体験・体感!新幹線総合車両センターの旅(山手線品川行き快速電車)
福島で19時32分発のやまびこ62号に乗車する。新幹線ホームに上がると待避線にE7系が回送で入ってきた。おそらく仙台で全検を終えたのであろう。
福島駅新幹線ホームの発車メロディは高校野球でおなじみの「栄冠は君に輝く」だった。作曲者の古関裕而さんが福島県出身の関係だろう。駅メロは先ほどの仙台もそうだったが、地元出身者が選ばれる傾向が高いから、その土地の勉強にもなる。
やまびこはE5系10両編成で、私は自由席に乗ったがガラガラだった。それでも郡山、宇都宮と客が増えてきた。宇都宮では後続のはやぶさ待避で7分停車。19時47分、大宮着。
大宮で新幹線を下車し、新宿へ向かう。今回の工事に伴い、新宿・品川間に約30分間隔で臨時列車が運行され、その列車が普段はあまり使用されない品川駅14番線に発着するのだ。
臨時列車は新宿駅2番線ホームから21時41分に発車する。車両はE231系15両編成でグリーン車も組み込まれている。駅の案内ではグリーン車は営業しないとなっているが、ツイッターなどでは実質的に無料で開放されているとの情報。私は4号車の2階席に乗車。グリーン車の席は半分くらいが埋まる状況である。
渋谷駅に着き、高い位置から工事の状況を眺める。ホームには資材が並べられ、あと1日でホームが完成するようには見えないが、かと言って作業員がせわしなく働いているようにも見えず、監督者からの指示待ちといった様子だ。
渋谷駅を発車し、恵比寿に停車した後、大崎駅の手前で左に分岐し、ホームのない線路を進行していく。ここは普段は成田エクスプレスしか運行していない。私は成田エクスプレスに品川から渋谷方面への乗車は経験あるが、こちら側からは初めてだ。続いて品鶴線が近づいて合流し品川駅構内へと入り、14番線に停車した。大崎方から来て14番線に入る定期列車はないので貴重な体験だ。
大崎で折り返しとなり、新宿へ向けて出発する。14番線から新宿方への発車は基本的にないのだが、10月16日から早朝深夜の一部列車でその運用が始まったようで、その旨の告知がホーム上にあったことを後から知った。
22時18分、折り返し新宿行きとして14番線を出発。大崎駅北側で山手貨物線に合流。再び渋谷駅の工事の様子を見下ろして新宿駅2番線に到着した。
今回の旅は仙台の新幹線総合車両センターに入線できたのが最大の収穫だが、合わせて台車点検コースに参加し、台車の仕組みの隅々まで知ることができて意外な収穫があった。コロナ感染者も減少傾向にあり、今後自由に旅行できる時代に早く戻れることを願っている。
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