少人数が大半で、座席も12席利用など密にならないように配慮されている。予約さえ取れれば現地に早く行って並んだりする手間が無くなるのでその点はありがたいが、参加者を絞っているためイベントの代金が高額となっているのは痛し痒しだし、そもそも予約自体が取りにくいのも難点だ。


相次ぐ新型株の流行で当面収束の兆しが見えないコロナ禍だが、制約なく日常生活が送れる時代に戻れることを期待したい。


2021年12月30日 (木)

秋田で車両センターめぐりの旅(帰り)

土崎工場見学を終えて土崎駅へと戻る。駅までは10分ほどの距離だが途中で傘をささないといけないほどの大雨が降り出した。

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 土崎駅は工場最寄り駅のせいか、待合室が鉄道車両風になっていた。

 15時53分発の一般列車に分乗し秋田駅に戻る。秋田駅では乗り換え時間が30分ほどあり、この間にビールやおつまみを仕入れる。

12_20211218183301 我々一行は帰りもひとかたまりなって着席する。行きは窓側だったが帰りは通路側となった。秋田発16時34分発で日も暮れて外も眺められないので、通路側のほうが圧迫感がなくありがたい。

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 帰りの車中でアンケートが配られ、車庫に乗り入れるイベント開催のお願いと、その際は現地集合になるよう要望しておいた。

 大曲で進行方向が変わり、盛岡ではやぶさに連結し、仙台に停車して、大宮に20時07分に到着し、私にとっては約2年ぶりの宿泊旅行は終わった。

2021年12月29日 (水)

秋田で車両センターめぐりの旅(土崎工場)

 秋田南車両センターでの体験を終え、10時45分秋田駅に向けて出発する。行きとは別のルートで進む。いったん着発12番線で停車し、11時14分小運転線を経由して秋田駅に戻った。ここからさらに奥羽本線を北に進み、土崎駅中2番線(なかふたばんせん)に入線し、ここから徒歩で秋田総合車両センター土崎地区に移動する。

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 土崎工場に入るとBコースの人たちと入れ替わりの時間だった。ちょうどお昼時なので職員食堂で大館の鶏めし弁当の昼食となる。添乗員の方はこれをもう100回以上食べていると言っていた。昼食が終わると秋田総合車両センター所長のあいさつがあり、それに続いて5班に分かれて見学となる。各班は4名程度の構成となる。

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私は2班になり、まず高所作業体験となる。命綱を手すりに掛けてクレーンで高さ10mほどのところに上がる。今まで車両基地では経験したことのない高さの視界だ。上空で旋回もしてくれる。こういうアングルから撮るのは初めてだ。続いて階段を上り、クレーンと同じくらいの高さから撮影を行う。これも手すりに命綱を掛けての撮影となる。クレーンよりこちらのほうが恐怖感がある。怖さで足がすくんでカメラを落としそうになる。

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 次が私にとってのメインイベント、電気機関車の添乗体験だ。機関士が着るオーバーのようなものを着て運転台に上がる。

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 建屋内から出庫し、工場内を本線に向かって進み、ほとんど本線の手前で停車した。添乗の機関士の方も言っていたが土崎駅から歩くくらいなら、先ほどのクルージングトレインで直接本線からここに乗り入れればいいのにと思う。しかし構内とはいえ、本線の手前まで走行できたので大満足だ。走行距離は約200mくらいと思われた。

 次は車両機器操作体験となる。キハ40の車内でまず配線用ケーブルの製作を行う。配線用ケーブルの被覆をニッパーで切り取る。ケーブルには直径が印字され、ニッパーにはケーブルの直径に応じた切れ込みがあり、その位置で切り取ると中の導線は無傷で被覆のみが切り取れる仕組みになっている。電気工事に携わる人には常識だろうがシロウトには新鮮だ。続いて導線の先端に端子を取り付ける。これが結構握力を要し、職員の人は片手でやっていたが、私は両手でやっとだった。しかしそうやって作った導線は端子がしっかりと付いてびくともしなかった。続いてドア操作体験、運転席見学体験だが、これは先ほどの南秋田車両センターでも行った。

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 続いて機関車検修場に移り、機関車吊り上げ実演になる。まず機関車の車体吊り上げ用パーツが移動して機関車の位置で下され、それを車体にかませ、それから持ち上げる。持ち上げられた車体は建屋内を一周し、再び元の位置に戻り、据え付けられた。

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 最後は構内の車両見学で、こちらはおなじみ583系。最後は秋田に所属し、伊東臨として夜行で伊東まで来たりしていたのを見かけたことがある。

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 車内はこんな感じで昼間は4人ボックス席、夜は3段式B寝台となる。キハ40やDEディーゼル機関車などもあった。

2021年12月28日 (火)

秋田で車両センターめぐりの旅(秋田南センター検修庫)

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 検修庫内ではまずE6系の連結カバー開閉試験を見学。意外と素早く開閉する。

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 新幹線の連結器をこの位置で見るのは初めてだ。

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 続いてE6系のグリーン車に入り、車体動揺試験を体験する。車体の揺れを軽減させるアクティブサスペンションを作動させるものだ。地震の初期微動のような細かい小さな揺れを感じる。しかしこの機能のおかげで車両の揺れはかなり軽減される。私が昨日乗った席は台車の真上の席だったが、不快な揺れはほとんどなかったのはこの機能をおかげだろう。

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 非常ドアの開扉実演。E6系のグリーン車は運転台のある車両で、通常は運転台への扉は閉まっているが、非常の場合は開扉が可能になっている。

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 続いて701系の車体の下に潜り打音検査になる。真新しいハンマーが用意されていて、それを持って実際の台車のボルトを叩いてみる。叩く方向はネジが締まる向き(時計回り)に行い、指をボルトに添えて叩くと緩んでいる場合振動が伝わるらしいが、私にはまったく分からなかった。そもそもハンマーがうまくボルトに当たらないのだ。1箇所だけボルトを緩めているとのことだったが、結局見つけられなかった。検査係失格である。

24_20211212121101  最後はE6系の手洗い洗車見学となる。新幹線の先頭車両は長く伸びているので洗車機では対応できず、人力による手洗い洗車となっている。架線の電流が切れたことを確認して作業に取り掛かる。まず薬液が噴射され長いブラシで車体を手洗いする。

