流線型の鉄道
10月14日までの予定で旧新橋停車場鉄道歴史展示室で「流線形の鉄道」展が開催されています。
鉄道のスピードアップに伴い空気抵抗を減らすため車体が流線形になるのは最近の流れではなく、1930年代頃が最初のようです。
アメリカでは鉄道のみならず、飛行機や乗用車でもそういった動きが高まり、当時のデザイン画や模型の車両などが展示されていて、今見ても美しいと感じられます。
日本でも1934年に既存のC53蒸気機関車を改良し流線型の機関車を完成させました。その後それを発展させたC55蒸気機関車やEF55電気機関車などが誕生しました。
しかし流線形にすることで車体の整備点検に手間がかかったり、第二次世界大戦の影響でデザイン面まで手が回らなくなったりして、その動きは途絶えました。
今の流線形車体は、のぞみにしても、はやぶさにしても空力的には優れているのでしょうが、1930年代のような美しくかつ夢のある車両は少ないように思います。今から100年近く前にこんな夢のような乗り物が活躍していたなんて驚きです。皆様もぜひ一度訪問されてみてはいかがでしょうか。
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