小田急車庫めぐりミステリーツアー後編(本線上り)
小田原駅で連結され10連に戻った列車は本線を上り、開成駅を通過した。次回に回されたようだ。
このあたりで時速110kmを出しているとのアナウンス。小田急線で110km運転を行うのはこの区間の前後だけとのこと。高架複々線区間や相模大野から先も線形が良さそうなのだが。京急ならば間違いなく120km運転を行うだろうが小田急はエレガントだ。
新松田を過ぎると、今回のツアーのスジを引いた列車司令の方のアナウンスが始まった。先ほどの小田原の同時発車も私が考えましたと言っていた。小田原の場合、留置線が2本空いて、なおかつ7番線と10番線ホームが空いているのは、1日でも数回しかなく苦労したとのこと。
また、相武台前で下り線を横断して車庫に入るのも「交通量の多い道路を右折信号無しで右折するようなもの」と表現していたが、まさにその通りで、ダイヤグラムを見ながら空きスペースを探して、アナログで今回のスジを引いたとのお話。この方がいなければ今回のツアーは成り立たなかったわけで感謝感謝だ。
また小田急では、線路の方向を示す際、海側山側という表現を使う慣わしだが、本線の場合それで誤解は生じないが、江ノ島線の場合、藤沢でスイッチバックするので、海側山側では間違いやすいので、下り線側、上り線側という表現を使っているとのこと。
列車司令の方の興味深い話を聞くうちに伊勢原で運転停車し後続のロマンスカーを待避する。
その後小田急グッズの抽選会があり、私は8000型のつり革で優先席付近のオレンジ色をしたつり革が当たった。参加者全員に一般のつり革が配布されたので2本セットとなった。
相模大野駅通過時には本来ならばロマンスカーはホームのない中線を通過するが、この列車は上り3番線ホームを通過した。相模大野のホームを通過するロマンスカーもまた珍しい。随所に仕掛けが施されていて気が抜けない。
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