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棒が長く力が入りにくく、足場のスペースも限られているので大変な作業だ。自動車の洗車機のように車体の形状に合わせたものが開発できないのだろうか。

2021年12月27日 (月)

秋田で車両センターめぐりの旅(秋田訓練センター)

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 秋田南センターに到着し、タラップが取り付けられ、センター職員の歓迎を受けながら降車する。雨が降っていたが参加者各人に傘が用意されていてありがたい。鉄道の施設なので忘れ物傘の流用かと思ったが、キレイな新しい傘だった。まず秋田訓練センターに向かう。その道すがらEF81 777号機が停車している。ここで撮影会となる。参加者はトリプルセブンと呼んでいた。

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 訓練センター内の研修室に入る。この施設は昭和46年開設で建物も当時のものと思われ、昭和の鉄筋コンクリート建築だ。しかし研修室内には最新のVR装置がある。連結解放シミュレータと呼ばれる装置で専用ゴーグルをかぶると立体的な映像が見える。前には電気機関車、振り返ると701系が停車しているように見える。両手にリモコンを装着すると、右手のリモコンが青旗、左手が赤旗になっていて映像に旗が出現する。

 秋田駅で701系に車両故障が発生し救援のED75型電気機関車を連結させるという想定の訓練を行う。青旗を横に振ると列車が近づいて来て、縦に振るとスピードが弱まり、赤旗を上げると停車する。停止させるタイミング、位置が難しく、VRなのでもどかしい訓練だったが、実車での訓練は難しいのでよくできたVR装置だ。駅員などが実際にここにきて練習に励んでいるらしい。

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 続いて屋上に上りセンターの全景を見る。新幹線と在来線の車両が同居している。

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 訓練センターでの体験を終えて続いて別の建屋に移動する。途中に遮断機のない構内踏切があり、ちょうど701系が通過するところだった。手前は狭軌で、奥が標準軌になっている。一つの踏切で2種類の軌間になっているのは珍しい。

2021年12月26日 (日)

秋田で車両センターめぐりの旅(秋田南車両センター入線)

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 秋田駅発8時01分の秋田南車両センター行きに乗車する。使用車両は以前乗ったことがあるクルージングトレインだ。列車番号は9991Dとなっている。座席にはヘルメット、安全帯、軍手が置いてあり着用する。今までこういう車両基地見学の時にヘルメットをかぶることはよくあったが安全帯は初めてだ。 

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 秋田駅4番線を発車し、小運転線と呼ばれる秋田南車両センター行き専用線を進む。あいにくの雨で前面展望は効かないが、しっかりと目に焼き付ける。 

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  車両センター内に入ると線路が複数に分岐し、そのいちばん右側の18番線を進む。

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 雨の中ではあるが洗浄体験を行い、その後今度は線路がだんだんに集約され、最終的に1本になり、隣に新幹線用の標準軌の線路が近づいてきた。ここ秋田南車両センターは在来線だけでなく、新幹線車両センターも併設されている。 

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 いったん1本に集約された線路は再び分岐し、架線が無くなったところを進み、検修庫建屋の隣で停車した。この間、徐行や入換信号の確認などでの一時停車を何度か行ったので、秋田駅から約20分ほどかかった。

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 センターの人たちに迎えられながら下車する。

2021年12月25日 (土)

秋田で車両センターめぐりの旅(ホテルメトロポリタン秋田)

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 由利高原鉄道を往復し、羽後本荘で乗り換えて秋田駅には18時19分に戻ってきた。宿泊するホテルは駅前にあるホテルメトロポリタン秋田で、ホテルに宿泊するのはコロナ禍の関係で約2年前に奈良に泊まって以来の久しぶりである。 ツアーに2人で参加した人はトレインビューの部屋が割り当てられるのだが、私はひとり参加なのでその反対側のとりたてて眺めの良い部屋ではなくちょっと残念だ。雨が降り出していて食事に街に出るのも面倒なのでホテル1階にあるセブンイレブンで買ったビールやおつまみ、おにぎりなどで軽い夕食とした。

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 朝食は翌朝は6時半からで開始時間と同時に行ってきた。入り口では検温があり、バイキング形式のためビニールの手袋を付けて料理を取る仕組みになっていた。ご覧のチョイスで栄養のバランスと盛り付けのセンスの無さは相変わらずだ。稲庭うどん、きりたんぽ鍋、しょっつる塩焼きそば、あきたこまちのご飯などご当地メニュー豊富な朝食だった。

 朝食を終え、フロントに7時半に集合する。乗り鉄仲間のTさんは仕事の関係で夜行バスで今朝着いて、すぐチェックインし、シャワーと朝食を済ませたそうで、その行動力に驚かされる。 

 一行はAコース、Bコースに分けられていて、私はAコースになっている。男性のみ20名という構成で見るからに強者、百戦錬磨といった連中たちだ。大半が大型の一眼レフカメラを持っている。 

 JRの職員による動画撮影もあり、困る人はあらかじめ申し出てほしいとの話があり、動揺する人もいたがTVなどで放送されるのではないようだ。

 ホテルを出ると結構しっかりした降りの雨だったが、駅までは近いので皆傘をささずに小走りで進んだ。

2021年12月24日 (金)

秋田で車両センターめぐりの旅(由利高原鉄道鉄印)

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 矢島駅16時24分着。駅構内の観光案内所で鉄印をゲット。鉄印収集を始めてまだ3つ目だが、今までは書き置き印というものしかもらったことがなかったが、ここでは直書きしてもらえるようになっている。観光案内所の人が面前でサラサラと記帳してくれるのだ。人により上手い下手はあるだろうが、このほうがありがたみがある。記帳がにじまないようにはさんでくれた紙片はなんと国鉄時代のディスカバージャパンのスタンプだった。今から50年くらい前の国鉄の旅行キャンペーンのものなので貴重すぎるレア物だ。鉄印は私の他にもふたりがお願いしていた。

 なお私は観光案内所の人に書いてもらったのだが、ここの土産物屋さんにはまつ子さんという主のような人がいて、その人に書いてもらうこともできる。

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 こちらがまつ子さん。発車の時にわざわざ見送りに来てくれた。

