2019年北海道鉄道遺産めぐりの旅(太平洋石炭販売輸送)
ホテルで朝食を済ませ10時少し前に出発した。まず向かったのが釧路市立博物館である。私は2年前に釧路に訪れた際に「釧路・根室の簡易軌道」と言う書籍を購入したが、その増補改定版が出版され、それを買い求めるためだ。道東の簡易軌道は北海道遺産登録によりここ1、 2年で急速に認知度が高まった。その功績として大きいのがこの著作だ。増補改定版でページ数が40ページも増加したのに、定価は1,000円で据え置きと言ううれしいことになっている。私は前回分も購入したのだが、今回も購入してみた。まだ前回分との読み比べができていないが、早く読み進めてどこが新しく加わった部分なのかしっかり把握しておきたい。
釧路市立博物館で「釧路・根室の簡易軌道」を購入した後、太平洋石炭輸送販売の知人駅跡に行ってみた。かつてはここで石炭列車が石炭を放出し、それをベルトコンベヤーで釧路港の貨物船に積み込んでいたが、今年3月で運行休止(実質的には廃止)され、今は跡地が広がるばかりである。
そこから春採駅に向かったが、既に踏切が撤去され、車が一時停止せずに通行できるようになっていた。
しかしさらに進んで春採駅近くの踏切に来たところ、そこにはまだ踏み切りが残っていて車が一時停止しなければならなかった。廃止されたのは3月だから工事が進行中で場所によって扱いが異なっているのかもしれない。
その踏切近くにある春採駅では機関車や貨車が今にも動き出しそうな感じで駅構内に停留されていた。こういった産業遺産を何らかの形で保存できる方法があればいいと思う。
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