1999年ケーブカー完乗旅行(スカイレール)
広島に12時18分に到着し、12時37分発の山陽本線上り電車で瀬野着12時56分着。瀬野駅到着前から左手にモノレールの桁が見えていたが、本当にあの斜面を登るれるのかというほど急勾配が見えている。
13時ちょうど発で出発。車内は座席が8人分。小型のゴンドラといった感じ。客は初乗りに来たと思われる親子連れ二人と私で合計3人。乗った感じは揺れないロープウェイといった印象。見晴らしは申し分なく良く、ひな段状に造成された分譲地の上を行く。斜面の下の方は、多くの家が完成しているが、上に上がるほど人家が減って行く。約6分で終点のみどり中央に到着。駅前に出るが、駅前にこれほど何もない駅は、はじめてだ。土地の区画整理は完全に終了しているが、建物は300メートルほど先に人家が1軒見えるだけ。それ以外は駅しかない。この駅を利用する人は現在のところ、スカイレールを乗りに来た人だけで、本当の地元のひとがほとんど利用しない変わった駅だ。
帰りは13時18分、時刻表にない便で発車。乗客数に応じて臨機応変に運行できるシステムなのだろう。
みどり口駅に戻り、記念のテレホンカードを買っていると中から職員が出てきて、「どちらから来ましたか。今日も4~5人お見えになりましたよ。井原線には乗りましたか」と、話し掛けてきた。この人は元西鉄の技術系の職員だそうで、このスカイレールは分譲地に人を呼び込む先行投資で、将来はここは数万人都市になると説明してくれた。
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