 矢島からの帰りに隣のボックスに座っていた女性が「ちょっとお話を聞かせてもらっていいですか。観光の方ですか、お仕事の方ですか」と声をかけてきた。その後どこから来たとか、矢島線に乗った理由とか、旅の目的とか、どういう切符を利用しているのかとか、食事はどういうところでするのかとか、いろいろ聞いてくる。何かの取材かと思ってていねいに答えてあげたが、地元の市議会議員の方だった。地域の諸課題について、ひろく意見を聞いているようだ。

 鉄印帳の話をすると興味を持ってくれて、写真を撮っていた。私が矢島駅滞在わずか20分だったというと残念がっていたが、私の他にも乗るためだけ往復した人がいることも教えてあげた。特殊な趣味の話なのでどれだけ市政に活かせるかは分からないが、がんばっていろいろ取り組んでいる方なので応援したい気持ちになった。

2021年12月23日 (木)

秋田で車両センターめぐりの旅(由利高原鉄道)

 14時30分発の羽越線で羽後本荘に向かう。701系2両編成だ。座席が全部埋まるほどの乗車率だ。 

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 高台から海を眺められる区間もあり、絶景を楽しむ。 

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 15時18分羽後本荘駅着。最近駅舎が建て替えられたようだが、駅前広場はまだ整備中だった。駅の反対にも新しい出口ができていたが、それまで出口がなかったところなので、駅前らしさはまったくなかった。9_20211130112501

 ここから由利高原鉄道鳥海山ろく線で終点の矢島まで向かう。由利高原鉄道の鉄印をゲットするためだ。羽後本荘駅の改札はJRと由利高原鉄道で別なのに中に入ると一緒になっており、東北地方の私鉄併設駅でよく見かけるパターンだ。ホームも隣り合っている。改札を1ヶ所に集約したほうが双方にとってメリットがあるように思うのだが。 

 由利高原鉄道はかつての国鉄矢島線で私は1983年12月に初乗りした。その後第三セクター化されてから2度乗車し、今回が4度目となる。

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 15時45分発の列車に乗る。1両編成で客は10人ほどだ。ボックスタイプの座席で、間にテーブルがあるのがありがたい。しばらく羽越本線と並走し分岐したところが最初の駅薬師堂。子吉駅は簡易郵便局を併設していた。 

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 鮎川駅手前では登録有形文化財に指定されている鮎川小学校が見えた。昭和20年代の木造校舎だ。 

 線内で唯一交換可能駅前郷では、交換した列車の後部車両が貸切で、車内で宴会をしていた。徐々に日が暮れ、16時24分矢島駅に到着。国鉄時代は羽後矢島だったが、第三セクター化後は単に矢島となった。

2021年12月22日 (水)

秋田で車両センターめぐりの旅(泉外旭川駅)

 秋田駅に13時02分に到着し、この後はフリータイムとなっている。最近鉄印を集めているので、ここまで来たから由利高原鉄道に行ってみようと思っているが、次の列車まで1時間半もあるので、その間を利用して秋田駅の隣に今年3月に開業した泉外旭川(いずみそとあさひかわ)駅に行ってみることにした。使用する乗車券は大人の休日倶楽部パスの秋田フリーパスにした。これだと秋田県内のJRはもちろん由利高原鉄道などにも乗れて1,880円なのでお得だ。

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 秋田発13時33分の弘前行きに乗車し、次の泉外旭川駅で降りる。この駅は上り線と下り線の間が空いていてその間に駅舎がある構造となっている。ちょうどアルファベットのHのような形をしたホーム配置で横棒のところに駅舎がある。駅舎が線路にはさまれた位置にあるので駅の外に出るには線路の下の地下道を通って行くようになっている。 

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 なお駅名の表記をよく見ると、泉・外旭川と区切るようだ。泉町と外旭川町にまたがってできた駅のようだ。 

 駅舎や駅前を見学しホームに戻ると、上り列車が15分遅れとのアナウンス。JR東日本アプリで列車の位置情報を確認するとまだ追分の手前のようだ。外が寒いので待合室に戻る。ところがここには案内放送が入らないようだ。待合室から上りホームが見えるので心配はいらないが、下りの場合はホームが見えないので注意が必要だ。 

 結局約20分遅れで秋田駅に戻った。私は14時30分発の羽越線なので遅延の影響はなかったが、14時14分のこまちに乗り継ぐ予定の客には接続が取らなれなかった。 

 

2021年12月21日 (火)

秋田で車両センターめぐりの旅(秋田まで)

 大宮でも数名の乗車があり、これで参加者は確定した。全部で40名くらいで、長野から来ている人もいた。こまち11号は大宮を出ると一気に加速する。関東地方は晴れていて、遠く筑波山も見えている。仙台までウトウトしながら到着。仙台を出ると先日訪れた新幹線総合車両センターが右側に見えた。北に進むに従ってだんだん曇り空となってきて盛岡に到着。なんとここからも参加者が1名乗ってきた。

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 盛岡からは地平に下りる。同じ車両に乗っているのに見える景色がまったく違う。景色が近くに見える。

 添乗員が車内を回って秋田到着後の予定を聞いて回っている。秋田到着後はフリータイムなので、由利高原鉄道鳥海山ろく線に乗りに行く予定だが、線名がスッと出てこず冷や汗をかく。私には国鉄時代の矢島線のほうがなじみがある。

 

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 赤渕を通過し、仙岩トンネルを抜けると秋田県に入る。線路わきには護岸補強もされていない原野の川が流れている。増水時の路盤への影響が心配だが、この付近に新仙岩トンネルを建設する計画があり、先日JRと秋田県で工事に関する覚書が締結された。完成するとトンネル内で160㎞/h運転が可能で、秋田への所要時間の短縮が見込まれている。

 田沢湖駅で上りこまちと交換待ちとのアナウンスがあったが、実際には次の刺巻での交換となった。ダイヤ乱れもないのにこういう間違いアナウンスは珍しい。

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 大曲で進行方向を変え、秋田に13時02分到着。今年が特急つばさ運転60周年になるようだ。デビュー当初は80系ディーゼル特急で、その後181系、485系を経て、新幹線となり大出世した特急だ。

