新型コロナウイルスの感染防止で札沼線が本日前倒しで廃線
札沼線の北海道医療大学前・新十津川間が前倒しで本日4月17日に廃線となることが急きょ昨夜決定しました。新型コロナウイルスで全国に緊急事態宣言が発令された関係で、感染の拡大を防ぐ趣旨のようです。実はおととい4月24日を最終運行とするという通知が出たばかりでした。廃線となると多くの鉄道ファンや一般の利用者が集中し、3密状態になるのでやむをえない措置と思いますが、こういう形で最終運行を迎えることは極めて珍しいです。すでに代替バスの運行は始まっているので、本来の利用者には影響ないというのも前倒しの判断の要因になったでしょう。最終列車は本日10時新十津川発の列車です。この列車がクラスターにならないことを祈ります。
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異例のラストランになりましたね。私はいわゆる「葬式鉄」には無縁ですが、新十津川という地名には惹かれるものがありました。司馬遼太郎の紀行モノで十津川村が出てきたとき、洪水被害で北海道に移住することになった奈良県の人々が作った集落が新十津川だと知って納得した思い出があります。初めて新十津川を訪れた時、意外と開けた土地だと思いました。函館本線の砂川から新十津川駅まで利用したタクシーの運転手さんと楽しく会話しました。
札沼線の起点の桑園駅に着いたとき、JR北海道の本社ビルがあって、ここがJR北の総本山かと思いました。いまJR北は社員の一時帰休まで実施しなければならないくらいに経営の危機を迎えています。ラストランどころの話ではないのですね。
投稿: railway | 2020年4月17日 (金) 10時21分