2019年北海道鉄道遺産めぐりの旅(道の駅あびらD51ステーション1)
三菱鉱業美唄鉄道の見学を終えて、道の駅あびらD51ステーションへと向かった。この道の駅は、かつて機関区があり栄えた室蘭本線追分駅近くにあり、今年開業したばかりだ。その名の通りD51が静態保存されているのだが、それとともにディーゼル特急キハ183系も静態保存されている。キハ183系は静態保存にあたり、クラウドファンディングで資金を調達し、車体の整備を行うとともに国鉄色に塗り直されたのでぜひ見ておきたかった。
その道の駅に向かう途中、ロードサイドでにぎわっているアイスクリーム屋があったので反射的に立ち寄った。アイスの家という店で、ミルクたっぷりのソフトクリームでコーンからあふれんばかりだ。ミルク分が多いせいか、食べているうちにどんどん溶けてきた。
ソフトクリームを食べ終え、さらに車を進め、道の駅あびらD51ステーションに到着した。道の駅の一角にキハ183系が止まっている。スラントノーズと呼ばれる独特の先頭形状が特徴的だ。私は1983年2月の北海道旅行の時、初めてこの車両に乗った。釧路まで夜行急行まりもでやってきて、そのまま折り返しのおおぞら2号に乗った。力強いエンジン音でダイナミックな走りを楽しませてくれた。釧路、帯広付近では積雪も大したことはなかったが、石勝線の山岳区間では豪雪地帯に変わった。しかし、それをものともしない走りだった。当時の北海道の特急は老朽化したキハ82系が中心だったので、新型車両は力の差を見せつけていた。その車両も登場から35年、すべて引退し今やこのように静態保存される時代になった。
車内のシートはデビュー当時は茶色だった記憶があるが、今はワインレッド色になっている。網棚が鉄パイプ式なのは時代を感じさせる。
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