2021年12月20日 (月)

秋田で車両センターめぐりの旅(東京発)

 今回のツアーは11月13日8時30分東京駅集合となっている。参加者は約30名ほどだが途中乗車の人もいるのでもう少し増えるだろう。週末の秋田の天気は雨が降ったり止んだりの予報で気温も低めなので暖かい格好をしてきた。

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 集合は8時半だが、9時08分発のこまち11号に乗るので、時間の余裕がある。受付場所で各人にチケットが渡され直接列車に乗り込むようになっている。添乗員の立場からすると遅れてくる人のことも想定しないといけないから、早めの集合時刻を設定しがちだが、集合時刻を守ってやってきた人は時間を持て余し気味だ。私は東京駅の八重洲口と丸の内口の両方を眺めて時間を潰してからホームに上がった。ツアー一行は15号車にまとめて席が割り当てられていて密な状態で席に座る。私は16番A席で窓側となる。

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 荒川を渡り戸田公園からノッチが上り、今年3月から新幹線の最高速度が130kmに引き上げられた区間になる。埼玉県内大宮以南の新幹線は、騒音被害の見返りで最高速度が抑えられるとともに、埼京線が新設されたり、線路脇に幅20mの緩衝帯が設けられたりした。開業当時は埼京線の103系で爆音をまき散らしながら走行していたから、新幹線よりも埼京線の騒音被害の方が大きいという皮肉な結果になった。

 その後、埼京線も205系を経てE233系となり走行音も静かになった。9時31分大宮着。大宮駅までの最高速度引き上げによる時間短縮はわずか1分だが、こういう小さな積み上げにより、交通機関のスピードは進歩していく。

 

2021年12月19日 (日)

秋田で車両センターめぐりの旅(初めに)

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 日本の旅・鉄道の旅サイトで「乗って、撮って、触って、楽しめる秋田で車両センターめぐり」と題するツアーが発売された。秋田駅から秋田総合車両センター秋田南センターに直通する臨時列車に乗ってセンター内を見学し、さらに秋田総合車両センター(土崎地区)へ移動して機関車の添乗体験などができるのだ。イベント自体は1日の行程だが、ツアーは東京出発で秋田で前泊し、翌日イベントに参加して再び東京に戻って来るようになっている。旅行代金が65,800円と高額であるとともに、往復新幹線利用、ホテル宿泊がセットなのも私には不便だ。私は乗り鉄に属する人間だが、最近は片道4時間もかけて秋田まで新幹線で行くより、飛行機で行って空いた時間を現地での行動にあてたいと思うようになっている。人生も残り少なくなり、残された時間を有効に活用したいのだ。

 それから首都圏に住んでいる人ならまだいいのだが、秋田に住んでいる人がこのツアーに参加しようとする場合、東京までの往復で余計な出費と時間がかかってしまう。こういうイベントは現地集合現地解散が良いと思うが、昨今の旅行会社の経営状態を勘案するとそうもいかないのだろう。こういうことは結局利用者離れを招き自分の首を絞めることになるのではないだろうか。それはともかく未乗の区間に乗れるまたとない機会なので、乗ってみたい気持ちは変わらない。なんだかんだいいながらも参加を決めた。

2021年12月18日 (土)

広電江波車庫見学の旅(帰路)

 江波車庫撮影会が終わり、ツアー一行は最終的に新山口まで帰るが、参加者の3分の1ほどがここで離団した。私もここから帰る。

 江波車庫には再び新しいバスがやって来ていて、これで帰るようだ。バスの乗り換えが2回も発生し迷惑を掛けたということで参加者全員にもみじまんじゅうの手土産が渡された。スケジュールへの影響はなく、私は何の被害も被っていないのでこちらのほうが恐縮してしまう。私は広島空港ですでにもみじまんじゅうを買っておいたので、これからしばらくもみじまんじゅう漬けの食生活になりそうだ。

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 江波車庫でバス組と別れ、江波発16時06分の横川行きに乗車する。ちょうどバスも車庫を出発したところでしばらく並走する。お互い手を振り合って最後のあいさつを交わした。同行のSさんは岩国空港から羽田に帰るとのことで土橋電停で別れ、Tさんとも横川駅で別れる。

 横川発16時42分発の電車で広島駅に行き、17時06分ののぞみ118号に乗り換える。駅弁などを買ってホームに上がると、広島始発なのですでに入線していた。

 帰りはエクスプレス予約の特典でグリーン車に乗る。ポイントの有効期間は本来1年なのだがコロナの影響で延長され、古いポイントが失効せず使えた。グリーン特典は距離にかかわらず適用されるので東京・新大阪間くらいではもったいないから、ちょうど良い区間で利用できた。

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 夕食には少し時間が早いが発車とともにさっそく駅弁を食べる。かきめしを買った。ビールは宮島ビールという地ビールがあったので、それを選んでみたが製造者は沖縄だったのでちょっとがっかりする。車内販売でビールをもう1本買おうかと思ったら、新大阪までは車内販売が乗務しないとのこと。

 自由席は混み合っているらしく、座席に荷物を置いての利用を遠慮するようアナウンスが流れている。グリーン車はそこまで混んでいないが、それでも最終的に50%程度の混み具合になったから、旅行需要はかなり回復してきたようだ。

 次回は2週間後に秋田に行く予定で、このところイベントづいているが、コロナの感染が早く収束して、自由に旅に出られる時期が来ることを願っている。

2021年12月17日 (金)

広電江波車庫見学の旅(江波車庫撮影会)

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 江波車庫内で再び撮影会となる。ちょうど西日が差し込む時間帯で逆光となりコンディションは悪いが、逆光を回避するためカメラを地面に近づけながら撮影する。

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 今回のみ広電オリジナルの150型車両が撮影できるように車庫から特別に出してくれた。このツアーは来週、再来週も予定されているが、次回にこの車両が撮影できるか分からないのでそれまでSNSにはアップしないようお願いされる。

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 右は600形。かつての西鉄北九州線の車両。私は1985年に西鉄北九州線に乗っているので懐かしい。戸畑線、枝光線という分岐線もあった時代でデルタ線形式で路線が延びていて、全線で40km近い長大な線路網を有していた。左は200形ドイツハノーバー市電。

