2019年北海道鉄道遺産めぐりの旅(増毛駅)
夜半に津軽海峡沖を通過した際には揺れが大きくなったが、その後は穏やかな航行で進んだ。小樽港には定刻4時30分に着岸した。
新日本海フェリーの下船は着岸前から車両甲板に下りて、同乗者も含めて乗車して待機することができる。太平洋フェリーや商船三井フェリーでは着岸まで車両甲板に入れないのとは対照的だ。フェリーは会社によって乗船下船の仕組みがかなり異なっている。
着岸後はタラップの取り付けなどの準備があり、私が実際に下船したのは4時45分頃だった。下船は乗用車、バイク、大型車の順番で行われ、乗船とは逆になる。
私は自衛隊のジープに続いての下船となった。船内で迷彩服の自衛隊員を数名見かけたし、以前も別のフェリーで自衛隊員を見かけたことがあったから、本州と北海道を行き来する自衛隊の任務は多いのかもしれない。
スロープを降りるといよいよ北海道だ。この最初の一歩がなんとも言えない。丸一昼夜かけてここまでやってきた実感をかみしめる。
これから日本海沿いに増毛まで進む。4年前に来た時は警察のお世話になるという失態を演じたが、今回はしっかりと交通法規を守って無事故無違反で行きたい。
石狩川を渡ると海沿いを走るようになり、時々海水浴場やキャンプ場を眺めながら進んでいく。早朝にもかかわらず大勢の利用者がいる。
小樽港から一般道を走り続けること2時間半、7時15分旧増毛駅に到着した。駅跡に着くと大型観光バスが2台停車していて、そのほかにも多くの乗用車が停まっている。廃駅巡りもここまで市民権を獲得したのかとびっくりしたが、ここから札幌観光に出かける人だちの集合場所として利用されているのだった。一行は日本ハムファイターズの試合の応援に行くようだ。
駅舎は現役時代よりもキレイにリニューアルされていた。時間が早いので中には入れなかったが、駅舎内には増毛駅や留萌線に関する資料が展示されているのが見えた。
ホームには車輪を利用したオブジェが設置され、駅名標は昔のまま残っていた。
しばらく撮影しているとライダーが現れ、私と同じように写真を撮り始めた。早朝にもかかわらずその後も写真を撮りにチラホラと人が現れたから人気スポットには違いないようだ。
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