近鉄ビール電車の旅(引上げ線入線)
今回ビール列車に乗ったのは、それ自体も目的の一つなのだが、橿原神宮前での降り返し時に通常は乗れない引上げ線に乗れるからだ。列車は大和八木に近づくとスピードを落とし始めた。これから大阪線から橿原線への渡り線を通るためだ。この渡り線には6年前に乗った。今回は夜なので窓外ははっきりは見えないが、もう一度しっかりと目に焼き付けておきたい。私の席は運転席のすぐ近くにあるので好都合だ。
この分岐の様子を眺めているのは私の他にもう一人いた。ビール電車なので鉄道ファンは少ないと思われたがそうでもないようだ。大和八木駅の手前でいったん停車したのち、右に分岐しながら下っていく。その人が「これから列車無線を切り替えますよ」と教えてくれる。橿原線への合流部分の手前の信号で停車した時に、運転士が車内のボックスを開けて列車無線の切り替えを行った。
そこから5分ほどで橿原神宮前駅に停車する。車内アナウンスでは、この駅で15分間トイレ休憩することと、降りたホームと乗るホームが別になることをしきりに放送していた。
私は当然のことながら下車せず、車内にとどまる。列車はトイレ休憩の客を下車させるとすぐに発車した。構内踏切を渡り、左に分岐しながら引上げ線に入り停車した。
ここで方向交換するので運転士は車両を降りて、車外から反対側に移動した。私は車内から移動し、反対側の運転台に移動した。
これから入るホームには特急車が止まっているため、すぐには入線できない。
特急電車が発車すると、誘導信号機が出発に切り替わり、1番線に入線した。これで私の目的は達成した。
« 近鉄ビール電車の旅(ビール電車) | トップページ | 近鉄ビール電車の旅(石切夜景) »
「旅日記」カテゴリの記事
- 新潟車両センター乗り入れの旅(大宮横丁)(2023.11.28)
コメント