 

2021年12月16日 (木)

広電江波車庫見学の旅(江波車庫乗り入れ)

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 千田車庫撮影会が終了し、車庫内からレトロ電車に乗って江波車庫に向けて出発する。

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 レトロ電車は1両の長さが短く、定員が少ないので参加者全員が座るとキツキツで身動きの余地もない。運転台は客室の外側にあり、運転士は吹きっさらしだ。冬は相当寒いだろう。14時50分出庫。ここからの出庫は去年も体験した。

 普通の路面電車はボギー台車が前後に付いているが、このレトロ電車は一つのボギー台車の上に車体が乗っているだけなので上下のピッチングが相当に激しい。めったに運行されないレトロ電車なので沿道ではこれを目当てに撮影している人が多い。原爆ドーム前の太田川橋梁付近が最も多かった。路面電車の撮影はいくら頑張ってもクルマにさえぎられる可能性が高いので満足できる写真は撮りにくいだろう。自転車で追いかけながら撮影ポイントを回っている人もいてご苦労さまだ。

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 いよいよ江波電停に到着。ここから先の乗り入れはツアー予約時点では確約できないとの話で最後まで不安だったが、電停で下されることもなく車庫内へと進行していき、車庫のいちばん右の6番線に停車した。

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 距離は江波電停から100m程度だろうが普段乗れない区間に入ることができて大満足だ。他の客も同様だろう。

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 こちらは車庫内から江波電停方向を撮影したもの。

2021年12月15日 (水)

広電江波車庫見学の旅(千田車庫)

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 千田車庫に着いた我々はここで写真撮影会となる。今までは添乗員のみだったが、ここから防長トラベルで鉄道に詳しい男性も加わった。おそらくこの方が今回のツアーの企画担当者だろう。Tさんは以前別の会社の鉄道系ツアーで見かけたことがある人だと言っていた。

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 広電は各地で使用されていた路面電車を引き取って使用しているが、今年は神戸市電移籍50周年らしい。そのうち今も2両が今も現役として使用されている。

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 その50周年記念の570形車両に、11月14日投票の県知事選挙用の広告が施されていた。この車両は他の車両に比べて車幅が狭いので広告を掲示しても車両限界を超えないとのこと。オリンピック陸上400mリレーの山縣亮太さんが投票を呼びかけている。広島市の出身のようだ。

 これから乗車するレトロ電車は年に数回しか使用されず、前回は1年前とのこと。昨年千田車庫から皆実町六丁目電停を経由する臨時列車が運行されたが、その時に充当されて以来だろう。

2021年12月14日 (火)

広電江波車庫見学の旅(千田車庫まで)

 海自カレーを食べ終え、ここからバスで広電千田車庫に向かう。私は呉から途中参加なのだが、徳山から参加したSさんによるとツアーバスが途中でラジエターの不具合を起こし、応急処置をしながらここまでやってきたとのこと。先ほど呉湾クルーズ中に添乗員が携帯電話でバスを変える、変えないといったやり取りをしていて不審に思っていたのだが、そんな事情があったようだ。今回のツアーは夜行バスにも使用される3列シートのバスを使用するのもウリのひとつになっていて、別のバスで代替させると約束違反で文句を言う人も出るかもしれないが、私はバスの車種までこだわりはない。

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 代替バスはクラブツーリズム塗装の4列シート車両だった。クラブツーリズム以外のツアーで使用していいのかどうか分からないが、参加者はサプライズに大喜びで写真撮影に余念がない。左が代替バス、右がラジエーターの不具合を起こしたバス。所定の整備は行っているもののコロナでしばらくの間、運行に就いていなかったのが要因らしい。

 クラブツーリズムバスはここから千田車庫までの運行で、江波車庫からの帰りの区間は再び別の3列シートのバスを手配できたとのこと。添乗員は同じツアーで1日に3台のバスに乗るのは初めてと驚くとともに、参加者に迷惑をかけてしまい恐縮していた。

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 バスではTさんと隣同士の席になり、今後の乗りあるきについて情報交換を行う。Tさんは11月3日に行われる185系が館山駅留置線に入るツアーに当選したとのことでうらやましい。12月開催の勝田車両センター入線ツアーで空きがあるので参加しないかとのお誘いがあり、満席で予約できなかったツアーなのでありがたく申し出をお受けする。私も同じように申し込みをしているはずなのにTさんのほうが私より当選確率が大幅に高い。

 呉湾を左手に眺めながら進み、宇品を経由し、広電皆実町六丁目電停を通って、13時45分千田車庫に到着した。

2021年12月13日 (月)

広電江波車庫見学の旅(呉海自カレー)

 呉湾クルーズという名の江田島定期航路往復便乗を終え、12時15分呉港に戻ってきた。ここで昼食となる。自分で店を探してもいいのだが、昨日防長トラベルから電話があり、海自カレーの予約が可能とのことでお願いしてある。

 桟橋ターミナルから道路を隔てた隣の建物でみやげ物の購入や飲食ができ、そこにある呉ハイカラ食堂で参加者の大半が食事をすることになった。

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 長テーブルが並ぶ昔ながらの学生食堂のような座席配置だ。一同が横一列になって食事となる。一人前950円だ。作り置きでルーだけ直前にかけた感じだが、少し甘口のルーがおいしい。旭日旗がライスにさしてあるのが海自カレーらしい。なお呉では海軍カレーと呼ばず海自(海上自衛隊)カレーというのが一般のようだ。

 なお我々は団体だったので学食のような配置で食事をしたが、一般客はサブマリンブースという潜水艦の食堂を模したスペースで食事ができるようだ。

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 食事を終え店を出ようとすると、かつての呉市電の写真が掲げられていた。

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 食後に呉港周辺を散策。行きに見かけてちょっと見かけて気になっていた潜水艦。あきしおという名前で2004年に退役となり、軍事上の機密事項を取り外して船体を展示している。

2021年12月12日 (日)

広電江波車庫見学の旅(呉湾クルーズ)

