ホビーのまち静岡トレインツアー(岳南電車)
清水港線の廃線跡を楽しんだ後、東海道線を上って岳南電車に乗りに来た。かつては岳南鉄道と呼ばれていたが、富士急の傘下に入り、岳南電車を名乗るようになっている。私は1984年に初乗りしたが、それ以降乗っていないので35年ぶりの乗車になる。吉原駅西方にある階段から乗り換える。
JR用の自動改札があり、そこを出たところが岳南電車の乗り場である。自動券売機すら無い駅で全て手売りだ。令和の時代になったが、ここにはまだ昭和が残っていた。この窓口で一日乗車券を購入する。
車両は元京王の5000系で、こどもの頃京王線沿線に住んでいたので懐かしい。運転席の窓ガラスがパノラミックウインドーと呼ばれカーブしているのが特徴だ。関東の私鉄で初めて冷房車を導入した車両としても知られる。車内はボックスシートに改造されていた。
11時20分に吉原駅を発車。京王5000系の加速はスムーズで乗り心地はソフトだ。車齢は50年くらいのはずだからすばらしい。岳南電車はどの駅からも富士山が眺められるのがセールスポイントだが、今日は曇り空で残念ながら富士山は見えない。列車は2両で20人ほどの客を乗せてガラガラで走る。後乗り前降りのワンマン運転である。
そんなこんなのところを走り、新幹線の下をくぐると終点岳南江尾に到着した。21分の乗車で、昨日グランシップで岳南電車の担当者が「全線乗っても21分。飽きる前に終点に着く」と言っていた言葉の通りで、退屈する前に終点に着いた。
折り返し11時56分発の電車で吉原に戻り、その後東海道線の普通列車で家路に着いた。
今回は西浜松貨物駅と静岡車両区に入線でき、貴重な体験であるとともに、静岡鉄道、岳南電車にも久しぶりに乗車できて懐かしかった。またスギテツの鉄道コンサートも思いのほか良く、趣味の範囲が広がった感じがした。これで「ホビーのまち静岡トレインツアー」を終わります。
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「旅日記」カテゴリの記事
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イベントの内容フルセットといった感じで全てが楽しめるならいいですが、皆さんかなり持て余している感じですね
人数があまり多くなかったのもうなずける気がします。
岳南鉄道は違和感があると思ったら富士急からの移籍車両ですね。
普段は1両の列車がトコトコ走っている感じですが1両廃車になりこの2両編成で置き換えたようです
1両に改造するのをあきらめたのか、通勤需要などを見込んでなのかは不明ですがクロスシートで快適そうですね。
投稿: ふぉ | 2019年7月 8日 (月) 20時08分
ふぉ様、おはようございます。
鉄道ファンを2日も楽しませる内容のツアーでなかったです。
投稿: ミスターK | 2019年7月 9日 (火) 06時03分