体験・体感!新幹線総合車両センターの旅(仙台まで)
日立駅で太平洋の展望を楽しんだ後、8時50分発の普通列車でいわきまで進む。E501系10両編成で客は1両に5人くらいしか乗っていない。いわきでは乗り換え時間が少しあったので駅前を歩いてみる。メインストリートには大きな街路樹が植わっていて電柱も地中化されているきれいな駅前だった。
いわきからは10時25分発のときわ3号仙台行きに乗車。この列車は仙台に直通する列車のせいか混んでいて50%程度の乗車だ。
常磐線は東日本大震災の影響で特にいわき・岩沼間で大きな被害を受け、長らく全通していなかったが、2020年3月に富岡・浪江間が復旧工事が完了し、全線での運転が再開し、特急の運転も行われるようになった。
いわきを出て約30分で富岡着。ここから浪江までが最後に復旧した区間である。駅周辺は特にさびれた様子も感じられない。大野駅では以前は列車交換可能だったが今は単線の棒線駅になっていた。
この付近は基本的には今でも帰還困難区域になっているが、駅周辺などが解除区域に指定されていて乗降が可能になっている。廃墟や耕作放棄地が広がる光景を想像していたが、新しい建物の建築も始まっていて、車窓から見る限りは普通のローカル駅の駅前と変わらない。いままで復旧に尽力された方の努力の現れだろう。
大熊町、双葉町を経て11時14分、浪江着。ここまでの区間は津波の影響よりは原発による帰還困難の影響が大きかったと思われ、線路の移設工事などは行われず、既存の路線がそのまま生かされたようだ。
いっぽう駒ヶ根からは津波による線路が流出した区間で線路が内陸に移設され、一部区間は高架となった。
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