 呉中央桟橋ターミナルから呉湾クルーズとなる。ここで乗り鉄仲間のTさんも合流した。

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 クルーズ船は11時30分の出向だが、それらしき船が見えない。桟橋には11時30分発の江田島小用港行き定期船が停泊している。おかしいなと思いながらよくよく事情を確認すると、専用船をチャーターするわけではなくこの定期船に乗って江田島を往復するのが呉湾クルーズだった。たしかにこれで呉湾内を見て回れることに違いはない。

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 我々一行は船内の一角に集められ、ボランティアガイドの方から呉の街や呉港の歴史などの説明を受ける。ガイドは3名乗船していてそのうち一人は先ほど桟橋ターミナルで我々を案内してくれたボランティアガイドの女性であった。定期船を利用し、ガイドはボランティアにお願いし、その結果低コストでツアーが運営できるよう工夫されている。ただ定期船なので一般の乗客もいるからマイクを使っての案内ができず説明が聞き取りづらいのが難点だ。

「呉の海軍工廠で製造された戦艦大和は沈没したが、呉の造船技術は沈むことはなく今に引き継がれた」という話があり、世界の3バカのひとつと揶揄された戦艦大和だが、その技術は造船の町呉にしっかりと引き継がれているようだ。時間があれば呉の街をゆっくり散策し歴史を振り返りたい気持ちにさせてくれる内容であった。

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 江田島に着くと5分で折り返しとなるが、我々は乗ったまま折り返し、12時15分、呉港に戻った。

2021年12月11日 (土)

広電江波車庫見学の旅(呉中央桟橋ターミナル)

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 呉駅に10時20分頃到着し、ここから集合場所である呉中央桟橋ターミナルまでは徒歩で10分弱である。

 私は呉線には何度か乗ったことがあるが、呉で途中下車をしたことがなく、従って呉駅を見るのも初めてである。駅の隣には新阪急ホテルもあり立派な駅前である。呉市は人口約20万人、広島県内では広島市、福山市に次いで第3位の都市で、自然の良港に恵まれ、戦前には海軍鎮守府が置かれ、戦後も海上自衛隊が拠点を置き、造船業も盛んな都市である。

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 駅からは呉中央桟橋ターミナルまでは屋根付きの専用歩道で雨に濡れずに歩ける。ちょうど観光列車エトセトラが入線するタイミングで、入線メロディは宇宙戦艦ヤマトだった。戦艦大和が呉海軍工廠で製造されたことに因んでいる。駅メロディは地元ととのつながりがある曲に因むことが多いのでいろいろ勉強になる。

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 桟橋ターミナルに10時30分に到着した。周辺には大和ミュージアムやてつのくじら館など見学施設も多い。ターミナルには防長トラベルのツアーバッジを付けた途中参加者らしい人がすでに何人かいた。

 10時47分バスが到着。意外とギリギリにやって来るものだが、後で聞くとバスのラジエーターの調子が悪く途中で点検していたらしい。桟橋ターミナルからの参加者は7~8名といったところで、ここで徳山から乗ってきたSさんと合流。Tさんもここで合流らしいがまだ来ていない。お二人は昨日、小田急の唐木田車庫に入る列車の乗ったそうで、お互い東奔西走、忙しい週末だ。

 ここから呉湾クルーズとなるが船の出発が11時30分なのでいったん解散となる。

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 ターミナルで時間調整をしていると、観光ボランティアと書かれたパーカーを着た年配の女性が、ここの5階からの眺めがいいから行きませんかと声をかけてきた。時間もあるのでSさんともどもお言葉に甘える。

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 鎮守府、海軍病院、灰ヶ峰、呉市電、造船所の話などをうけたまわる。灰ヶ峰は呉市を見下ろす山で戦前は高射砲が設置され呉の街を守り、現在は気象レーダーが設置されているとのこと。山の標高は737mで呉市の郵便番号も737であることを力説していた。

2021年12月10日 (金)

広電江波車庫見学の旅(空港リムジンバス)

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 広島空港の到着ロビーに着いたのが8時半でこれから乗る呉行きのバスは9時ちょうど発なので少し時間がある。広島空港の場合、到着客もカードラウンジが利用できる旨の掲示があったので立ち寄ってみたが、ワンフライトで1回という制約があり羽田で利用済みの私は利用できなかった。羽田でカードに情報が書き込まれていたようだ。仕方なく展望デッキや2階ロビーにあるお土産店で時間をつぶす。広島に来たので紅葉まんじゅうを買っておく。

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 9時発の呉駅行きに乗車。広電バスの運行で客は全部で10人くらいだ。山陽道経由で東広島呉道路に入る。途中約5分間ほど山陽新幹線と並行して走る区間があった。これだけ長い区間に渡って新幹線と道路が平行している区間は珍しい。

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 阿賀インターで一般道に降りて、最初のバス停が新広駅である。この日は衆議院議員選挙の投票日で、新広駅近くの呉市役所広派出所が会場になっていて、そこへの車で周辺道路が大渋滞になっている。このバスもそれに巻き込まれて新広駅に15分遅れで到着した。呉での余裕は30分くらいあるのだが、この先も同様の渋滞があるかも知れず不安になる。

 新広駅から呉駅に向かう途中にあるトンネルは片側2車線の一方通行方式だが、専用の歩道が付いており、しかもその歩道が透明な専用パネルで道路と完全に隔てられていた。これなら排気ガスや騒音に悩まされずに済む。こういう歩車分離のトンネルは珍しい。

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 幸いその後は渋滞もなく、呉駅に15分遅れの10時20分に到着した。

2021年12月 9日 (木)

広電江波車庫見学の旅(ANA671便)

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 搭乗した機種はエアバスA320で、通路をはさんで両側に3人掛けが並ぶ。私は22列目の窓側を予約してある。幸い隣の2席は空席だったが、全体では7割程度の搭乗だ。通路がベコベコしていてアテンダントが歩くと振動がもろに伝わってくる。最新式の機種のはずだが意外と安普請な構造だ。

 出発10分前にはほぼ搭乗が完了したが、機内アナウンスで20列予約のA様とB様がまだ搭乗していないとのアナウンスがある。苗字だけだが実名での搭乗確認のアナウンスは初めて聞いた。ほどなくA様とB様が現れる。カップルのようだ。

