京阪電鉄ほぼ乗りつくしの旅(いまざとライナー2)
私は15時15分発のバスに乗った。オレンジ色の車体でいまざとライナー専用の車両となっている。長居駅前発車時点で座席はほぼ満席となっていた。車内の様子は一般の路線バスと異なるところはない。ただし次の停留所名を放送する際、「次は〇〇に停車します。〇〇を出ますと次は× ×に停車します」と言っている。鉄道の快速電車などに乗車したときに聞くアナウンスと同じアナウンスがバスの中で聞けるわけだ。ちょっと違和感を感じたが途中のバス停を通過するバスならではのアナウンスと感じた。
バスは途中の小さな停留所を通過しながら進んでいくが、名古屋の基幹バスや気仙沼線のBRTのように専用レーンをいくわけでもないので、要は単なる急行バスなのだ。こんなものを運行しないと延伸に伴う需要予測を立てられないのだろうかという気がする。バスの急行運転なので途中で緩急接続があるわけでもなく、利便性が特段向上するわけでもない。休日で交通量が少ないため、途中の停留所で時間調整をしながら進み、今里駅に到着した。
いまざとライナーを今里駅で下車し、そこから地下鉄の今里筋線に乗り換え、さらに鴫野でおおさか東線経由で新大阪まで向い、新大阪で新幹線に乗り換え帰路についた。今回は1白2日の旅行で少しタイトだったので帰りの新幹線もグリーン車にした少々贅沢であるが明日以降の仕事に影響及ぼさないためにも必要な投資である。
これで「京阪電鉄ほぼ乗りつくしの旅」を終わります。
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大赤字の今里筋線を作るときになぜこれをやらなかったのか理解に苦しみますが
足の不自由な人にとっては乗るまでの距離が近いため、鉄道よりバスのほうがいいそうなので
定時性はないにせよ鉄道並みの感覚で乗れるバスはなかなかよい政策なのではと感じます。
今里筋線はホームが地下深いので、健常者でもホームに行く時間とホームから出る時間を考えると多少遅延してもバスのほうが早いなんてこともありそうです。
問題は便の少なさでしょうか。ほぼ満席とはいえ、地下鉄並みの本数で走らせたら3分の1程度になるわけで鉄道での延伸は厳しいですね。
投稿: ふぉ | 2019年11月 1日 (金) 22時20分
ふぉ様、おはようございます。
延伸すればそれなりの需要は発生するのでしょうが、バスに乗る限りは地下鉄を延伸するほどの需要はなさそうでした。こういった実証実験をやらないと納得しない人がいるのでしょう。
しかし今回乗車した時にも車イスの人がいたので、高齢者や体の不自由な方にはバスも必要だと感じました。
投稿: ミスターK | 2019年11月 3日 (日) 08時11分