 6時55分には早くもドアが閉まり出発の準備が整った。6時58分にプッシュバックで後退が始まる。朝の出発ラッシュの時間帯だが、離陸前の順番待ちもなく、B滑走路の端に到達するとすぐに離陸した。離陸するといったん右旋回した後、東京ゲートブリッジ上空で左旋回し西へと進路を向けた。

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 この日の羽田付近は曇りだが、雲を抜けると晴れ間が見えて来た。しかし雲にはばまれて下界は見えない。

 機内のオーディオサービスでは、風・ささやかなこの人生、オフコース・緑の日々、長渕剛・長い夜、山口百恵・プレイバックパート2、西城秀樹・ブルースカイブルーなど1970年代から80年代にかけてのヒット曲が選曲されていて全て知っている曲だった。最近のはやりの曲は全く知らないが、この時代なら詳しい。

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 シートディスプレイからの眺め。8時頃着陸体制に入り降下を始め、いったん空港を通り過ぎて左旋回して西側から8時20分着陸した。

 従来は着陸しシートベルト着用サインが消えると乗客はいっせいに荷棚から荷物を取り出してすぐ通路がいっぱいになったが、現在は密回避のため、すぐに荷物を取り出すことは禁じられ、前列の席の人から順番にアテンダントの指示に従って荷物を取り出し、降機するように変わっていた。後席の人は従来からどんなに頑張っても早く降りられないから、この方式のほうが混乱なく降りられ、却ってスムーズに感じた。

2021年12月 8日 (水)

広電江波車庫見学の旅(羽田空港)

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 今回の集合場所は呉桟橋ターミナル10時50分なので始発の新幹線か航空機で現地集合が可能である。ANAのマイルが貯まっていたので、マイル利用で広島空港まで行くことにした。7000マイルで広島まで行くことができる。飛行機に乗るのは1年9ヶ月ぶりである。久しぶりの飛行機なので空港には少し早めに来てみた。出発案内ディスプレイはまだ3分の1くらいが欠航となっている。先日ANAで2割の人員削減を予定しているとの報道があったが、ここのところ感染者数は激減しているが航空需要の回復とまではいっていないようだ。

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 保安検査場はX線検査機器が更新されていて、荷物を乗せるトレイが今までの3倍くらいある大型で深さもあるものに変わっていた。これならば普通のリュックやカバンならはみ出ることなく楽々入る。またペットボトルの検査も無くなっていた。上着を脱いで金属探知機のゲートを通過し制限エリア内に入る。

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 搭乗便は7時ちょうど発のANA671便広島空港行きで59番ゲートからの出発である。出発ゲート前に6時ちょうどに着き、まだ時間があるのでカードラウンジに行ってみた。カードラウンジは営業開始直後なので、入り口に行列ができていたが、中に入るとガラガラだった。ドリンクはコロナ感染防止の関係か、一部のドリンクが紙パックになっており、これなら持ち帰りも可能だ。一方これも感染防止の関係か、朝食の無料パンが無くなっており、これをあてにしていたのでちょっとガッカリだ。ラウンジ内のソファーはソーシャルディスタンス確保のため一つおきの使用となっていて、ペアで来ていた人も離れて座ることを余儀なくされていた。

2021年12月 7日 (火)

広電江波車庫見学の旅(初めに)

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 山口県に本拠を置く防長トラベルから「26名様限定!ゆったり1人掛けシートのバスで行く!広島電鉄のレトロ路面電車を貸切乗車と車庫見学&呉湾」という長い名前のツアーが7月に発売された。このレトロ路面電車は広電の千田車庫を出発して江波車庫で撮影会を行う行程になっている。この案内だけだとレトロ電車が江波車庫に直接乗り入れるのかどうかはっきりしない。私は千田車庫から発車する電車には昨年乗ったので、江波車庫に入るならば乗りたいが、入らないなら乗る必要はない。防長トラベルに問い合わせをすると、江波車庫に入る方向で広電と調整中だが当日急な事情によりできなくなる可能性もあるとのご返事。あいまいではあるものの可能性はありそうなので申し込むことにした。当初9月27日出発コースで申し込んだが、広島県内での緊急事態宣言が解除されず10月31日に振替になった。

 このツアーはバスで新山口を出発し、防府、徳山などで客をひろい、呉湾クルーズ、広電レトロ路面電車乗車というルートで、再び新山口に戻ってくる行程になっている。首都圏や関西から参加する場合、1番近いのが徳山なので当初徳山乗車で申し込んだが、その後呉からの途中参加も可能になった。呉集合ならば早朝の飛行機か新幹線で間に合う。帰りは江波車庫で離団すればその日のうちに帰れるので、広島日帰りというあわただしい行程で行ってくることになった。

2021年12月 6日 (月)

どうなる? 京阪京橋駅のフランクフルト

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京阪電鉄のプレスリリースによると、京阪の駅の売店アンスリーが今後2年程度で業態転換または閉店されるようです。駅の売店はセブンイレブンやファミリーマートに転換されるケースが多く、単独では時代の流れに生き残れないようです。

そうすると気になるのが、京阪京橋駅にある売店アンスリーのフランクフルトが食べられなるのではないかということです。ここのフランクフルトは1975年からの人気商品で、私もわざわざ寄り道して食べたりしました。

現時点では京橋店が業態転換するのか閉店になるのか明らかではありませんが、今後が不透明です。モノ自体は普通のフランクフルトなのですが、駅のホームで食べると不思議においしいフランクフルトです。いつまでも続いてほしい昭和の味です。

 

2021年12月 5日 (日)

書泉グランデリニューアル

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神保町の書泉グランデの鉄道図書フロアがリニューアルされました。従来は6階のみでしたが、5階にもスペースを広げていました。6階はワンフロア全部が鉄道グッズ専門コーナーになりました。鉄道会社別に陳列されていて、大手鉄道会社だけでなく、地方の鉄道会社も充実しています。

一方鉄道図書のコーナーは5階に移るとともに少しスペースが狭くなりました。特に旅行記などの書籍のスペースが小さくなりました。しかし宮脇俊三さんのコーナーが独立して設けられたのはファンとしてうれしいです。

近年はインターネットで簡単に情報が入るので書店も本だけでなく、関連分野に領域を広げたり、得意分野を持っていないと成り立たない時代を迎えているのでしょう。



2021年12月 4日 (土)

ビックカメラカレンダー

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ビックカメラで配られている一枚物のカレンダーです。鉄道日本地図や地下鉄路線図付きで、これを見ているだけで旅行に出かけたくなります。無料で貰えますが、人気なので早く行かないと無くなる可能性があります。

2021年12月 3日 (金)

185系房総半島周遊号乗車の旅(成東駅3番線)

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 誉田駅で中線に入り、進行方向が変わり、16時01分、大網駅手前で本線から分岐し東金線に入る。大網駅は配線の関係上外房線上りから東金線に入れない構造なので誉田で折り返したのだ。東金線に185系が入るのはおそらく初めてだろう。すでに日はかなり傾き始めているが沿線の田んぼの中には多くの撮り鉄がいて、この列車を狙っている。

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 成東で総武本線に合流。東金線の列車は通常成東駅の行き止まり式ホーム0番線に入るのだが、この列車は本線を渡り越した3番線に入った。ここがこの185系臨時列車の最大の見どころだと思うのだが、その様子をしっかりと見ていた人は少なかった。

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 成東駅3番線を16時29分に発車し、総武本線を上っていく。日向駅では本来3分の運転停車のところ対向の特急が遅れたため、この列車は10分遅れで発車した。

4_20211127095401 八街駅には16時46分に到着予定のところ、16時56分頃到着。八街駅は2面3線構造で下り線が島式ホームになっている。この列車はその3番線に入線した。この3番線も普段はあまり利用されておらず、しかも上り線から3番線に入るのは貴重なのだ。

 八街駅は17時06分発のところが約5分遅れての発車となった。このあたりで完全に日が暮れた。車内放送では窓を閉めることをお願いする案内が流れたが、どうも窓を開けて撮影している人がいるようだ。気温も下がってきたのに周りのへの配慮ができない参加者がいるようだ。今までのツアーではこういうマナーに関するアナウンスを聞くことは少なかったが、先ほどのトイレ騒動といえ、この185系に乗っている人の中には変わった人がいるようだ。

 四街道駅に到着。3番線で進行方向を変えて、成田線経由で上野に向かうことになっている。日もすっかり暮れたのでこのまま総武本線を上って両国に戻ってもらいたいくらいだ。せっかくの臨時列車が途中で日が暮れてしまうのでは乗るほうも撮るほうも残念だ。

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 四街道で遅れを取り戻し、17時40分に発車。成田で成田線に転線し、成田線ではいくつかの駅で運転停車しながら我孫子着。その後は常磐線をノンストップで快走し上野駅13番線に19時27分分に到着し解散となった。

 今回のツアーは成東駅の渡り線が大収穫だが、その他にも本納駅、八街駅であまり使われないホームに入線したのも私にはありがたかった。車内での案内放送が乏しいのは物足りないが、チャーシュー弁当はおいしくてまた食べたくなった。

2021年12月 2日 (木)

185系房総半島周遊号乗車の旅(誉田まで)

 12時17分館山発車。太海駅では交換待ちの時間を利用して車内メロディの全鳴らしが行われた。185系には4つのメロディが搭載されている。音鉄の人はスピーカーにマイクを近づけて録音していた。

 安房鴨川での運転停車中、2号車のトイレが壊れていることが判明。185系もデビューから40年も経つので老朽化しており、あちこちにガタが来ているのだろうと思っていたら、誰かが2度に渡り、トイレットペーパーを便器に突っ込んだらしく、車内放送で注意が行われていた。今回のツアー参加者の誰かの仕業であり、そんなモラルのない輩と一緒に旅をしているかと思うと悲しくなる。

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 13時49分勝浦着。ここで約30分間の休憩となる。今年4月にぐるっと千葉鉄道の旅で来て以来だ。あの時は小雨混じりの天気だったが今日はよく晴れている。駅前に漁協直営のお土産屋があったのでここでお土産を調達。列車の乗るだけのツアーなので、ここを逃すと買えるところは他にないから、ここで買っている人も多く、一人で対応しているレジは行列していた。

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 勝浦駅ホームにはかつて運行されていた臨時列車の乗車位置目標がまだ残っていた。13時17分、勝浦発。その後も車内では特段案内放送などもなく淡々と進んでいく。

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 本納駅では後続のわかしお号と普通列車に抜かれるため2番線で待避する。この2番線は普段は1日2本しか入線しないので貴重だ。

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 誉田駅では中線に停車。ここで大網方向に折り返す。

2021年12月 1日 (水)

185系房総半島周遊号乗車の旅(館山まで)

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 今回のツアー参加者にはマルス券風のネックストラップが渡されている。なかなか気の利いた参加証だ。

 9時42分、駅員たちに見送られながら両国駅3番線を発車。すぐに錦糸町で総武快速線に転線する。

 最初にJR東日本の車掌からあいさつのアナウンスがあり、それに続き小田急トラベルの担当者から今日の行程の説明があったが、特に185系に関わる説明や今日の行路での見どころの案内などはなく、あっさりしている。

 千葉までノンストップで進行していく。千葉駅4番線で2分間運転停車した後、内房線を進む。最高時速は100kmくらい出していて、私の車両は電動車なので結構揺れる。

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 木更津10時48分着。ここではドアが開きホームに降りられる。この駅に185系が入ることは今までなかっただろう。隣のホームには久留里線用のキハE130系が入線してきた。この車両にはまだ乗ったことがない。

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 木更津駅を8分停車で発車すると、参加者にお弁当が配られた。チャー弁こと、としまやのチャーシュー弁当だ。千葉のB級グルメで知られる弁当らしい。チャーシューが5枚と漬物、ご飯だけというシンプルなものだが、甘口のタレがかかったチャーシューは柔らかくておいしい。できたてでホカホカ温かいのもうれしい。先週、仙台の新幹線総合車両センターツアーで出たお弁当より数段おいしかった。また食べてみたくなるお弁当だ。定価は720円とのこと。

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 こちらは食後に配られたD型硬券の乗車証明書。お弁当を食べると眠くなり、目が覚めると12時01分館山に到着した。

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 この駅の発車メロディは館山市出身のX JAPAN、YOSHIKIさんの「Forever Love」で、改札階には自分でボタンを押して発車メロディを鳴らせる装置があった。

 

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